2019年03月19日

グリーンブック  ちょっとだけ感想を記します


   先日の再開ブログでも記しましたがTシネマ会員カードを久々に更新しました。

それで、その他にもずっと期限が切れたままだった図書館の貸出しカードとツタヤの会員カードをこれからは少し時間の余裕もできるかなと更新に出かけた帰り、ふと、一番期限切れしてるのは自分自身じゃなかろうか・・・と思いました。


 3月最初のレディースデーに観に行った『グリーンブック』(ピーター・ファレリー監督)の感想を少しだけ書かせて頂きますね。アースシネマズで鑑賞。

            グリーンブック .jpg

 本年度アカデミー賞「作品賞」に輝きましたね。
主演のヴィゴ・モーテンセンは役作りのために20kg近く体重を増やしたそうです。
10年ほど前のヴィゴさんの写真を持っているのですが・・・まるで別人です。でも撮影後は細身でcool!なヴィゴさんに戻っておられて、、、役者魂畏るべし!

 人種差別が当然のこととして残る1962年のアメリカでの天才黒人ピアニストと彼に雇われた用心棒のお話なのですが、私が最も印象に残ったのは、ピアニストのシャーリー(演じるはマハーシャラ・アリ)が黒人であるということとは別に心に抱えて(秘めて)いたある事について描かれていたシークエンスです。

ある事件があってそれが用心棒であるトニー(演じるはヴィゴさん)に分かってしまうのですが、トニーがシャーリーに言うんですよね、
「(俺は長年クラブで働いてきたから)世の中複雑なのは知ってるよ」って。

泣きました、ここ。
この言葉自体も深いけれど、それをさらりと言ってのけるトニーの「俺は受け止めるよ」という人間力も実はとても深かったのだなぁーって思いました。
唐突に挿入された、長くはないシークエンスなのですが、あのシーンだけでも私はもう一回観たいですね。


                      貴仙寿.jpg
 
さてさて、アルコールの摂取量の記録は更新してばっかり・・・です。


posted by ぺろんぱ at 20:14| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
おじゃまします!
自分もこれ気になってたもんで、公開二週目位にびゃ〜っと行ってきました。
で、最初から最後まで心の中は哀しい感じが占めていました。ドン・シャーリーは、この映画で初めて知った人でしたが、自分がずっと聴き続けてきたジャズミュージシャンらのことを考えていました。
そして、誤解を恐れずに言うなら、あまりに観やすいええ映画であるが為にー予定調和ー的違和感を観終わった時感じてしまいました。実話を基にしているからこそ、よけい違和感を感じたのか、あまりに観やすいええ映画やからーできすぎー感を感じるのか、何か落ち着かない感じになったのは確かでした。うまく言えなくてかんにんです。

ぺろんぱさんがぐっときたとこ、わかります!
やはりぺろんぱさんは自分の思てるぺろんぱさんです。(しみじみ)

相変わらずわけのわからんコメントでごめんです。
また来させてください!
Posted by ビイルネン at 2019年03月19日 23:37
 
ビイルネンさん、ありがとうございます。(^^)

仰っていること、なんとなくですが分かる気もします。
特にビイルネンさんはたくさんのジャズミュージシャンの生きざまに触れてこられた御方なので「それでいいのか?」的に胸に去来する感情は多かったのではないかと拝察いたします。

私が鑑賞後にふと感じたのは(ビイルネンさんが意図されていることとは違うかもしれませんが)、この映画を平和的に評せるのはやはり自分たちが人種差別という世界から離れた場所にいるからかもしれないなということでした。

この映画もどの視点で、どこに重きを置いて描くかによって違ってくるのでしょうね。
ちょっと調べてみたら脚本を手掛けたうちの一人がトニーさんのご子息のようで、少なくともお父さん(トニーさん)の心は反映できているのかもしれません。
イヴの夜にシャーリーさんがトニーさんちのドアベルを鳴らす勇気が持てたことは嬉しかったです。

私は進歩なく後退ばっかりの愚か者です、ビイルネンさん、叱咤激励お願いいたします!


Posted by ぺろんぱ at 2019年03月20日 12:34
ぺろんぱさん  再開のコメントをいただいて
さっそく遊びにきたらなんと!
わたし今日この映画を劇場で観てきました!
自分のブログに感想をアップするのはだいぶ先になりそうですが、ここで一緒に感想を語らせていただきますね〜。
なんといってもこれまで観たこともないヴィゴの外観と演技に感嘆です。
あの年であれだけ増量って勇気が要ったと思います。だったもう痩せにくい年ですよね。若いときと違って。でもさっさと元に戻したなんてすごすぎ。見掛けだけでなく、今作の彼は言葉遣いやら表情やら、食べ方やら、なんて粗暴で下品なんでしょ。
でもぺろんぱさんもおっしゃるように、気さくで頼れて心が温かいトニーを本当にうまく演じていましたね。それと、奥さん役の女優さん、どこかで見たなぁとずっと気にかかってて、帰ってからググったら、ブロークバックマウンテンでキャシーを演じた女優さんでした。これも嬉しい驚き。
レンタルビデオ店の閉店と、うちも親が高齢でわたしが一人で劇場へ行くのもちょっとはばかられる事情になってきたので、映画はほとんど観れない状況になってますが、来週はもう一本観にいけそうです。せっかくだから選びに選んで「運び屋」にしました。楽しみです。

それではまた遊びに来させてくださいね。(*^-^*)
Posted by なな at 2019年03月25日 22:00
 ななさん、早速にコメントに来てくださり感謝です。
こちらも定期的にお伺いさせて頂いていた中、ななさんの突然のお休み宣言にはビックリしました…が、ブログサーバー側の問題ですしきっと近いうちに再開されると固く信じております。

介護は大変ですよね。
しかもどうしても100%にはならい…自分自身の経験から言ってもやっぱり頑張っても頑張っても何らかの悔いは残ってしまって…だからどうぞ頑張りすぎないでください、ななさん。

本作のヴィゴさんも以前と違う視点でとても素敵でしてね。眼差しにやっぱり惚れますよね。あの奥さん凄い!女優さん情報ありがとうございます、そういう過去作品の繋がりって自分にとって大切ですよね。

『運び屋』もななさんはきっとクリントさんに惚れ直されますよ、観に行かれるということなのでこれ以上は言いませんが…私は楽しめました^_^。
『猫とじいちゃん』も岩合さんの映画らしくとにかく猫がやっぱり主役でした^_^!

私も新しく更新したレンタルビデオ店は自宅から徒歩40分の距離です( ;∀;)。でも運動かねて、ということで。
拙いブログですがまたどうぞお越しくださいね、よろしくお願い致します。

Posted by ぺろんぱ at 2019年03月26日 19:49
トニーの人となり、最初のエピソードでレイシストなのかと思わせておいて、実は懐の大きい人物だとわからせるあたり、上手いなぁと。

一方のシャーリー、想像以上に悲しみを抱えた孤独な描き方でちょっとしんみりしてしいました。
見ていてトニーの明るさに救われた感じです。

今作のようにエンドロールに実際の人物の画像が映し出される時は、いつも食い入るように見てしまいます。
そこに、創られた物語以上のモノを見つけたい気持ちになるからかもしれません。
Posted by Yururi at 2019年03月27日 23:02
 Yururiさん、こちらにもお越し下さりありがとうございます。

なるほど、シャーリーは全身に悲しみをまとった人でしたね。美しい旋律を奏でながらその裏で悲しみの数を自身の心に刻み続けていた…みたいな。

『ボヘミアン・ラプソディー』の時もでしたがエンドロールに実際の人が登場するのには私も見入ってしまいます。私の場合、涙腺決壊の時です(笑)。

仰る通り「実存」の力、ですよね。

Posted by ぺろんぱ at 2019年03月28日 19:01
復活おめでとうございます。
心よりお待ちしておりましたよ^^
本作品鑑賞後に思ったのはヴィゴにオスカー獲らせたい!と本気で思いました(笑)
あの激太りからまた元に戻したんですか!
20キロですからね。役者魂って本当にすごいと思いますね。
(ワタシなんか5キロ減らすのに何年かかってんだよ、なんですよ)^^;
Posted by ituka at 2019年03月28日 21:58
itukaさん、お越し下さり嬉しいです。
itukaさんのブログからは「映画、楽しいよ!」っていう空気がずっと漂っていて、こちらがブログを辞めていた間に何度かコメントを入れさせて頂いた時にもあたたかく返して下さって本当に感謝の思いでした!

仰る通り、確かに『ボヘミアンラプソディー』のラミ・マレックさんも凄くよかったですが本作のヴィゴさんもねーーー、残念でしたよねーーー(T_T)。

5キロ減らす?!
貴ブログから受けるイメージでitukaさんは「痩身」とは無縁のスリムな御方と思っていました・・・いえ、今もやっぱりそう思っています。トニーみたくピッツァとフライドチキン食べまくって体重増やしましょう!(^^)
Posted by ぺろんぱ at 2019年03月29日 19:30
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