(映像はハイビジョン対応にリマスターされたノーカット版だそうです。)
「うちのカミさんがね・・・」でお馴染みの、ピーター・フォーク演じるあの刑事コロンボです。
子どもながらに、当時は毎週の放送がとても楽しみだったのを覚えています。
今回の再放送では、初回は特に人気の高かった2作品『構想の死角』『歌声の消えた海』が連続放送され、録画してもらったものを後日に鑑賞、懐かしい想いで見入りました。
今後のプログラムはよく分からないのですが、もしもアンコール放送してもらいたいものを「一作だけ」挙げるとすれば・・・私は『別れのワイン』でしょうか。
このシリーズの大抵の作品に於いて、犯人は角界で成功を収めた著名人でしたが、この「別れのワイン」では、ワインの道を極めた謂わば“達人”でした。
ここでちょっと、不確かな自分の記憶を正すため<Yahoo!映画情報>より簡単なstoryを下記に転載させて頂きます。
<story>
ワイン工場を経営するエイドリアンは、工場売却をたくらむ義弟の殺害を決意した。彼は空調を切った自分のワインセラーに義弟を閉じ込め、窒息死したところを海に投げ込んで溺死を装わせる。法医解剖によって事故死に疑問を持ったコロンボは、エイドリアンに疑いの目を向けるが、物証はまったく見つからなかった…。(Yahoo!情報より)

そういえば、真犯人の名前はエイドリアンでしたっけ。
演じた役者さんはドナルド・プレザンスという男優さんです。
プロの刑事として、真犯人を挙げることに毎回本能的に執念を燃やすコロンボでしたが、本作では犯人・エイドリアンに対する何かしらの“敬意”のようなものが感じられたように思います。
一つのことだけに人生を捧げてきたようなエイドリアンの生き様に、(そして殺された方の人間が、決してその人間性には与しがたい人物であったことも踏まえて)どこか心を通わせるものがコロンボにあったのかも知れません。
本作のストーリーは比較的よく覚えていて、確か犯人はその達人技ともいえる自身のワイン鑑定力が仇となり、墓穴を掘る形となってコロンボの推理に堕ちたのでした。
今考えればエイドリアンが“そのこと”(墓穴を掘ることになったキッカケ)に気付かなかったのは全くもって不自然なことなのですが、当時は子どもだったから分からなかったのか、分っていたとしてもそんな疑問点を凌駕してしまうくらい面白かったのか、とにかく、すんなりと物語に入り込んでいました。
本作は殊の外、ラストが心に染みました。
逮捕の直前、たしかコロンボが極上のワインをエイドリアンに差し出し、二人は車中で乾杯をします。
別れのワインですねー。
この時の二人の交わした会話が、人生のほろ苦さと、何かを分かち合った者同士のみが味わう熱い思いに満ちた、滋味あるものだったと記憶しています。
今なら当時よりはワインの美味しさも分ってるはずだから、あぁ、もう一回観たいです、『別れのワイン』。

さてさて

今年初めてのジンの画、それもジンの王道・マティーニ(ドライ)の画です。とてもドライ、とてもとてもビターで美味しいマティーニでした。

今度観に行くつもりの映画は、このマティーニをなんと6杯も立続けに飲んだという御仁の映画です。
一昨年・年始の鑑賞時に、D.クレイグ主演なら「次回作は必ず観に行く」って宣言してましたからね。
何度となく「DVD-BOX」の欲しくなってるワタシです(=^_^=)
『殺人処方箋』
『構想の死角』
『忘れられたスター』
この辺りは、きっちり観ときたいですねー。
うーん。
あ、そう言えばピーター・フォークさんが認知症となられたようで、、残念です(×_×)
あ!『忘れられたスター』!!
実は、「2番目は?」と聞かれたらコレを挙げようと思っていたくらいに記憶に残っている一作です。
こちらもラストの部分をかなりはっきりと覚えています。“真の犯人”への憐みと“偽りの犯人”への優しさをコロンボに感じました。
そうそう、ピーター・フォークさんのその記事、私も新聞で読みました。
悲しいですね。
コロンボ、懐かしい。
ピーター・フォーク、車、犬、
『家のかみさん』
これを見ているとこの映画の影響って
大きいですね。
・古畑
・相棒
コロンボと並んでシリーズでいい感じって
・スタートレック
かなあ。。。
ところでこのマティーニは、どこで?!
WWですか?
来月、久し振りに行けそうなので楽しみです。
「相棒」は未見ですが、これもコロンボの影響を受けてる世界なのですか??
古畑さんは分り易いですね。(^−^)
「スタートレック」もシリーズ未見です。
ミスター・スポックの“耳”に惹かれるものがありますが。
このマティーニは、ホテル・グランヴィア19F・レストランフロアにある<サンドバンク>というBARでの一杯です。
こちらのマティーニは(作られる過程を見ていますと)ベルモットはほんの一たらし程度しか使用されず、まさに「究極の」ドライなマティーニでしたよ。
WWは私も近々にお伺いするつもりです。
前回お伺いしてからひと月以上経ってしまっているので、ママさんのお姿とダイナマイトカクテル<WW>が恋しい〜です。
何か無粋に見えるコロンボが
最後にチョイスするワインが素晴らしかったりして
良かったです
ところで刑事コロンボシリーズ
スピルバーグが1本演出しているのご存知でした
「構想の死角」だったと思いますが
そうですね、あとで調べてみて知りましたが、あれは極上の「モンテフェスコーネ」というデザートワインだったようです。
どんな味なのでしょうね。
ところで、「構想の死角」がまだ映画監督としてデヴュー前の若き頃のスピルバーグが監督を務めたという話は、私も後になって知ったことでした。そういう意味でも、これが最もリクエストの多かった人気の高い秘密なのかも知れませんね。