2020年02月13日

「 ドキュメント72時間 」 や 「 第一阿房列車 」のことなど・・・


NHKの『 ドキュメント72時間 』が好きで録画して観ています。

以前は週末の実家帰りの土曜お昼前、老親の昼食の支度をしながらリビングのテレビから流れるこの番組(再放送分)を時に料理の手を止めて見入っていました。今は金曜・夜の本放送を自宅で録画して毎週観ています。

                        72 - コピー.JPG

毎回ある一つの場所で72時間(3日間)に渡って取材を行い、そこで観られる様々な人間模様を定点観測するというドキュメンタリーです。 ※番組Wikipedia情報より転載


年末にその年の放送分全てを対象に人気投票ランキングが発表されるのも興味深いです。
昨年まではすべてを観られていなかったのですが、観ることのできたプログラムで印象深かったものがBEST10入りしていたのは、見知らぬどこかの誰かと想いを共有できたような感じがしてちょっと嬉しかったです。今年からは録画しているので全てのプログラムをしっかりと観ていきます。

この番組を観てると毎回ね、思うのですよ。
本当にいろんな人生があって、誰もが懸命に生きてるんだなぁって。


テーマソングがとてもイイのです。
番組は年を重ねていってもテーマミュージックだけはずっと変わっていません。
松崎ナオさんの「川べりの家」

 大人になってゆくほど涙がよく出てしまうのは
 一人で生きてゆけるからだと信じて止まない

 それでも淋しいのも知っているから
 あたたかい場所へ行こうよ 

 川のせせらぎの聞こえる家を借りて耳をすまし
 その静けさや激しさを覚えてゆく

 歌は水に溶けてゆき そこだけ水色
 幸せを守るのではなく 分けてあげる       「川べりの家」歌詞より



次回のドキュメント72時間 (もう明日だ!)のプログラム「神戸 あの日のピアノを弾きながら」も凄く楽しみです。





 さて、内田百闥 『 第一阿房列車 』 を読了しました。

図書館に予約している本が現段階で3冊あってどれもまだ順番が廻ってきません。そのうちの一冊は予約してからもう四か月近くになるのに・・・どれも人気本なのでしょう。予約本の後に読もうと思っていたこちらの本を結局先に買って読了してしまいました。

                        百閨@第一… - コピー.JPG

しかしこの「第一阿房列車」がとにかく面白かったのです。

「なんにも用事のないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思ふ」という飄々とした一文で始まる、自由な間延びの?旅の記録です。
しかし“間延び”とは裏腹に内田百闔≠フ徹頭徹尾「人生哲学」みたいなものがそこにあって・・・。
無用なるコトの中に見えてくるものもあるのだと感じ入りました。
上手く(カッコ良く)生きれていないなぁなどと思い悩む私なんぞ、一回逆立ちして百ぐらい数えんとあかんなぁって思いました。

この本の存在を教えて下さったK女史に深く感謝いたします。ありがとうございました。ぴかぴか(新しい)



                         OPEN DOOR バーボンソーダ.jpg

いつだったかのJazz喫茶でのバーボンソーダの画。
喫茶店なのでメニューにはありませんが作って頂けるのでお願いしました(2度目)。

ええ感じでホロっと酔えて、笑顔で帰れました。
なんか、それだけでその日一日良かったって思えました。





posted by ぺろんぱ at 19:24| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ドキュメント72時間。気をしっかり持って試聴しないと目から水がポロポロ落ちてしまいそうになります。子供の頃の涙のワケは単純明快だったのに、大人の涙のワケはうまく説明できないですね。
Posted by ロラお at 2020年02月17日 09:26

 ロラお様、お越し下さり嬉しいです。


この『72時間』には不意打ち(の涙)がありますよね。

大人の涙。
温かくてふわっと嬉しくなる涙ばかりだといいのにそうじゃないぐっちゃぐちゃのもあって・・・。
でもその「流す」ということが明日生きていく事につなげてくれているのでしょうか・・・。

Posted by ぺろんぱ at 2020年02月17日 20:07
こちらにもおじゃまします。

今回の舞台は神戸だったのですね。
あぁ、昨日は疲れ切って早寝してしまったので見逃しました。
今朝の再放送も見てない。。。
しかもテーマが好物の「ストリートピアノ」だったのに、残念。
再々放送を期待します。

松崎ナオさんの歌、聴く度に心をかき乱されます。
いい加減慣れろよ私!という感じです。

音楽の力にはいつも圧倒されます。
Posted by Yururi at 2020年02月22日 19:02
またしても、書き忘れでごめんなさい。

内田百闥「第一阿房列車」さっそく購入しました。
私好みだと、すぐにピン!ときたので。

教えていただいた、ぺろんぱさんとK女史様に感謝です。
Posted by Yururi at 2020年02月22日 19:08
Yururiさん、こちらにも ようこそ です!

「ストリートピアノ」、再々放送があれば是非に。
今回もいろんな人のいろんなドラマがありました。(演歌弾くおじさん Forever です(^^)!)

ナオさんの歌、あの歌で「72時間」が改めて輝きを放つ気がします。仰る通り、音楽の力は時として想像を超えるものがありますね。

第一安房列車もどうぞお楽しみください。
振り回されているようで実は手綱を握っている??ご相棒氏がまたイイのです。(^^)

K女史も拙ブログにお越し下さっているお方です。いただいた貴コメントで貴意は伝わっていると存じます(*^-^*)。ありがとうございます。

あ、そうだ!
少し前に貴ブログにお伺いさせて頂いた際に『駅までの…』は原作を読んでみたいとコメントさせて頂きましたが、図書館で運よく直ぐに借りることができて読了しました。
私は伊集院静氏の小説は初めてでした。
短編集だったのですが、表題作の『駅までの…』は勿論、収録の『渡月橋』という一作も印象に残りました。
こちらこそありがとうございました(*^-^*)。

Posted by ぺろんぱ at 2020年02月23日 19:09
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