2020年06月02日

エヴァ・キャシディさんが、浜田真理子さんが、、、歌う「ダニー・ボーイ」 


‘新しい生活’のリズムとやらも自分なりにできつつあるのかなぁ。
しかしウイルスとの闘いや付随する様々な苦悩は続くと思います。身体と心をどうぞ大切に。



  「ダニー・ボーイ」(アイルランド民謡、フレデリック・ウェザリー作詞)が好きで、時々思い出したようにCDでビング・クロスビーの歌うそれを聴くのですが・・・。
この曲を好きになったのは村上春樹さんの長編小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読んでからのこと。最終章近くで登場する時のこの曲の存在感が凄い。
『世界の終りと…』は(かなり以前にも書きましたが)春樹さんの長編小説の中で私にとっては最も愛する作品です。
ビンクロ - コピー.jpg
 NHKのEテレ番組 『 ららら・クラシック 』 で先日「禁じられた遊び」と「ダニー・ボーイ」をフィーチャーした企画があったので録画しておいて観ました。

アイルランド発祥の ‘タイトルも歌詞も無き歌’ がやがて ‘自国の歌’ を切望する人々の想いによって確たる存在になってゆくわけなのですが、そこには移民としての辛苦に満ちたアイルランドの人々の長い営みが大きく影響していたのですね。

1913年にフレデリック・ウェザリーによって歌詞がつけられてからは、1914年の第一次世界大戦で自分の大切な人を戦場へ送らねばならない人々の悲しみも重なってこの曲(歌)の存在が不動のものになります。

番組ではエヴァ・キャシディさんの歌うダニー・ボーイと浜田真理子さんがアイルランド楽器の演奏と共に歌うそれが紹介されていました。
浜田真理子さんのダニー・ボーイは深い母性を感じさせる、しみじみと聴き入ることのできるとても優しい歌声で聴き惚れました。しかしそれ以上に(実はほんの数十秒くらいしか流されなかったのですが)エヴァ・キャシディさんの歌うダニー・ボーイに心掴まれてしまいました。ソウルフルな歌い方に ‘苦しみに近いほどの悲しみ’ を感じて。速攻、YouTubeで全編を聴きました。

思えば前回ここに挙げたヘイリー・ウェステンラさんの歌もケルト音楽に通じるものがあり、ダニー・ボーイもアイルランド発祥の曲で・・・世の流れは繋がっているのだとしみじみ感じている今です。


もーれつ小太郎 - コピー.jpg

時々見かける もーれつ小太郎 (命名に深い意味はありません)。
スマホカメラを向けたら「ちょっと急いでるんで…」と目の前を駆け足で通り過ぎて行ってしまいました。 冷たいなぁ、でもまた会えるからいいか。


家呑みで最近の新たな試作。
ベルモットが近隣のスーパーマーケットにないので白ワインをジンで割って<なんちゃってマティーニ>バー作ってみました。ジン多め・白ワインかなり少なめで少しだけソーダも足して。
なんちゃって過ぎてもはや別モノでしたが これはこれで悪くないです。


posted by ぺろんぱ at 20:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ーエヴァ・キャシディー
ぺろんぱさんよくご存じの、今は亡きロンリーさんが好きやった人ですね。
ロンリーさんはエヴァさんが亡くなられる前のライブアルバムーLive At Blues Alleyーの中の「枯葉」が特にお好きでした。自分も聴かせていただいたものです・・。是非!それも聴いてみていただきたいっ。(既に聴いたはるかもしれませんが・・)
ちょっとロンリーさん思い出してウゥッとなってきました。そして、エヴァさんも33才でってあまりにあまりに・・。

"なんちゃってマティーニ"いいですねぇ。
そういえばロンリーさんもマティーニ好きでした。

今回しんみり気味ですんません!
ほなまたです。



Posted by ビイルネン at 2020年06月02日 21:42

ビイルネンさん、お越し下さり嬉しいです。

そうですか…ロンリーさん、お好きだったんですねエヴァ・キャシディ。
早速「枯葉」をライヴバージョンで聴かせて頂きましたが、沁みました。深い寂寥感に包まれました。エヴァキャシディさんの名を改めて心に刻みました。
エヴァさんもロンリーさんも早過ぎる 召され ですね。しかしビイルネンさんの涙の想いはきっとロンリーさんに届いていると感じます。

ロンリーさんを偲ぶなら本物のマティーニを作らねば…です。
Posted by ぺろんぱ at 2020年06月03日 20:06
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