このところずっと映画を観にゆく時間が作れないでいます。
しかし4月9日にリーブル神戸で公開になる 『 ターコイズの空の下で 』 は公開終了迄 に観に行きたいしきっと観に行けると思っています、楽しみにしたいです。
さて、新作でないどころか凄い旧作なのですが、今月初め頃に録画していたBS.Pでの映画 『 禁断の惑星 』( フレッド・M・ウィルコックス監督 1956年制作 )、、、遅れ馳せながら再生鑑賞が叶いましたので簡単に感想を残しておきたいと思います。
65年も前に作られていた(日本公開もされたらしい)映画を何故今BSで?? と思い、タイトルにも興味を抱いて録画していたものでした。
< story >
西暦2200年、惑星アルテア4に到着した宇宙偵察船C-57-Dの一行は、そこで以前の調査隊の生き残りであるモービアス博士に出会う。博士はアルテア4の絶滅した前文明を研究しており、ロボットのロビーと娘のアルティアと暮らしていた。そして、この星には正体不明の透明な怪物も潜んでいた。 (※映画情報サイトよりの転載です)
SF映画というジャンルに於いて、なんてったって65年も前に作られたってことが凄い。
現代のCG、特殊加工技術を前にして もはや全く存在を異にするような作り の画の数々を素直に楽しむことが出来ました。
勿論‘いま’の思考からするといわゆるツッコミどころ満載ともいえます。宇宙調査船クルー全員がホワイト系の同一民族だったりクルーたちと娘アルティアとの初遭遇が青春映画的だったりとか…。
そんな中で一つ、「人間の潜在意識下の本心が異星の怪物を生んだ」という展開には少なからず驚かされました。幸せな移住を夢見てアルテア4に来た科学者モービアスが実はその意識下で育んでいた憎しみと破壊への衝動。それがアルテア4の高度な文明力によって増幅し具現化、全てが滅び去るという人類と文明の自滅の様相。
何となく、古き良き時代のSF映画的な匂いのするレトロな映像からは平和感が漂い、こんなシリアスな展開があるとは思われなかったので意外な驚きでした。
全く趣きを異にするものでテーマも違うけれど、ふと、アンドレイ・タルコフスキー監督の『惑星ソラリス』を想起しました。知性と思考をもったソラリスの海が謎めいた現象を引き起こすというあの展開を。
その‘意識下の本心’というものに焦点を当てて(モービアス博士のダークサイドにも迫って)描かれていたら、違った趣のイイ意味で更に強烈な印象を残す作品になったのじゃないかなぁと思いはしました。が、100分弱というコンパクトな尺の中にいろんなSF要素が盛り込まれた ‘ 楽しい ’(←結果的にこの言葉が一番相応しい気がします)作品だったと思いました。
最後の アダムス機長の台詞は意味深いです。あんなカッコいい台詞を言わせてもらって、美女を手中に収めただけでなく機長としても面目躍如でしたね、アダムス。
光線で輪郭だけが浮かび上がった怪物の姿も、現代のエイリアン映画のモンスターたちとは一線を画すもので私としては観ていて結構ワクワクしてしまいましたよ。ガマガエルとライオンを足して2で割って10乗して膨らませたような感じでしたけど。
さてさて・・・。
凄い能力を持つ割にキャラ的に‘可愛い’としか言いようのないロボットのロビー。
ロビーはなんでも成分を分析して同じものを増産させることが出来るのですが、クルーの一人はこっそりバーボンを230リットルも作らせてました。
230リットルも要らないからせめてボトル15本分くらい作って届けてほしいなぁ。( 届けさせるんかいっ!)

いつの間にかすっかり桜が咲いていましたが今日の雨は花散らしの雨になってしまうのでしょうか・・・。
まだこれから開くはずの蕾は残ってくれてこの先に咲いてくれると嬉しいです。
どんな時でも(コロナ禍でも)季節は巡りますね。 そして桜は変わらず凛と咲くのですね。
皆さんにとって(それぞれの意味で)どうぞ良い春でありあすように。

が、なななんと、ぺろんぱさんブログに載った為、興味が湧いたのは確かです。(キッパリ)
が、自分のハードディスクにたまった観てない映画がけっこうある為(何でもかんでも録画すな!)(・・いやそれ程でも・・)観るとしてもちょっと先になりそうです。
レスリー・ニールセンも出てたとか。(どんどんボケまくってるんで←トホホ、その名前聞いた時何に出てた人やったかとっさには思い出せず→裸の銃を持つ男)
それにしても、前々から思うこと!ぺろんぱさん守備範囲広いっ!!
ほなまたです。
守備範囲は広くないです、もともとSF映画も好きなのでその流れです。
少し先のご鑑賞になってもビイルネンさんがご覧になられるのを私も楽しみにしています(*^-^*)。
レスリー・ニールセンさん。
メインキャストで出てはります、カッコ良く。
てか、私は『裸の…』とかは全く未見でニールセン氏のことは良く知らないのですが、『裸の…』で氏が放たれてる3枚目的イメージ??からは想像もつかないような超2枚目です。時の流れ…なのでしょうか。
C-57−D号がアルテア4星に着陸する時の映像なんて現在のハイテク映像からは想像もできないくらい面白いです。
ご覧になられた際には「一番身近な」お方とビイルネンさんのご意見交換も拝聴したいくらいです(^^)。