アースシネマズで『GODZILLA キング オブ モンスターズ』(マイケル・ドハティ監督)を観ました。
実はモンスター系パニック映画好きとして押さえておきたい一作でした。・・・と言いつつ終映間近での駆け込み鑑賞でしたが。
ゴジラだけでなく色んな怪獣が出てきます。
キングギドラも、ラドンも、モスラも! ケン・ワタナベも出てきます(←モンスターじゃないけど)。
とにかく、大暴れするモンスター達を“スクリーンで”観ることができて幸せでした。
デジタルで造られたものと分かっていてもその迫力には圧倒されました。それにしても今日のVFX技術、CG技術…凄いものなのですね、改めて思い知らされました。
モンスターのキャラ設定は昔ながらの作品の流れが踏襲されていて、ヒールであるキングギドラと正義の味方ゴジラとの“真のキング”を巡る対決には前のめりになって見入ってしまいました。
ゴジラを救おうとする美獣モスラの“ひと刺し”には感涙。
人間ドラマも勿論あります。
怪獣との共存を図る研究者仲間、その中にかつて居た夫婦とその子ども、それぞれの物語が交錯していきます。
正直に言って既視感が拭いきれない感じではありましたけれど、妻であり研究者でもあるエマを演じたヴェラ・ファーミガは好きな女優さんの一人なのでそれはそれで良し、です。
渡辺謙が最後にカッコイイ役なのは、ゴジラ映画ということでの日本人への最大の礼儀なのでしょうかね。実際、ハリウッド映画で字幕付きの日本語が流れるってなんだかジーンときてイイものでした。“Goodbye, old friend.”
環境テロリスト(どこまでも怖い奴ら)が説く「地球を崩壊させるのは人間の悪業であり、怪獣たちの復活で人間を滅ぼし世界の蘇りを果たす」という思想は、極論でありながらもその端緒となるものはある意味で真理を突いていました。
劇中、「傷を癒すのは傷をつけてきた相手との和睦だ」という台詞があり、それが作品の根底に流れ続けていた気がします・・・それは簡単なことではないのでしょうけれどね。
ゴジラ、モスラ、それぞれの登場シーンで流れる曲はゴジラファンなら泣けてくると思います。
エンドロールはこれだけの大作なのでやはり長く長〜く クレジット表記が続きますが、最後にオマケ映像があることに加えて、いろんな“気付き”がありましたよ。
ゴジラ、ギドラ、モスラ、ラドンの役が其々「(演者) himself」「herself」と記されていたり、最後の最後に初代ゴジラのスーツアクターである中島春雄氏の画像が登場したりしてグッときました。

映画にグッときて、お酒をググっと呑みました。
小鼓の純米吟醸です。
また明日から頑張れるかな・・・・・頑張りたいです。