2019年09月28日

記憶にございません!     


突発的な出来事で暫く映画館に行けない状況が続いてしまっています。
そうなる前に観ていた映画のレヴューだけ簡単にまとめたので挙げておこうと思います。



  コメディー作品だったのでレヴューをまとめながら深く考え込むこともなく結果的に救われました。
鑑賞したのは三谷幸喜監督の最新作『記憶にございいません!』です。(アースシネマズにて)

安定の展開の2時間余り。
身構えず安心してシートに身をゆだねて三谷ワールドを楽しめました。
中井貴一さんって真剣な表情で観客をくすっと笑わせることのできる凄い役者さんなのですねー。

                        記憶に.JPG

Story
   国民からは史上最悪のダメ総理と呼ばれた総理大臣の黒田啓介(中井貴一)は、演説中に一般市民の投げた石が頭にあたり一切の記憶をなくしてしまう。各大臣の顔や名前はもちろん、国会議事堂の本会議室の場所、自分の息子の名前すらもわからなくなってしまった啓介は、金と権力に目がくらんだ悪徳政治家から善良な普通のおじさんに変貌してしまった。国政の混乱を避けるため、啓介が記憶を失ったことは国民には隠され、啓介は秘書官たちのサポートにより何とか日々の公務をこなしていくのだが・・・。         ※映画情報サイトより転載


  設定は、まぁあり得ないっていうか、そのあり得なさの意味が最後の最後に分かった後は更に“もっとあり得ない”感じなのですが・・・それはさておき。
あれだけの芸達者な役者さんたちが揃っていたら、“あり得なさ”を飲み込んだうえで存分に楽しませてくれるものなのですね。

本作も実はチラシを事前には持っていなくて、鑑賞中は出演者の顔ぶれに意外な面白さもありました。
素顔のROLLYさん、素顔でない有働由美子さん、随分お見掛けしていなかった山口崇さん。今や大人気の田中圭さんは長くはないご出演でしたけれど、ファンがまた増えそうな変化球的な起用のされ方だったのではないかと・・・。
エンドロールで名前があったのに全く気付かなかった天海祐希さん(←鑑賞後にググったらやっと登場場面が判明)は、もう一回観ないとそれこそ全く記憶にございません。


一国の総理大臣が突然全ての記憶を失くすってもの凄い大騒動なわけですが、コメディーとしてネタは満載ながら押さえたいところはちゃんと真面目に登場人物に語らせておられました、三谷監督。

「記憶を失くした総理大臣にしかできないことがある」とは女性秘書官(小池栄子さん)の言葉です。ブレーンって大切なのですね・・・しみじみそう思いました。

展開は何となく読めてしまうところは否めませんが、表現を変えればそれは裏切られることのない展開とも言え、最後はやっぱりあたたかいものが心に流れ込んでくる仕上がりでしたよ。

<ちょこっと付記>
●たしかに、かつての子供の「将来の夢」には「総理大臣になる」っていうの、ありましたよね。
●あの写真の買い取り要求額が2千万円っていうのは(総理大臣相手にしては)あまりに安い!!って思いましたけど。



                       ジムビーム - コピー.jpg

今夏いつだったかの、久々にお伺いしたお店での独りちょい呑みでした。
ジムビーム・ハイボールです。ご店主による絶妙の配合、美味しかったです。



  また映画を観に行ける状況になればよいなぁと願っているのですが当面は無理かな…。
観たい作品が幾つかあって残念なのですが、また違う形で更新は続けたいと思っていますのでどうぞ宜しくお願い致します(*^-^*)。




posted by ぺろんぱ at 21:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
これ途中から記憶をなくすんじゃなく冒頭からいきなり入院脱走から始まる意表を突く展開に惹かれました。
さすが三谷監督、ひと味違いました。
豪華な役者たちにウットリでしたが同じく天海祐希氏の登場シーンだけ分かりませんでした(笑)
この映画のおかげで首相公邸の内部が確認できたこと大きかったです( ..)φメモメモ
Posted by ituka at 2019年09月28日 23:42

itukaさん、お越し下さり嬉しいです。

>いきなり入院脱走から

ですよねー。
しかも入った大衆食堂(所持金なしで^^;)のテレビで“自分”を知ったという…なんとも大胆なオープニングでした。
天海さんは“そこら辺り”のご出演だったらしいですよー、テレビ画面内の。

首相公邸、公開部分は限られてるようですが見学ができるんですってね、年に一度。私は知らなんだ・・・。
私生活部分はオーセンティックな豪華さでした(*^-^*)。



Posted by ぺろんぱ at 2019年09月29日 21:23
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/186616309
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック