ブログを読んでくれてる遠方に住む友人が、前回記事で小説版のことを書いた『君の名は。』のDVDを持っていたそうで送ってくれました。
早速鑑賞しました、映画版 『 君の名は。your name. 』 (新海誠監督)。

※映画のシーンより。画像は映画情報サイトより転載させて頂きました。
前回記事で書いた、新海誠監督の「映画は多くの方々の才能による華やかな結晶」という言葉を改めて実感できました。
小説版は映画制作とほぼ同時期のノベライズであり、内容についての違いはない本作でしたが、のっけからやはり‘初めて向き合う作品’のような思いでした。
オープニングからの期待値の高まりはやっぱりRADWIMPSの曲の力によるものが大きいでしょう。
そして中盤の損なわれてしまった糸守の風景の荒涼感、終盤の砕け散る彗星と湖を巡る一連のシーンの美しさ、それらはやっぱり映像の持つ力に他ならないのですよね。
作画によってそれぞれの登場人物像の‘確たる形’があって、それらも小説版で抱いていたイメージを大きく覆すものではありませんでした(テッシー、意外とカッコ良かった)。
RADWIMPSの音楽に心が高揚して、美しく且つダイナミックな映像に魅せられていった107分でした。
大切な人を「 忘れない、心に繋ぎとめる 」という強い想いが作品に通底していて、あらためて、本作をプロデュースした川村元気さんの小説世界と重なるものを感じましたよ。
DVDを送ってくれてありがとう、Mriちゃん。

撮影したこの日の空は・・・逝く夏、その名残りのような空でした。
夏の終りは寂しいですね。 せめて何かいいことがあるかなぁ・・・。
