2020年06月09日

パーフェクト・ワールド ( BS.P. 録画鑑賞 )、 そして今読んでいる本のこと


 街の雰囲気が以前とはちょっと違う気がしますが ‘新しい生活様式’ のリズムみたいなのを自分なりに築いてゆければ、と思っています。 いろんなことがあると思いますが皆さんもそれぞれの歩みで・・・。



  録画していたBS.P.での映画 『 パーフェクト・ワールド 』 (クリント・イーストウッド監督 1993年制作/同年12月日本公開) を観ました。 これは未見でしたので今になりましたが観ることができてよかったです。

脱獄犯ブッチ(ケヴィン・コスナー)と人質となった少年フィリップ(T・J・ローサー)の心の重なり、犯人を追う州警察署長レッド(クリント・イーストウッド)の苦悩を描いた作品です。

                          パーフェクト・ワールド チラシ - コピー.JPG

 イーストウッド監督らしさに満ちた作品だったと思います。
観終わってからタイトルの「パーフェクト・ワールド」について深く考えてしまいました。
ブッチとフィリップそれぞれのパーフェクト・ワールドは違う時間軸のどこかにはあったはずのもので、もしかしたらあのまま二人の逃避行が続いていたら…とも思いましたがそれはほんの一瞬のこと。それは決して手に入らない「ロスト・ワールド」。 レッドにとってもブッチを救えなかったことでそれは永遠に‘損なわれた世界’になってしまいました。

最初の一撃をフィリップに負わせた展開は重いですね。
ブッチを根底では憎めない人間として描きながら彼にあの結末を用意したのは、結果として道徳的には許されないと考えたからではないかということ。そして真のバディであるはずだったフィリップにそれを判断させたということ。
それはとても悲しいことですが、幾つかあった‘それから後の道’に於いてこれが最善のシナリオだったのかもしれないと思いました。そして最期を迎えたブッチが やっと初めて目指すところに辿り着けた っていう表情だったことが救いです。

それにしても、少年フィリップを演じたT・J・ローサーに心持ってかれてしまいましたよ。この作品の後は出演作が殆ど無い?みたいですが、残念な気がします。



                          記憶喪失に… - コピー.jpg                     
ウォーキング途中の休憩ベンチにて。
              休日だったこともあり公園は以前より多めの人出。
              少しずつ前へ?

 画像は今読んでいる本です。 『 記憶喪失になったぼくが見た世界 』 (坪倉優介著 朝日文庫) 。
再開した図書館も閉館前に予約していた本は「まだまだ(順番は)先です」とのことで、営業再開のジュンク堂に行って出会った一冊です。
以前マスコミで話題になったらしいですが知らなかった(ポンコツアンテナが更に錆びついてしまってる私です)。

頭で想像しそれなりに理解できているのじゃないかと自分が思っていることは実は物事のほんのごく僅かな一面の更に一点でしかないのだと気付かされます。
清く澄んだものに触れるような感覚で読んでいってます。


 お酒タイムバーにトマトジュース、野菜ジュースは欠かせないアイテムになってしまいました。
ジンの消費量も増えました。
で、試していなかったのが < ハイボール + トマトジュース > でした。
薄いとトマトジュースに負けてしまうのでウィスキーを多めにしてライムも絞って。
ジンとはまた違う香りとパンチで中々好いです。


posted by ぺろんぱ at 20:13| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
「パーフェクト・ワールド」かなり前に観たのでいろいろ忘れてますが(ボケボケです←いつもながら)最後のシーンはさすがにハッキリ覚えています。ぺろんぱさんおっしゃるように「イーストウッド作品」て感じですね。

トマトジュース、野菜ジュースが欠かせないアイテム、てのは、さすが"べっぴんさんはビタミンのこととか考えたはる!"と納得です。
しか〜し!<ハイボール+トマトジュース>てのが、自分的には想像しがたいですぅ。
家に前からあるウイスキーを消費することでビール購買を抑制中の自分、以前なら<ウイスキーはロックかストレート>だったのが、家ではそないな気分でないため、ひたすら<ハイボール>に慣れてきておりますが・・。なんか、トマトジュース入れたらお腹パンパンになりそうな気ィが・・。(あ、そうか。ぺろんぱさんにとって<ハイボール+トマトジュース=サラダの一種>とか?)(そんなわけあるかいっ)(・・・)

ほなまたです。


Posted by ビイルネン at 2020年06月10日 20:48

ビイルネンさん、ようこそです。
ありがとうございます。

イーストウッド作品って作品によって‘残り方’は様々かもしれません。ビイルネンさんにとって本作は如何だったでしょうか。

さて、べっぴんでもなんでもない単なる呑兵衛の私ですが、キホン私もお酒はそのまま呑むのがよいです。
トマトジュースも香る程度に少量で。正統派のビイルネンさんにはあまりお勧めできません^^;。
そのうち以前のようなストレートな呑み方に戻ってゆくのかも、です。

ほなまたです。

Posted by ぺろんぱ at 2020年06月11日 19:52
自分の中の「ケビンコスナー三部作」の中の一つです、パーフェクト、、、。(一番はフィールドオブドリームス、二番はダンスウィズウルブス)。どれもこれも、この先何を目指してどこへ辿り着くんだろうとエンドロール見ながら「ぽや〜ん」としてしまう作品です(笑。
あ、トマトジュースはいつも二日酔いの朝専用です、ハハハ。
Posted by ロラお at 2020年06月12日 08:33

ロラおさん、お越し下さり嬉しいです。

「フィールド…」も「ダンス…」もアメリカという広大な大陸によって生み出された‘記憶に残る映画’ですよね。考えてみればこの「パーフェクト…」もロードムービーとして観れば果てしなく道が続くアメリカ的な作品なのかも。
イイ俳優さんですよね。しかと承りました、「ケビンコスナー三部作」。

あ、やっぱりトマトジュースは朝のモノですかね ^^; 。
ならば私も夜にトマトジュース使ったお酒で深酒&二日酔いの朝に ‘迎えトマトジュース’ します!

Posted by ぺろんぱ at 2020年06月12日 19:33
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187579463
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック