初夏の陽気です。
日傘をさしていてもサングラスが要るくらいに陽射しが眩しい時がありますね。
「My いつか観るリスト」から更に二本をチョイスして鑑賞しました。
先ずは『ラ・ラ・ランド』からの監督つながりで『セッション』(デイミアン・チャゼル監督)を。
storyは 「名門音楽学校へと入学し世界的ジャズドラマーを目指すニーマン(マイルズ・テラー)。待ち受けていた伝説の鬼教師フレッチャー(J.K.シモンズ)によるレッスンは厳しさを増し常軌を逸してゆく・・・(映画情報サイトより転載)」 というもの。
一口に言って凄まじい映画でした。身体中の筋肉が硬直してしまいそうでした。
練習はチューニング段階から命がけ。「血の滲むような努力」という言葉がありますがまさに血が滲む、いいえ「血がしたたり落ちる努力」でした。
あんな極限状態に追い込む指導から果たして愛ある音色は生み出されるものなのか、聴く者は幸せになれるのか、凡人の私はふとそのような疑問を持ちました。しかし一方、完璧な音だけが生み出す感動もやはりあるのだと思います。
ニーマンとフレッチャーはどこか似ているのかもしれないですね。
実は心のずーっと奥底で引き合うものがあって、だからこそニーマンは訣別の後もフレッチャーのライヴに目がとまり、フレッチャーも(たとえニーマンを欺くための策略だったとしても)彼を再び音楽の世界に引き戻した…のではないかと。
真の完璧を求める者同士だけが分かりあえたのであろうあの即興のドラムソロには、少なからずゾワッと鳥肌が立ちました。
ラストは「あー、ここで暗転してエンドロールか!」っていう、弾かれたようにハッとした瞬間でした。一瞬にして全ての思いを封じ込めたような、これ以上ない終わり方だったと感じます。
・・・フレッチャーのあの勧誘は本当にニーマンを欺くためだけの行動だったのでしょうか。
だとしたらあまりに歪んでるよフレッチャー。ニーマンに少しでも賭けたい思いがあったと信じたいのですが。
もう一回観て確かめるには心の余裕とかなりのエネルギー・チャージが要ると思います。凄まじい世界でしたからね。

例えばこんなエネルギー・チャージがね。
いつだったかの山田錦。
もう一本も鑑賞済です。感想は後日アップ予定です。
観ていただいて嬉しいです。
これ、公開時に映画館には行けなかったんですが、その時観た人らの意見がまっぷたつに分かれてたんで、「どんなんかなぁ」と観る前から興味津々でした。
で、その後何か月かして借りて観たところ・・素直に面白かったんです。賛否両論になる感じもわかりますが・・。
薦めたものの、ぺろんぱさん好みでなかったかもしれませんが、人それぞれ観方が異なるのがまたよろしおますなぁと改めてしみじみ思ったりしてますねん。いやほんまに。
いつもしぶい「シネ乾←勝手に略すな」楽しみでたまりません。どんどん待ってます!(あ、プレッシャーは感じんといてくらさいや!)
ほなまたです。
映画としては素直に面白かったと思います。
100分強ダレることなくずっと引き込まれて観ていましたから。最後のドラムソロ、圧巻でした。
ただ、フレッチャーなる人物に寄り添えなかっただけです。いやほんまに(←真似しました)。
感想が其々違う ― 特に賛否が大きく分かれる ー のはそれだけいい映画だったということだと思いますよ。毒にも薬にもならんっていうのんよりずっと良いのじゃないかと思います(^^)。
シネ乾はほんまに拙〜いブログですがどうぞまたいらして下さい!感謝です!