2022年01月25日

高山なおみの神戸だより 海の見える小さな台所から ( NHK総合 )


 1月15日に放送されていたのを録画して観て、そのあとでもう一回観て、以来消せないままで残しています。
NHK総合『 高山なおみの神戸だより 海の見える小さな台所から 』、第二弾の「 秋冬編 六度めの冬 」です。
昨年に第一弾「 六度めの夏 」が放送されて、それの続編です。第一弾も観て心地よさが残ってて、今回も楽しみに録画しました。

<こんな番組>
  料理家・文筆家の高山なおみさん。NHKの長寿番組「きょうの料理」講師としても知られていますが、異国の香り漂う料理は、全国のファンを魅了しています。そんな高山さんが住み慣れた東京を離れ神戸へ移住してきたのは2016年。海と空が一望できる台所で発見したことを独特の感性と素直な言葉で表現し続けています。
 季節が巡り今度の冬が六度め。神戸での新しい出会いから生まれる、いろんなおいしいもの・・・。高山さんのある一日を、小池徹平さんの語りと美しい映像でお届けします。 ※番組サイトより転載させて頂きました。

番組より 1.jpg

※番組ワンシーン


 やっぱり「心地よい」のです。
お天気の良い日のお昼間の海のキラキラや、朝焼け夕焼けの艶やかさと郷愁を誘うようなちょっぴりの切なさと。カーテンを揺らす柔らかい風や遠くに聞こえているいろんな営みの音とか。
勿論そこはかなりの高台に在る家、天候の良い日ばかりではなく、見えてくるもの聞こえてくる音たちは不穏なものであることも多いでしょうけれど。

独りであるが故の のびのびとした、でも自身に課した決め事とこだわりだけは捨てないという日々の暮らしがそこにはあって、高山さんの優しい、ちょっとあどけなさすら感じる声音でそれらの一つ一つがユニークな言葉で語られるのもまた、とても心地よいのです。

高山さん、六度めの季節なのかぁ・・・。
住み慣れた街を離れて見知らぬ土地に移り住むのにはやはり大きな覚悟は要るわけで。「(皮膚に)ガムテープを張ってべりッと剝がす感じで引っ越してきた」っていう高山さんの言葉にそれ相応の深い背景を感じ、その覚悟は年齢を重ねるに比例する重さがあったことだろうと思いを馳せました。だから「漸く神戸に足がついて次が始まりそうかな…」という言葉にはまるで自分のことのようにしみじみとした嬉しさも。

高山さんには程遠い私ですが、その存在を心に感じつつ日々丁寧に、私も好いと思えるものにちゃんと向き合って生きていきたいものだと改めて思うのでした。
録画はこのまま暫く残しておいて、ふわーーっとしたい気分?な時にまた観てみたいなぁと思っています。

ロゼワイン イメージ画像です.jpg

※ネットの「ロゼ/イメージ画像」より拝借させて頂いた画像です


そうそう、この番組を観て、美味しい蜂蜜を食してみたくなったのと、普段は選ばないロゼワインを凄く呑みなくなったのでした。
ロゼワインはワイン好きの友人女性にプレゼントするには相応しいと思うのですが、自分用に買って普段に吞むのは…なんと言いますか…華がありすぎるというか、そんなイメージで。
でも今度ちょっとオシャレな気分を纏って?? ロゼを一本買ってみようと思っています。(オシャレな気分で買ってもオシャレじゃない飲み方であっと言う間にボトルが空く…多分。)





posted by ぺろんぱ at 19:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2022年01月11日

ローラとふたりの兄

 
  今年の初・劇場映画鑑賞は新春の神戸も歩いてみたくてシネ・リーブル神戸へ。
『 ローラとふたりの兄 』( ジャン=ポール・ルーヴ監督 )を観てきました。監督は長男ブノワ役で出演もされています。

ローラと.jpg

<story>
弁護士のローラには、ロマンチストで神経質な眼鏡士ブノワと職人気質で不器用な解体業者ピエールという2人の兄がいる。彼らは毎月一度亡くなった両親の墓前に集まっていたが、ある時二人の兄がけんかをして以来、険悪な雰囲気が漂っていた。そんな中、ローラは離婚調停の依頼人ゾエールと恋に落ちるが、病院である事実を告げられ・・・。  (※映画情報サイトよりの転載です)

  年の初めの一本に相応しい、とても温かい気持ちにさせてもらえた作品でした。
フランス映画って台詞がキーなのかな(私としてはフランス映画の台詞って‘独特の誇張感’があるイメージ)、本作はそのイメージとはちょっと違う、イイ意味で力の抜けた感じの妙味ある台詞たちで満ちていて、幾つものコメディーシーンを更に盛り上げていたように感じました。そして、気が付いたら最後には泣いていました、私。
台詞にもあった「愛があるから何も言わなくていい」という関係は理想的ですが、実際は家族でも言葉にしなければ伝わらないことはあって、抱えていることを吐き出す勇気も時に必要かと。何も言わなくていいのはその後のこと。吐き出せないピエールに、ブノワは‘お兄ちゃん’としての愛を示してくれたのだと感じました。
ローラと 一場面.jpg

※映画 ワンシーン (映画情報サイトより転載させて頂きました)

登場人物は皆クセがある人たちに思えますが、いますいます(私自身も含めて)、真剣なのだけどどこかズレていて、みんあ‘あるある’なところばかりで愛おしくなってくるのでした。脇役で登場する人たちがまた何とも微笑ましくて。
特にピエールの息子ロミュアルドと、同じくピエールの仕事仲間のアントワーヌはイイ味出してました。
ロミュアルドはいつだって公平で、冷静で、一度も周囲への愛を見失っていなかったとってもイイ子! だから、観終わって実は最も気になっているのが彼が留学先のケンブリッジに戻れたのか否かってこと。(映画ではそこんところは回収されていなかったような…)
アントワーヌは世俗を超越したところで生きているっていう感じでしたが、なるほどそういうことだったのね(最後に彼の想いが分かる)。このアントワーヌと、墓地でいつも会うおじいちゃん、解体工事で被害を被ったアパートに住むおばあちゃん、三人ともどこか謎のオーラを放っていました。あ、ブノワの眼鏡店で働く中年女性もちょっとヘンで妙に愛おしい・・・それぞれで一本の映画が出来そうに思えます。この監督の演出の、そういうところがとても素敵でした。

最後にちょっと余談かも、ですが。
「日本では多いよ、ジョーハツって言うらしい。何もかも嫌になって居なくなるって…」という台詞があってちょっとチクッとしました。日本ってそんなイメージを持たれているのでしょうか。

お堀の鴨 - コピー.jpg

 朝のコーヒー何かと気忙しいのでもっぱらインスタントコーヒー頼みでしたが、最近はペーパードリップで淹れて飲むようになりました。特別なコーヒーでもなんでない普通の挽き粉でしたがビックリするくらい美味しく感じてそれ以来ずっと。その日の朝の気分で使うマグカップを選んだりもして、朝の時間がちょっとだけ豊かになりました。
※サッチモちゃんが淹れてくれたらインスタントでも凄く美味しかったかもしれませんね。(←『カムカムエヴリバディ』ネタです(^^))



posted by ぺろんぱ at 19:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2022年01月04日

2021年 を振り返って 


 2022年が明けましたね。 今年もどうぞ宜しくお願い致します。

2022 姫路城 - コピー.jpg


今年も 年が明けてからの ‘昨年の振り返り’ とさせて頂きます。

劇場での新作映画鑑賞が激減した一昨年2020年は14本どまり、、、そして昨年2021年は なんと7本だけ でした。
別途 DVDやBSなどでの旧作鑑賞は ここに挙げていない鑑賞も含めて約15本でした。
おまけにお酒の画像も殆ど挙げられておらず、この<シネマで乾杯!>は、もはや<シネマで…>でも<…で乾杯!>でもなくなっているという体たらくです。
けれど今年も昨年同様に、本や絵、ドラマなど、日々出会った佳きもの愉しきもののことを細々とではありますが綴ってゆきたいと思っております。このような拙いブログですが、改めまして今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

昨年同様の書き方で今年も下記のように挙げさせていただきます。

■ 2021年の一本 ■
『 草の響き 』(11月14日記事)
 劇所鑑賞が7本だけだったのに「この一本」だなんて全くおこがましい話なのですが、昨年同様「もう一回観られるとしたらコレ」という観点で選びました。
ラストで主人公の和雄、そして妻の純子のそれぞれの再生を願い、信じさせてくれた本作でしたが、私がもう一度観たいと強く思ったのは和雄の友人・研二の姿です。
研二が、ただひたすら変わらぬ態度で和雄を見守り続けたその姿からは、心に問題を抱えてしまった相手に対して、「何ができるか」ではなく「何をしないままでいられるか」ということの意味を改めて考えさせてもらった気がしました。もし自分の友人がそういう状況になってしまったら、果たして私はああいう形で寄り添い続けることが出来るだろうか…と。
大きく信じて静かに待つ、、、そうできる為には先ずは私自身が強くあらねばならないのでしょうね。研二を演じた大東駿介さん、今まで特に気にならなかった俳優さんでしたが本作でファンになりました。

■ 2021年の一冊 ■
『 ばにらさま 』(10月31日記事)
 衝撃だった山本文緒さんの訃報の後で時を経ずに刊行された短編集です。
表紙の画が、山本文緒さんがデヴューされた少女小説の世界を彷彿とさせる雰囲気があって、しかし収められている作品たちはどれも人生の苦みに満ちていて、まさに文緒ワールドでした。またいつか読み返してみます。
文緒さん、どうぞ安らかに。

■ 2021年の ドキュ72 ■
 最後にもう一つ、テレビのプログラムから。
何度か拙ブログで書かせてもらったNHKの『ドキュメント72時間』昨年・2021年もたくさんの「72時間」に出会えました。
さて、12月30日には恒例の「視聴者が選ぶBEST10」発表がありました。私としては「これはBEST5には入っているだろう」と思っていた回が選外になっていて意外だったのですが、そういうところもドキュメント番組が持つ予測不能な不思議パワーなのだと感じました。BEST1の作品は勿論納得の回でしたが。
そして、つくづく人には其々のドラマがあるのだと、そしてそれは何にも代えようのない唯一無二の輝きを持つのだと、改めてそう感じました。
今年も「ドキュメント72時間」を追いかけてゆきたいと思っています、楽しみです。

2022 冬樹 - コピー.jpg


 いただいた年賀状の中の一枚に、「一体いつまで続くんじゃ、この状況!たまには外でマスク無しで大声で笑いたいわっ!」と書かれた賀状があって、家の中でしたけど読みながら笑わせてもらいました。( ←差出人様の了解を得てここに書かせてもらっています。)
私にとっての初笑いでした、ありがとうございました。勿論コロナの状況は笑い事じゃないんですけどね…でも何ていうか、笑ったらちょっと明るくなれますもんね、やっぱり。

皆さんも 笑顔になれることが一つでも多くなる今年でありますように。ぴかぴか(新しい)



posted by ぺろんぱ at 19:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記