2006年09月15日

ALWAYS三丁目の夕日  ワインは雨の中で・・・

 DVDで『ALWAYS 三丁目の夕日』(山崎貴監督)を観ました。
これは西岸良平さん原作のコミックを映画化したもので、昭和33年の古き良き日本が舞台となっています。
笑わせて泣かせる人情劇という「パターン物」なんじゃないのかなって思って劇場へは観に行かなかったのですが、これ、観て良かったです、本当に
送ってくれた友人に感謝、です。

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story
東京下町の夕日町三丁目に住む鈴木一家(家長・則文役は堤真一)に、集団就職のために上京してきた六子(堀北真紀)が住み込むことになる。
また、鈴木家の向かいにある駄菓子屋の店主であり小説家でもある茶川(吉岡秀隆)も、小料理屋のヒロミ(小雪)に頼まれて見ず知らずの少年淳之介(須賀健太)の面倒を見ることになるのだが・・・・。(Yahoo!映画解説より)


 この映画には宝物がいっぱい詰まっています。
三種の神器(テレビ、冷蔵庫、洗濯機)もまだ物珍しくて大騒ぎするような、パソコンもテレビゲームもI−PODも何にも無い頃に、私達が忘れ捨ててきた大切なものが、そこでは“生き生き”と輝いてぴかぴか(新しい)いました
その宝物とは、駄菓子のおまけや遊び道具などの、実際の「モノ」であったり、笑ったり泣いたり、怒ったり甘えたり叱ったりといったごく普通の家庭に日々繰り広げられていた「生活」であったり、人を慕い愛し、人と関わる「ココロ」のことであったり

 こんな風に“地に足を付けて”生きていた時代が、この日本にあったのですね。
人と関わって、他人のことにこんなに熱くなれて、家庭には怖いお父さんと優しいお母さんがいて、喧嘩もするけれど一緒に泣ける友達がいて・・・・。

「古き良き時代」なんて今更誰も口に出来ないような小恥ずかしい言葉だと思っていましたが、この映画を観た後で自然に口について出たのはこの言葉でした。
けれどお説教くさくなっていないのは原作がコミックであるからなのでしょうか。監督の手腕でしょうか。

登場する人物が全て魅力的で、且つ、演じる役者さんが全てハマリ役です。

二枚目より三枚目が本当に似合う堤真一
・・・彼が素晴らしい牽引役となっています。
優しい声と笑顔で子どもを包み込む母役の薬師丸ひろ子
・・・子どもに何より一番必要な「愛」を、彼女の華奢な身体から感じました。
淳之介役の須賀健太クン
・・・決して美形じゃないけど将来が楽しみな男の子です。
形無き指輪をはめた薬指をかざす小雪
・・・再び踊り子となった彼女がビルの上で左手を空にかざすシーンが私は一番好きです。
そして実は余り好きではなかった吉岡秀隆
・・・「ダメンズ」が板についてる彼ですが、今作ではあの「北の国から」のじゅん君の背後霊が感じられず良かったです。

 セピア色に包まれた世界。私はまだ生まれてはいない頃のお話ですが、背景となっている時代はその後に生まれ成長してきた私の時代とカブっていますので、出てくる「モノ」達にはどこかしら懐かしい思いすら感じました。

今の日本じゃない日本、でも確かにあった日本。
爽やかな夕日を観る事が出来ました。



 さて、映画を観た翌日は夕日を拝めず仕舞いの雨天雨でした。
友人N子「会社近くにオープンカフェ風のBarができてるよ」って教えてくれて、彼女と待ち合わせ。
強く雨が降っていたので折角の外のテーブルには着けませんでしたが、カウンター席で美味しいワインとお料理を戴きました。

ワインはワインご担当?の若きマネジャー氏に選んでいただいたスペインの
<カサ・デラ・エルミータ2001>
を。
葡萄の種類を複合させたもので、バランスの良い深い味わいのワインでした。
テンプラニーリョ種35%、モナストレル種35%、カベルネ・ソーヴィニヨン種20%、メルロ種10%) 
 
  つくし1.jpg カサ.jpg
店内で撮った写真はピントがイケメンマネジャーさんに合っててワインのラベルが見えませんね(^_^;)。
H.Pから取ったラベル図を併せて載せます。

チーズの盛り合わせもツクシ.jpg
(かなり食べてしまった後の図ですが)撮っちゃいました。
              
中央にあるのは蜂蜜。チーズにかけて食べるとチーズのほんのりとした塩辛さと相まってとっても美味しく戴けました。

 今日は夕日が見られるでしょうか・・・・夕焼けが見えたら、映画みたくちょっと立ち止まって夕日を眺めてみたいですぴかぴか(新しい)




posted by ぺろんぱ at 13:26| Comment(3) | TrackBack(5) | 日記
この記事へのコメント
おひさしぶりです☆
やっと、これを見ることが出来たdkです┌|∵|┘

> この映画には宝物がいっぱい詰まっています。
同感です☆
なんか「心洗われる」とはまさにこのことだなって思いました。
気持ちがほんわかします。

>そして実は余り好きではなかった吉岡秀隆
おー!俺もそうでした 笑

>「北の国から」のじゅん君の背後霊が感じられず良かった
ですねwいい感じでした。

ほんとにいい映画。
素晴らしい映画に出会って幸せです☆

>ピントがイケメンマネジャーさんに合ってて
ほんとにイケメンじゃないですかぁ┌|∵|┘笑
Posted by dk at 2006年09月26日 22:54
dkさん、いらっしゃいませ。
コメントとTBありがとうございます。
時を経て、またいつか観てみたいなぁと思える映画でしたね。

>ほんとにイケメンじゃないですかぁ
いえいえdkさんこそ、松井製麺所前でのお写真は中々の好男子と見ましたが・・・(^^)
Posted by ぺろんぱ at 2006年09月27日 13:02
こんばんは☆

>松井製麺所前でのお写真は中々の好男子と見ましたが・・・(^^)
いえいえ(^^;;
中肉中背の映画中毒のサラリーマンです 笑
ただ、声は草なぎ君に似ていると今までに30人くらいに言われましたw
Posted by dk at 2006年09月30日 21:09
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