2019年05月16日

ラ・ラ・ランド(DVD鑑賞)     生きる道はひとつ


「My いつか観るリスト」からのもう一本は『ラ・ラ・ランド』(デイミアン・チャゼル監督)です。

 L.A.を舞台に女優の卵ミア(エマ・ストーン)と売れないピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)の恋の顛末を歌と踊りで綴ったミュージカル作品です。2017年の日本公開、話題になりましたねー。


ラ・ラ・ランド チラシ.jpg


 よかったです!
先ずは物語に、そして音楽に、心を込めて拍手を送りたい気持ちになりました。

そんなにミュージカル色が突出していない演出でした。「踊って歌って」はさほど多くなく、中盤はミアとセバスチャンの物語をひたすら追う感じでした。
それでも!グリフィス天文台でのダンスシーンにはもう本当にうっとり!

深く濃い藍色の空、煌めく星たちを背に舞い踊る二人の姿。スクリーンで観たらもっともっと素敵だったことでしょう。劇場で観たかったなぁ。


ほろ苦い結末。
“運命の人”的な二人だったのにこういう結末もあるのですね。
「あったかもしれない」別の人生を思うとき、今のこの年齢での鑑賞だからこその涙がありました。

あの“もう一つの世界”は思うにセバスチャンの視点での世界であり、そこにセバスチャンとミアの微妙な心の温度差を感じてしまったのは否めません。
二人とも“元々の夢”は叶ったけれど、セバスチャンは欠落したままの“何か”をずっと引きずっていた気がしました。それだけに、あのラストのセバスチャンの表情がとても切なく感じられた私です。愁いをたたえた微笑みと極々小さな頷きは「これでよかったんだよ」というミアへのメッセージだったのでしょうか。

テーマとなっていた曲「ミアとセバスチャンのテーマ」、そして「City Of Stars」は何度かアレンジを変えて登場します。他の楽曲も含めて全てがその時々の二人の心を物語っていて、観る者を作品の世界にいざなってくれていたと感じました。やっぱりそれこそがミュージカル映画の真髄ですよね。
イタリック文字のような[The End]にもジーンと余韻が残りましたよ。

返却するまでに、と 2回観ましたが結末を知ったうえで2回目を観ると更に切なかったです。
同監督の『セッション』もリストに入れていますので是非観なくては!



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日本酒3種飲みくらべセット。
美酒を前に心の中で“踊って”いました。


posted by ぺろんぱ at 20:40| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記