2014年11月28日
Nのために、そして今年のボジョレー
龍ワールドから一旦抜け出て今はこちらを読んでおります。
『Nのために』(湊かなえ著・双葉文庫)です。
連ドラのチェックはNHKの大河と朝ドラ、それと少し前から「深夜食堂3」とそれくらいのものでしたが、今回の『Nのために』(TBS、金曜10時)には何故かハマってしまいました。
原作を読むのは最終話を観終えてからにしようと思っていたのですがドラマは何しろ週一の進行なので、辛抱たまらず買ってしまいました。
登場人物たちは既にドラマで監督氏の演出とそれぞれ演じる俳優さんたちの演技とでイメージが出来あがっているため、すいすい読み進めてしまうところと、逆にドラマから受ける(私が勝手に作り上げてしまった)イメージと食い違うところもあって違和感を感じたり、それはそれで面白いものの、やはり初めに小説に触れていたらきっともっと想像の翼を広げる楽しみがあったろうにと今になってやっとこの本を手に取った自分にちょっと悔しい思いです。
ただ、ストーリーテラー的な役割も担っていると思われる高野茂という男性はどうやらドラマだけのオリジナル・キャラであるようで、そうなると彼が絡む多くの設定がドラマ独自の脚色ということになり、それは少なからず残念に思いました。ドラマでのこの高野の存在が私には❝何かにちゃんと、誰かにちゃんと、見守られている❞という安心感を与えてくれていて救いでしたから。
ドラマで演じておられる俳優さんたちは皆それぞれイイです、とても。
窪田正孝さん、小出恵介さんは以前から好きで、榮倉奈々さんは本作で初めてイイなぁと思えた女優さんです。「N」以外では先述の高野という人物は三浦友和さんが演じておられます。友和さんにやはりお似合いと思う誠実な役柄に安心感と同時にドラマの安定感を感じるのです。
それにしてもこうして同時に(ドラマより本を読む方がかなり出遅れましたが)一つの作品世界に触れていると、湊さんの文章のストレートでぐいぐい来る力と、ドラマの脚色と演出の緩急付けてじわじわ迫りくる力と、両方とも引き込まれます。活字と映像と、まったくの別物ながら共に力を感じます。
「Nのために」、どう着地するのかな。
戴き物のボジョレー<ヴィラージュ・ヴァン・ド・プリムール>です、ありがとうございます。
少し冷やして開栓し、グラスに馴染ませてから愛おしく一口、いただいてみました。 香り華やか。ボジョレーっていつもはそんなに美味しいって思わないのですが、これはフレッシュな中にもしっかり感があって美味しかったです。
もう12月が直ぐそこに。
少し前に撮った実家近くの公園の木々の色づきです。
皆さん、どうぞ佳い12月を。
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私も普段日本のドラマは見ないのですが、あと数回(ですよね?)で終わりそうだし
今からでもこのドラマ見てみようかなぁとちょっと興味を持ちました。
湊かなえさん作品を読んだ事はないのですが、映像化された
「告白」「贖罪」は、しんどいなぁと思いつつ面白かった記憶があります。
気分がどんより〜しましたけど
私個人は、窪田正孝さんは暗い面を隠し持ってるイメージ、
小出恵介さんは底抜けに明るいイメージを持っているのですが
それがこのドラマを見る事で変わるかどうかという点も楽しみです。
三浦友和さんはもちろん好きですし。百恵さんとの映画は
恥ずかしながら思春期にほとんど見てます〜ホホホ
ここにおじゃまして今晩録画するのを思い出したのは、
NHKの「ダウントン・アビー2」〜「深夜食堂」です。
日曜の深夜は抜かり無く予約したいと思います。
明日から12月、気ぜわしいですがご自愛くださいませ。
今年も早くも師走となってしまいましたね。
夏以降は、とにかく日々の流れの速さを感じました。
ドラマ『Nのために』は1話のみ観て、それでリタイヤしてしまいました。光石研さんの役柄がどうにも馴染めなくて・・(⌒〜⌒ι)
徳井さん、小西さんの夫婦がしょっぱなにサツガイされる(?)展開は「ツカミ」充分な感じはありますね。
冒頭の展開から、何となく宮部さんの『理由』を連想してしまいました。そう言う意見は多いんやろか・・??
ボジョレーは、理想を言えば「ジョルジュ・デュブッフ」ちぅ銘柄が好きなんですが、今年は金銭的な問題もあり(⌒〜⌒ι) イオ※でPETボトル仕様のを買って済ませました(=^_^=)
安くなった船便系の入荷を待とうかな・・みたいな心境です。
はい、よろしければ今からでもご覧になって下さいませ(*^-^*)。
チュートの徳井さんと小西真奈美さんが床に無残な姿で・・・っていうシーンが毎回繰り返されて、そこで流れるクリスマスソングがこの時期に合っててちょっと悲しいのですが。
>「告白」「贖罪」
>気分がどんより〜しましたけど
「告白」は原作・映画とも両方に触れましたが、「贖罪」は原作を読んだのみです。ドラマ化された際のDVDがあるのですが手を付けられていないままで。心して観ないと・・・って感じですよね。
「どんより〜」感は本作では原作の方が強いと思います。ドラマは胸がキュンとなる(←この詞、もう死語でしょうか??)純愛感情も巧く演出されていて、例えば原作の「ある一行」に凝縮された「切なさ」みたいなものがドラマではぶわ〜っと拡げられていたり。
本作で窪田さんと小出さんのイメージは表面はそのままですが、小出さんは裏に非常に重苦しいものを背負っていると感じます(・・・って、書いちゃってごめんなさい、でも私の記述でゆるりさんの俳優さんへのイメージが変わると思えないので。^_^;)
もう一人、キーパーソンの「N」くんを賀来賢人さんが演じておられます。彼の存在がまた・・・。
友和さんは苦悩するイイ人、です。(*^_^*)
>NHKの「ダウントン・アビー2」
以前にNHKの番宣を見てて「ゆるりさん、きっとご覧になるのだろうなぁ〜」って思っていたのですよ。「1」も面白かったですか?
私なんて、今ふと「海外ドラマは何を見た?」って聞かれたら『大草原の小さな家』って答えてしまいそうです。どんだけ古いねんっ!!ですよね。トホホ。
師も走る12月。師じゃない私は勿論慌ただしく走ることでしょう。(笑)
ゆるりさんもどうぞご自愛くださいね。(*^_^*)
TiM3さん、こんばんは。
貴ブログにお伺いしてもお忙しいという意味の記述が何度か見られましたが、お身体は大丈夫ですか。ご自愛くださいね。
・・・そうですね、私も光石さんの役柄には馴染めません。
役柄の人物そのものも理解しがたい人物だし、演じておられる光石さんのイメージが全くそぐわないままです。
>徳井さん、小西さんの夫婦がしょっぱなにサツガイされる(?)展開
毎回繰り返されますよ、“その後”の二人の倒れたその画が。
>何となく宮部さんの『理由』を
高みを目指して進んで、結局どこかで足を踏み外してしまったっていう感じは似ているかもしれませんね。現場も高層マンションの一室だし。
>「ジョルジュ・デュブッフ」
飲んだことございません。
銘柄をインプットしておきますね。
ぺットボトルのでものでも何でも、まあこういうのは旬のものですから気分をお楽しみになられたのならそれで良し!だと存じますよ。(*^_^*)
でも「ジョルジュ・デュブッフ」、興味津々です〜。(*^-^*)
投稿されていらっしゃるご様子をとても嬉しく拝読しました。
その節はコメントのお返事もせず仕舞いでしたことを
是非お詫びしたくてお寄りしました。
いまだに拙宅は閉鎖中で、まだまだ見通しも立たないのですが
なんとか生きて帰って来られました。
まだしばらくは活動できませんが
今年は特に冷害雪害もひどいですね。
どうぞお体ご自愛なさって、良いお年をお迎えくださいね。
誠に勝手ながら、いつかまた映画のお話ができます事を願っております。
あぶくさん、いらっしゃいませ。
ようこそいらして下さいましたね。ありがとうございます。
少しお元気を取り戻されたのだとしたら何よりのことと存じます。
拙コメントのことも覚えていて下さって、そしてまたお越しいただけたこと、嬉しく思います。
拙ブログはすっかり映画のことから遠ざかってしまっていてお恥ずかしい限りです。
あぶくさんが素敵なテンプレートで味わい深いブログを一日も早く再開されて、そして私も少しでも映画のレヴューを綴れるようになることを切に願います。
あぶくさんのこれからがより良い日々となりますように!(*^_^*)
どうぞ佳いお年をお迎え下さい。