2022年02月06日

蕎麦屋 すごく久しぶりに聴いた


 北京冬季オリンピックが始まりましたね。
4年に一度のその瞬間に持てる最大限の力を発揮できますようにと、選手の方々にはまるで親心のように祈っています。


 昨夜友人からスマホにメールが来て、「いまBSフジで中島みゆきの歌やってるみたいだけど観てる?」って。
知らなかったので慌ててBSフジにチャンネル合わせました。

過去放送の『 BSフジサタデープレミアム 輝き続ける中島みゆき 』の再放送であるらしかった・・・初回放送すら知らなくて観ていなかった、ぼーっと生きてるから。
内容は、ゲストが一堂に会して語り合う<Special Talk Session>を軸に、歌やインタビューも交えみゆきの世界が紹介されるというものでした。

既に半分は放送が終わっていたのですが、自分としては「蕎麦屋」が‘なんて久しぶり!’な感じで聴けたのが嬉しかったです。
中村中さんの声と歌い方がとてもしっくりときて、中島みゆきに対する思い入れを語る言葉や佇まいにも静かに引き込まれるものがあって中村中さんはやはり素敵なアーティストさんだな、とも。

生きていても・・.jpg

<蕎麦屋> 中島みゆき作詞・作曲
世界中がだれもかも偉い奴に思えてきて
まるで自分ひとりだけがいらないような気がする時
突然おまえから電話がくる
突然おまえから電話がくる
あのぅ、そばでも食わないかあ、ってね

べつに今さらおまえの顔見てそばなど食っても仕方がないんだけど
居留守つかうのもなんだかみたいでなんのかんのと割り箸を折っている

どうでもいいけどとんがらし
どうでもいいけどとんがらし
そんなにかけちゃよくないよ、ってね

風はのれんをばたばたなかせてラジオは知ったかぶりの大相撲中継
あいつの失敗話にけらけら笑って丼につかまりながら、おまえ

あのね、わかんない奴もいるさって
あのね、わかんない奴もいるさって
あんまり突然云うから 泣きたくなるんだ

  この曲は 1980年春に出された中島みゆきの7作目のオリジナルアルバム『 生きていてもいいですか 』に収録(初出)されています。まだLPレコードの時代でした。
今はレコードプレイヤーを自宅に置いていないのでレコードは聴けないままでしたが、ラックから「生きていても…」のLPレコードを引っ張り出してきて番組終了後に懐かしく眺めてしまいました。
情報を送ってくれた友人に感謝です、ありがとう。

そういえば以前にはNHK・BSプレミアムで『 中島みゆき名曲集 〜豪華トリビュートライブ 』も放送されて(あれは観ました!素晴らしかった!)、その時も中村中さんが出演されて「元気ですか」と「怜子」を歌われていたのでしたね。
あのライブでは中島美嘉さんが歌ったみゆきの「命の別名」に心を強く掴まれました。それから、華原朋美さんが歌った「黄砂に吹かれて」も、私としては工藤静香さんが歌うそれよりもずっと印象深くとても良かったので いつかまた華原朋美さんにも中島みゆきの歌を歌ってほしいです。

臨月.jpg

ちなみに、7作目のアルバム『 生きていてもいいですか 』がレコードジャケットも収録曲もあまりに暗すぎてファンの間でも物議を醸して??次の8作目のアルバム『 臨月 』ではみゆきが笑っている姿がジャケットになった、という話はファンの間では結構有名です。


posted by ぺろんぱ at 19:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
中島みゆきは、レコードに針を落としたり、カセットテープをガチャガチャしたりと自ら能動的に聴くよりも、ぼんやりラジオ聞いてて突然流れてきて思わず手が止まり心が「聴く体制に入る」って感じになれるのが好きです。
この前「ファイト」が流れてきまして、自分は最近自分と戦ってるかな?とふと思い悩みました。軽くですけどね笑。
Posted by ロラお at 2022年02月08日 15:25
ぺろんぱさん、こんばんは。

このBSフジの番組、私は初回放送の時も今回も前半を見逃すという失態を犯し、自分の学習能力の無さに呆れていたところです。とはいえNHK以外にチャンネルを合わせることがほとんど無い私が、後半だけとはいえ2度も観られたのはむしろ運が良かったのかも?
だからといってはなんですが、NHK の方はしっかり観てますよ。ホント素晴らしかったですね。
そういえば別の番組で観た宮本浩次の「化粧」も素晴らしかったなぁと思い出し、動画サイト検索したりして。

ところで「生きていてもいいですか」にはそんな逸話があったのですね。
まぁ「うらみま〜〜〜す」ですもんねぇ(笑)
Posted by ami at 2022年02月09日 19:21

ロラおさん、お越し下さり嬉しいです。

>突然流れてきて思わず手が止まり心が「聴く体制に入る」って感じに

なるほど、深いですね。
まだ若かりし頃に実家でみゆきの『砂の船』を大音量で聴いていて、隣室にいた母が「なんて哀しい曲…」と突然泣き出したのを強烈に思い出しました、今。

ロラおさんは、貴ブログ記事から私には‘闘う孤高の戦士’的イメージがあります。
ファイト!です。


Posted by ぺろんぱ at 2022年02月09日 20:03

amiさん、お越し下さり嬉しいです。

おお、amiさんも!? 私も実はNHK大好き人間で起きた時からテレビはNHKです^^;。
あの「トリビュート」は暫く録画で残していたのですが今は無く…こうなると俄然また観直してみたくなるものです。
宮本さんの「化粧」は私も聴いたことがあります。身体全てから絞り出されるようなソウルフルな(でも悲しさの強く残る)「化粧」、印象深かったです。

そうなんですよ〜、あの真っ黒のジャケットに薄グレーのタイトル文字、そして一曲目のアレですものね。でも「泣きたい夜に」なんて凄く優しく寄り添わてる感じの歌なんですけどねぇ(*^-^*)。



Posted by ぺろんぱ at 2022年02月09日 20:27
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