2019年12月01日

ターミネーター ニュー・フェイト    今は不吉な現実味も 


※結末に触れる記述をしています。


 大阪ステーションシネマで『ターミネーター ニュー・フェイト』(ティム・ミラー監督、ジェームズ・キャメロン原案)観ました。

シネリーブルも専ら神戸ばかりで梅田での鑑賞めっきり減りましたがこの大阪ステーションシネマでの鑑賞は本当に久しぶりです。LINKS UMEDAも出来て圧倒されつつEV.に乗り込みました。


本作ニューフェイト、1991年の『ターミネーター2』(T2)の正統的続編という触れ込みがよく分かりました。というか、核となる構成や物語の展開はほぼ「T2」と同じでした。
変化球だったのは“メキシコ人の小柄な女の子”ダニーの役割。
救世主を生む母親・・・じゃなかったのね。


  ターミネーターニューフェイト - コピー.JPG


Story
  人類滅亡の日である「審判の日」は回避されたが、まだ危機は去っていなかった。メキシコシティで父と弟とごく普通の生活を送っていた21歳の女性ダニーのもとに未来から最新型ターミネーター<REV-9>が現れ、彼女の命を狙う。同じく未来からやってきたという女性戦士グレースが、ダニーを守るためにREV-9と壮絶な戦いを繰り広げるなか、かつて人類を滅亡の未来から救ったサラ・コナーが現れる。
         ※映画情報サイトより転載


展開が「T2とほぼ同じ」と書きましたが、それって本作キャッチコピーの「時代は変わった。運命はどうだ。」の意味に深く通じるものがあったのですね。
スカイネットの「審判の日」はサラたちの手で回避されても、新たに命を得たサイバー戦争用AI<リージョン>の反乱で地球は壊滅的状況になっていたわけで・・・時代の在り方は変わっても人類の負った運命は何ら変わらなかった、ということですね。

シリーズの「3」や「4」や「5」の世界はどこへ?? とも思いますが、パラレルワールドって結局一つじゃないのですよね。多分幾つものパラレルな世界が同時に進行しているのだ、と。ふと村上龍の小説『5分後の世界』を思い出しました。


本作、いきなり死闘が繰り広げられます。
登場する最新型ターミネーターREV-9はとにかく、どこまでも、ひたすら、強い。
「T2」のT-1000の時も思いましたが今回は更に、もうこちらが(こちら??)闘う気力なんて消えてしまうくらい無限の能力を備えていて、最後はどんな葬り方をされるのだろうと・・・それって不可能なのじゃないかと思ってしまいました。(実は観終わった今もあのREV-9の葬られ方の科学的根拠が私にはよく理解できていません。)

とにかくREV-9は強くて不死身。
演じたガブリエル・ルナって本来は笑顔の方が似合いそうな“気のいい隣のお兄ちゃん”という感じでしたけれど、対する<強化型兵士(というらしい)>グレースを演じたマッケンジー・デイヴィスは役どころと合致したかなりの魅力を放っていました。顔立ちは美しいけれどマニッシュな雰囲気で、程よく鍛えられた感の全身がファイトにも美しさを感じさせてくれました。
ダニーとの関係性(これがラストで“効く”)もサラとのそれも丁寧に描かれていましたね。


かつてのT-800がカールとして現在を生きていたことの背景は“登場させることありき”でしつらえられた感が否めませんでしたが、それでもカールがいてこそのあの結末には(「T2」と同じ展開でも)やっぱり泣いてしまうのでした。このシリーズにはアーノルド・シュワルツェネッガーが不可欠の人だったということでしょうか。

ターミネーター、ターミネーター2、そして本作が正統的続編と銘打たれて制作公開されて、じゃあもうこれで終わりでいいじゃないですか・・・と思いきや、本作のラストは「次回作創る気満々!」っていう感じでした。

私はシリーズ一作目と二作目の世界だけを抱いて自分の中でピリオド打っときます。



冬のジン - コピー.jpg

大阪なので再びこちらのBARに寄ってしまいました。
寒くなってきましたがジンの香りが恋しくて。

ジン・トニックならぬ、今回もやはりジンをソニックにしていただきました。
安定の美味しさです、ありがとうございました。


それにしても、「ターミネーター」一作目の頃と比して今はAIの語を見ない聞かない日はなく、本作の世界もぐんと現実味を帯びてきていてそこは不気味ではありましたね。


posted by ぺろんぱ at 18:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記