2019年10月05日

僕のワンダフル・ライフ(録画鑑賞)     傍にいてくれるだけでいいい


  日中は暑くとも、やはり秋の空、ですね。

録画していた地上波初放送の『僕のワンダフル・ライフ』(ラッセ・ハルストレム監督 2016年制作)観ました。
続編として制作された『僕のワンダフル・ジャーニー』(こちらは別監督作品)が現在公開中ですね。

ラッセ・ハルストレム監督、やっぱり好きです。
映し出される風景がとても心地よい。そしてこの監督はとっても犬が好きなのだろうなぁ…と。

初期作品『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』では宇宙船に乗せられたライカ犬への切ない想いを感じたし、以降の作品も犬が登場するもの多いですよね、『HACHI 約束の犬』なんてワンちゃんがギアさんと並ぶ主演でしたしね。
だからやっぱりワンちゃんたちの撮り方、見せ方が凄く上手い。溢れんばかりの愛があるんですね、きっと。



                      ワンダフルライフ.JPG


Story
  ゴールデンレトリーバーの子犬ベイリーは、少年イーサンに命を救われてからいつも一緒に過ごすようになり、彼と強い絆を育む。やがて青年に成長したイーサンは大学入学で故郷を離れ、ベイリーは年老いて死を迎えるはずだった。だが、ベイリーはイーサンに会いたい一心で何度も姿を変えて生まれ変わり……。  ※映画情報サイトより転載


 イーサンに会いたい一心でというより、ベイリー自身が犬として生きる意味や自己の存在理由を追求するが故の輪廻だったように感じました。
勿論イーサンを恋い慕うベイリーの心は一貫していて、だからこそイーサンとの奇跡の再会後にベイリーが確信的にとった行動はそれまでの彼なりの集大成だったのでしょう。

しかしラストにつむがれた、「ただ、ここに居ればいい。今を一緒に生きる。そのために居るんだ。」っていうベイリーの心の中の言葉はとても心に響きました。
生きる意味をあれこれ考えて過去に囚われるよりも「今を生きろ」という、私たち人間へのエールにも聞こえて。
幾度かの輪廻を繰り返してベイリーが「学んだこと」の結果だったのですね、それが。

幾度かの輪廻。
荒んだ生活からくるネグレクト(これも虐待)を受けることになったある飼い主との日々には観ていて辛くなったけれど、自分の人生(犬生)を求めて旅に出たベイリーの本当の意味の自立には雄々しさを感じたし、それがイーサンとの出会いに繋がったのですからね・・・ベイリーは学んで、そして強くなったのですね。

生まれ変わるどのワンちゃんも本当に可愛くて、だからこそ都度の別れには落涙。
その時その時の飼い主の心(その深い部分)に寄り添おうとする姿には“命あるもの”と共に暮らすことの温かみを改めて感じさせてくれました。
孤独な警察官カルロスとシェパード犬エリーのシークエンスは好き、だなぁ^^。


物心ついた時に実家にいた犬 m. も、数年前に逝ったウチ猫 a. も、輪廻を繰り返しているのかなぁ。犬から猫への生まれ変わりもあるのかなぁ。
私だけのことで考えれば、あの時の実家犬 m. が後に あのウチ猫 a. になって私のところに来てくれたのだったとしたら嬉しいなぁとちょっとだけそう思いました。


イーサンの幼少期(ブライス・ガイザー)、青年期(K・J・アパ)、そして壮年期(デニス・クエイド)を演じたそれぞれの役者さんの顔立ちが似ていて、時の経過が自然な流れに感じました。
何より、本作に出演の全てのワンちゃんたちの演技に拍手を送りたいです。
It was wonderful! そして Good Job! です。



                       Tや 明石の地酒 - コピー.jpg
  
私のワンダフル・タイム。 癒しの時間です。
いつだったかの、独り呑み。



posted by ぺろんぱ at 21:34| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
またおじゃまします!

9年前位になりますが、盲導犬のゴールデンレトリーバーをよしよしなでなでできる機会があって、その可愛さ、けなげさにぐぐっときたこと思い出しました。
「マイライフ〜」は観てたものの、これは観そびれているので、いつか観てみたいと思います。

「ただ、ここに居ればいい。今を一緒に生きる。そのために居るんだ。」て言葉、ものすごく心に沁みます。ウゥッ。

ほなまたです。
Posted by ビイルネン at 2019年10月06日 21:01

ビイルネンさん、お越し下さり嬉しいです。

盲導犬!
何年か前に出勤時に梅田駅周辺で飼い主さんに寄り添う盲導犬を見かけたことがありましたが、本当に、本当に本当に本当に、頭の下がる思いでした。
自分も襟を正して生きねばならんなぁと感じました。

>ただ、ここに居ればいい。今を一緒に生きる。

ビイルネンさんのお言葉に通じる台詞でした。
・・・心に沁みます。

Posted by ぺろんぱ at 2019年10月07日 21:04
お久しぶりです(^^)覚えていらっしゃいますでしょうか?w

全く更新してない自分のブログから来ました。

この作品、俺も大好きです。
2年前くらいからワンコを飼いはじめて、ワンコとの時間を初めて感じてて、それでこの作品を見て、号泣です。

ワンコたちも俳優さんたちも本当に良かったです。
何よりもワンコとの絆と愛情が、作品全体からにじみ出ていて素晴らしかったです。

また、遊びに来ます(^-^)/
Posted by dk at 2019年11月02日 12:49

dkさん、お越し下さり驚いています、そしてとても嬉しいです!勿論覚えております、ありがとうございす!

今年3月に4年ぶりに拙ブログを再開いたしましたが、ブログ更新をお休みされている方々にはご連絡し辛く・・・なので見つけて頂いて本当に感激いたしております。

そうですか、ワンちゃんとお暮しの今なのですね。
ならば一層この映画は心に沁みますよね。
私は今はもうかつて暮らしていた猫を天へ見送った身ですが、命の温もりってとてもありがたいことだったと切実に思っています。
どうかワンちゃんとご家族とお幸せに(*^-^*)。

どうぞまた拙ブログにお越しください、お待ちしております。

あと、貴ブログですが、リンクを残させて頂いているのですが何度アクセスしても以前の映画ブログに行けないのですが・・・何故でしょうか。もしご面倒でなければ再度リンクを貼って頂ければ幸いです。すみませんがどうぞよろしくお願い致します。

Posted by ぺろんぱ at 2019年11月02日 20:26
こんばんは☆
すっかり秋深し、朝晩寒いですね。

ブログ、ご迷惑おかけしてまして申し訳ありませんでした。
アドレス更新しなくて、元アドレスになってます。
なんとかログインして、気分転換でタイトル変えました。
リンク先、このコメントに入れておきます。

また、ぼちぼち書こうかと思ってますw

ではでは☆

一応こっちにも書いときます。
http://blog.livedoor.jp/m-43_48031/
Posted by dk at 2019年11月03日 01:30
 dkさん、早速再来下さりありがとうございます!

dkさんもブログを再開されたのですね、こちらの「お気に入りリンク」も早速タイトル、アドレスとも登録させて頂きました。
とてもカッコいいブログですね(*^-^*)。しかも冒頭にあの作品!改めまして貴ブログにお伺い予定です。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。





Posted by ぺろんぱ at 2019年11月03日 10:43
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