明石市立文化博物館で「138億光年 宇宙の旅」(写真展)を観てきました。
先月13日付の拙ブログで同市・天文化学館の「プラネタリウム編」だけ鑑賞を済ませたことを記しました。
こちらの写真展がメイン企画でしたので旅は途中のまま・・・今回この写真展を観てやっと宇宙の旅を完遂?できました。

素晴らしい旅でした。
どの写真にも魅せられ、文博館を出たら2時間40分が経っていました。
自分が小さい子どもだったら間違いなくNASAの世界に憧れを抱いていたでしょうね。直ぐにオツムのレベルに気付いて諦めたと思いますけど。
本展の監修を務めておられる国立天文台・副台長で教授の渡部潤一氏の「宇宙の中の地球という惑星に生きていることの奇跡を実感してもらいたい」の言葉に改めて深く頷く思いでした。
我々の住む太陽系の中心的存在の太陽。その太陽でさえ銀河系に数多く存在する恒星の一つにすぎず、銀河系には実に1000億とも言われる数の星が存在している・・・ということ。
見上げる夜空の、その更に遠く彼方の世界を更にもっと俯瞰するような圧倒的なスケールの画像たち。
特殊技法による撮影と作品によっては数十枚にもわたる撮影写真の合成など、チラシの文言をお借りすれば「サイエンスでありながらアートの如く」輝く写真たちに魅了されました。
基本的に撮影OK(フラッシュ禁止)でしたので何枚かは写真に撮らせて頂きました。



※いずれもNASA提供画像
※「棒状渦巻銀河M83」「月面からの地球の出」「太陽」
遠くにある天体が放つ光が地球に届くには想像に難いほどの時間がかかるわけで、某ブースのパネルに書かれていた「遠くにある天体をみることは過去の宇宙をみることになる。」という文言に訳もなく胸が熱くなってしまいました。
会期終了直前でしたが観に行けて本当によかったです。




宇宙のロマンに酔った後は現実の世界へダイブして酔いましょう。
いつだったかの、神戸の<さけやしろ>というお店での日本酒です。
ずらっと並べられたボトルたちの画にうっとり。横方向に更にずーっとお酒のセラーが続いています、ワインも置かれています。
天体画像のあとでもこんな景色に深く魅了されてしまう私・・・やっぱり呑み鉄ならぬ「呑み天」始めましょうか。