2023年07月16日

最近の思いと、『 クオーレ 』


  昨日15日(土)の朝、NHKの天気予報で6時台、7時台と二度、「明日 日曜日は太陽がギラギラ照りつける一日になるでしょう」と言っていたのを聞いていたせいか、昨日は近藤真彦さんの「 ギンギラギンにさりげなく 」が脳内ヘヴィロテでした。 なんでこの曲が?って思ってましたが気象予報士さんの言葉力やったんですね。

モクレン - コピー.jpg

ギンギラ太陽を気にしていたのは今日の朝に実家の町内で奉仕清掃作業があって泊りで実家に帰ったいたためでしょうか。年に5度あるこの地域活動に、実家にはもう誰も住んではいないけれど定期的に帰っている身として毎回参加させてもらっています。
何気ない日常の会話が流れる中で(時に話に加わることも)、草を引いたり公民館の窓拭きをしたりしているのは不思議と癒しにもなるのです。
実家に帰るのは施設で看てもらっている母の面会もあります。
コロナが5類に移行して厳しかった面会制限が少しだけ緩和されたことは過日(5/28付)拙ブログで書きましたが、文字にするとほんの少しの緩和でも それがもたらせてくれる‘決して小さくはないこと’を今は実感し始めています。母の状況が良くなっているわけでは決してないのですけれどね。

 映画 映画BSで幾作品かを観ました。
キーラ・ナイトレイとマーク・ラファロの『 はじまりのうた 』(ジョン・カーニー監督)はレヴューを途中まで書いていたのですが結局そのままになって挙げず仕舞い。マーク・ラファロといえば今年11月公開予定の映画『 哀れなるものたち 』(ヨルゴス・ランティモス監督、主演はエマ・ストーン)が興味深いところです。

橋を - コピー.jpg  クオーレ - コピー.jpg

 本の方は、あれから友人との会話に登場して興味を抱いた『 橋を渡る 』(吉田修一著)を図書館で借りて読み(第1〜3章はもやもやしつつ活字を追っていましたが、いきなりSF的展開を見せた最終章には驚くと共に微かな希望の光が見えて、この最終章こそが私は好きだなと思えた)、今は『 クオーレ 』(デ・アミーチス著)のページを繰っています。
『 クオーレ 』はアニメになった「母をたずねて三千里」の原作が小さく収められている一冊です。
最近「母を…」のストーリーに触れる機会があって、どうしても原作を読んでみたくなったのでした。アニメはかなり長編の世界ですが原作は60頁足らずのとても短い作品です。けれどそんな中にも少年マルコの心情が丁寧に、時に切なく時に激しく描かれていて、予想していた以上に読ませてくれるものでした。
「母を…」の原作はほんの一部で、『 クオーレ 』はそれ以外に多くの「お話」が収められている約470頁にわたる長い作品です。まだ途中ですが優しい気持ちにさせてくれそうな一冊です。

 18日(火)には近畿も梅雨明けするとか。
大雨、そして酷暑、それだけでも十二分に生きづらいこの地球。 皆さん、ココロもカラダもどうぞ大切に。



posted by ぺろんぱ at 19:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ぺろんぱさん、ご無沙汰してます。

ジョン·カーニー監督は私的“とりあえず観る”監督リストに入っていて『ONCE ダブリンの街角で』がお気に入りです。同じくリスト入り監督のヨルゴス·ランティモスの『哀れなるものたち』もとっても気になってます。
そして『橋を渡る』、読んだのが随分前なので、まさかの『わたしを離さないで』的なお話で吉田作品ではちょっと異色だったな〜と言う記憶しかありません。我ながら情けないです。
何かあまりの暑さに書いてることも支離滅裂なのでこの辺で。
ぺろんぱさんもどうぞご自愛下さいね。
Posted by ami at 2023年07月23日 15:17

amiさん、お越し下さり嬉しいです。

amiさん的 ‘とりあえず観る’監督リストに今回挙げてたご両名の御名があったのですね、何だかとても嬉しいです。
『ONCE…』は未見です、観てみたいです。『哀れなるものたち』はエマ・ストーンのキョーレツなキャラ見たさも相まって今は待ち遠しくなっています。
小説『橋を渡る』は、ネット上では急激なSF展開がファンの方々には不評?だったみたいですが、もともと友人と「空中で生活する」っていう話をしていた時に本作を思い出してくれた友人が紹介してくれた一冊なので、そのSF的展開になった最終章に‘あぁ友人が言っていたのはこの世界のことだったのね…’と、私としてはそこが面白く感じられたのでした(^-^)。
吉田修一さんの作品では映画化された『悪人』が印象深いですね、やはり。

しかしamiさんの脳内の「映画館」と「図書館」はやっぱり凄いです(*^-^*)。また読ませて頂きたいなぁ。
酷暑の日々ですがどうぞ佳き日々をお過ごしくださいね。



Posted by ぺろんぱ at 2023年07月25日 18:20
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