まだ宣言が解除になっていない当地でも街を取り巻く空気は少し緩んできた感じがします。
希望を持てる反面、経済的な弊害など違う局面での見えざる脅威も続きますね。まだまだそれぞれの心配事を抱えておられる今、どうぞ身体と心を大切になさってください。
先日<BS12>で放送されていた映画『ビリー・リンの永遠の一日』(アン・リー監督 2016年制作)を録画して観ました。
これはイラク戦争を一時帰還した兵士の目線で描いた作品で、ベン・ファウンテンの同名小説が原作となっています。2017年に日本公開予定でしたが興業的な事情か?延期となって結局は未公開のまま という映画のようです。
複雑な余韻を残す作品でした。
題材がイラク戦争であるから清々しい爽快なラストを迎えるなんていうことは勿論無いのでしょうけれど。
戦地での果敢な行動が報道され一躍英雄となって一時帰還した若き兵士ビリー・リンと、彼を迎えた周囲の人間たちとの間に生じる心の乖離が痛々しい感じで。国を挙げて、アメリカ国民の全てが大きなプロパガンダの塊となってビリーを飲み込んでいこうとしているかのような気がしました。
それはガールフレンドとなった女性でさえ。
彼女に救いを求めるかのようにビリーが言った「キミと逃げたくなった」の言葉への彼女の返事は「(そんなことはできないでしょ、)あなたは英雄よ」という言葉でした。これは辛かったです、切なかったです。ビリーの哀しい表情を観ていられなかったくらいに。
こちら側で暮らす人間にとっては遥かに理解を超える戦場での「現実」。
理解しようと努めても真に理解することは兵士となって戦地に立たない限りきっと無理なのですね。
姉・キャスリンとの抱擁(キャスリンは唯一、ビリーが戦地へ戻るのを阻止しようとした人でした)。
戦場で死した軍曹の幻とビリーが語らうシーン。
それらに心掴まれたままエンドロールへ・・・。
実はそれまで私も‘こちら側’にいたままだったかもしれないですが、彼ら兵士達の物語に一歩近づけたような瞬間でした。・・・それでもやっぱり理解はできていないはずなのですけれどね、きっと。
原作ではビリーは戦地へ戻ったあと結局 帰らぬ人 となったそうです。
それを考えると本作のタイトルはとても深いですね。

樹々の緑も一層鮮やかに。
こういう映画の後はちょっと濃い目のお酒で。
家呑みで微妙に増えているアルコールのストックを消化すべく、バーボンをロックちょいソーダで

今のこの世。
違う明日はどんなふうに違った明日になるんでしょうかね・・・。
いや、なかなか考えさせられる映画でした・・。
ハードディスクぱんぱんなんで(いつもながら←トホホ)すぐ消すべきところ、も一度観たい気になりそうで、置いてあります。
姉ちゃん役のクリステン・スチュワートはウディ・アレンの"カフェ・ソサエティ"で知った人ですが、(あと"アリスのままで"しか観てないが)え?姉ちゃん役なん?て感じでした。
主役の人なかなかがんばったはんなぁとか思てたらテイラースウィフト(この辺の人に疎く名前しか知らんけど)の恋人やてか。(それがどないした)(・・・)
「バーボンをロックちょいソーダ」・・おしゃれです・・。
ほなまたです。
ビイルネンさん、ようこそです。
私ももう一回観るかも…と思って置いています。
クリスティン・スチュワートは私すごくイイなぁって感じたのですが、ビイルネンさん的には本作の配役には違和感あったのですね??
でも魅力的な女優さんですね(^^)。
主役のジョー・アルウィンは目が印象的でした。
テイラー・スウィフトという人、私も名前しか分からなかったのでネットで見てみました。イメージ的には本作でのあのチアガールのG.F.っぽい感じの女性ですね。・・・あ、違いますかね ^^;。
バーボンロックちょいソーダは全然おしゃれじゃないです。ロックだと二日酔い必至なのでソーダをちょい足ししました。呑み過ぎると一緒ですが。