2022年06月05日
グレートウォール ( BS12 録画鑑賞 )
ブログをアップしようとPCに向かったら何度も何度も不具合でリセット、、、ちゃんと立ち上がるまでに30分以上かかり さすがにもう駄目かと。立ち上がってからも暫くはワンクリックごとにかなりのタイムラグが生じ、何とかアップにこぎつけたものの次回はどうなることやら。アナログ人間の自分に激しく自己嫌悪 です。
録画していた(5月21日 ・BSトゥエルヒ放送)映画『 グレートウォール 』( チャン・イーモウ監督 2017年制作 )をやっとこの週末に観ました。
映画館に行くときは 何月何日の何時の回 という具合にそこに全ての照準を合わせて臨むわけですが、自宅での鑑賞は2時間じっくりテレビの前に座せる環境を整えてからの鑑賞開始となるので、やはりそういうところが案外ハードルが高かったりするのですよね。
さて本作、巷(ネット上)ではあまり芳しからぬ評判のようでした(「巨費を投じたB級映画」とか「ハリウッド・スターを招いてのB級映画」とか「マット・デイモン仕事選べ」とか ^^; )が、そういうジャッジは横に置いておいて 私は難しいこと考えずに‘超娯楽大作’として楽しめました。実は消去する前にもう一回観たいと思ってます。
< story >
世界を旅するウィリアム(マット・デイモン)ら二十数名の傭兵部隊はシルクロードの中国国境付近で馬賊に攻撃された上に謎の獣に襲われる。生き残ったウィリアムとトバール(ペドロ・パスカル)は禁軍が守る万里の長城にたどり着くものの降伏を余儀なくされる。戦略を担うワン(アンディ・ラウ)によって処刑を免れたのち、ウィリアムとトバールは自分たちを襲った獣が60年に一度やって来る饕餮(とうてつ)という怪物であり、万里の長城がその群れを都に入れないための防壁だと知る。 (※映画情報サイトよりの転載です)
チャン・イーモウ監督作品ということで映像美(特に色彩的な)は期待通りで、何よりやっぱり、なんだかんだと言っても私はクリーチャーものが好きなんだなぁと再認識した次第です。
色彩の美。本作では目が覚めるような鮮やかなブルー。
ブルーのコスチュームに身を包んだ女性兵士達が饕餮(とうてつ)に挑む闘いは徹底的に統率されたアクロバティックなショーのようで、「おお!そんな闘い方が?!」と目を見張ります(残念ながらあまり効果的とは思えない戦法でしたけど)。
赤の兵士、青の兵士、紫の兵士、クリーチャーが弾け飛ばす血の赤でさえ鮮烈で。そして支配する空気のグレー感がそれらを更に鮮やかに見せているかのようでしたが、本作は圧倒的に 青の神秘 だったと感じました。
饕餮(とうてつ)の造形に、何かしらイメージさせるものはあるにせよ オリジナリティーを感じられたのが先ず良かったです(そこはポイント高いです)。どこか東洋的な魔面でもあり。
饕餮の暴れっぷりはCGなので 何でもあり なのですが、とにかくその群れの数が尋常じゃない、凄すぎます。あんなのが大群で押し寄せて来て いくら人間が知恵と勇気をふり絞ったとしても勝てるはずがありません(・・・でも本作では知恵と勇気で、勝つ)。そこにはある‘鉱物由来のモノ’が関与するのですが、まあ何かしらの 天敵 が存在してこその生物なのですものね。
60年に一度やって来るというのも謎ですが、あれだけの数を思念??のようなものだけで統率できる あの女王饕餮 の存在にもう少し迫ってもらえたら一層楽しめた気もします。エイリアンのマザーのように特別に巨大なわけでもなく、ただ思念を送るだけで(私にはそう見えた)支配できるあの女王をもっと知りたかったです。でも本作の中心はソコじゃないってことなのでしょうね。
アンディ・ラウは甲冑コスチュームが似合いますね、画が引き締まる感じで素敵でした。ウィレム・デフォーは結局は欲深な役どころでちょっと残念でしたが、それも意外性という意味では効果アリだったのかな? そしてルー・ハン、初めて知った男優さんでしたが可愛くて魅力的でした。
最後は美味しいところ全部持ってったマット・デイモンはやっぱりそれなりに仕事選んでるんやと思いましたよ^_^。
2時間、久々に何も考えないで楽しむことができました。はい、きっともう一回観ると思います。
テラスBeerの画、第二弾。
夏の気分ですが その前に梅雨がありますね。
PCに向かってこれを打ってた先ほど、点けてたテレビのNHKスペシャルで「水害リスク」やってました。
本作『グレートウォール』の饕餮は60年に一度やって来るようですが、毎年何処かしら 〇〇年に一度 と言われるような豪雨による水害に泣く昨今、せめて今年は何処も災害に当たらぬようにと祈ります。
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私は『HERO』『LOVERS』などのアクション系チャンイーモウとは相性がイマイチなのでこれも完全スルーだったのですが、まさか中国神話でお馴染みの饕餮ものだったとは。俄然観たくなって来ました。アンディラウの甲冑姿も気になるし(笑)
それにしてもぺろんぱさんがクリーチャー好きとは意外です。
お好きなクリーチャー映画とかあるんですか?
amiさん、お越し下さり嬉しいです。
「アクション系チャンイーモウ」とは面白い表現ですね。(いつかどこかで使わせて頂いてもよいですか(*^-^*))
確かに、「非アクション系チャンイーモウ」の方が名作と言われる作品は多いですよね。
しかしamiさん、饕餮をご存じだったとは!
amiさんの読書量の多さの賜と(ごめんなさい勝手に)納得しております。それなら是非とも本作をご覧になってちゃんとマット・デイモンが仕事選んでるかどうか見極めて下さい!(笑)
>クリーチャーもの
基本的に怪獣、恐竜モノは好きです。
SFは大好きですがホラー(特にゾンビ系)がダメなので線引きが難しいところですが、『エイリアン』シリーズは素晴らしいと思います。
あと、グロさがたまらない『遊星からの物体X』は金字塔で、公開時に観ていなくて近年知った『ライフ』に登場するエイリアンも美しいながら不気味でなかなか楽しかったです。
ああ^^タイトルが思い出せないような映画もあって返信コメントさせて頂きながら楽しくなりました、長々と書いてしまってごめんなさい、つい嬉しくて乗ってしまって…。ありがとうございました!
あ、本作の饕餮クリーチャーは、「魔的」でなかなか良かったです。
『遊星からの〜』は金字塔、なるほど〜。CG全盛の今では出せないグロテスクさがいいですよね。『エイリアン』『ライフ』ときて、ぺろんぱさんのクリーチャーの好みがちょっとわかった気がします(笑)
ちなみに私はクリーチャーよりゾンビの方が好きかも、です(笑)
amiさん、再びのお越し、とても嬉しいです。
あ、好み分かっちゃいましたか^^;。いえいえそれならばamiさんに‘意外’と言って頂ける過去作品をちょっと思い出してみます(*^-^*)。
ゾンビ!あー、ソレはアカンです(涙)。ソレと知らずに観に行ってしまって後で苦しんだ作品もありました^_^;。