遊歩道でお陽さんを浴びながら毛づくろいする野良猫のクロべえ。 ← 勝手に命名、女の子かもしれないのに。 ごめんね。

日ごろは観光客も多く人あしらい??にも馴れているようで近付いても全く動じません。
寛ぎながら「そういえば最近すっかり人が減ったニャ」とか思っているのでしょうか。
この子の世界は長閑で平和です。
しかしこの子たちも常に病気や交通事故や食糧難なんかと闘ってきての今この一瞬の平和なのでしょう。さはさりながら、彼等の平和的な世界を見てるだけで私も少しホッとできましたよ。ありがとうね。

今読んでいる本は以下の二冊です。
『心にナイフをしのばせて』(奥野修司著 文藝春秋) と 『オウム死刑囚 魂の遍歴 −井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり−』(門田隆将著 PHP研究所) です。
この二冊の世界は決して長閑で平和とはいきません。
それぞれ被害者側と加害者側の別々の観点からのルポルタージュですが、奥野さんと門田さんの筆致が違うことで両著を平行に読み進めることもできています。
そして両著に通底しているものは同じなものである気がしています。両筆者の方の、“事件、そこにあったもの”に迫りたいとされる強い思いも同じな気がします。
内容は文字の向こうに実在した世界があるわけで、やはり重いです。時に苦しく読んでいます。


桜の木は蕾がぷっくりと膨らんでいます。
木蓮はもうこぼれんばかりに咲き誇っています。
春なんですね・・・。

ジンが呑みたくなって約一年ぶりに訪れたこちらのお店。
早い時間だったからか悪しきvirusの影響か、先客はおられず私一人でした。
長きの無沙汰を詫びてから、マスター氏もご自身でウィスキーの水割りを作っておられたので一緒に乾杯させて頂きました。
ジンの香、やっぱりイイです。