2009年09月18日

エレキな春(コミック)

  今はもう秋・・・だけど、この『エレキな春』(しりあがり寿 作・画 白泉社文庫版)を購入しました。

コミックを買うなんて何年ぶり、いえ、何十年ぶりでしょうか。
ジュンク堂書店の堂島アバンザ店もヒルトンプラザ店も在庫がなく、難波店からのお取り寄せでした。

少し前のブログで書いた『ゆっくりさよならをとなえる』(川上弘美著)の中の一篇で紹介されていた漫画本です。
初めて『ゆっくりさよなら・・・』を読んだ時にこの本に興味を持ち、以来読み返すたび「買うぞ」と意気込みながら雑事に紛れて買わずじまい。でもずっとこの『エレキな春』という、奇天烈で、まことに“エレキな”タイトルがずっと脳内にインプットされていました。
今回の『ゆっくりとさよなら…』再読で漸くアクションを起こし、今、私の手元にあります、この本が。

                  エレキな.jpg                 
この表紙、そそられます。
しりあがり寿さんは、以前朝日新聞を購読していた頃、夕刊の四コマ漫画「地球防衛家のヒトビト」ですっかりその哀愁漂うトホホな世界に魅せられていた作家さんです。
アコースティックな秋の夜、この『エレキな春』の“シュールでおバカ”と称される“エレキな”世界を自宅で独りこっそりと楽しみたいと思います。


さて、その秋。

古くからの友人にして人生のアナーキスト、Ach。彼女は折に触れて元気をくれます。「夏には夏の燃えるような、秋には秋のしっとりとした恋を、するものよ」とは、彼女の人生の銘。
既に夏を見送り、もう恋の仕方も忘れたかもしれない私はやはり、先ずはこっち方面(お酒)でしみじみと秋を楽しむことにしましょうか。

                  十四代.jpg          

 ある夜のある居酒屋のカウンターで。 ・・・私のエレキな春よ、いずこ。

posted by ぺろんぱ at 20:46| Comment(9) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
お早うございます。

連休に突入ですね! 極力、人の多く集まる場所には近付かないのが得策でしょうが、、(・ω・)

>「夏には夏の燃えるような、秋には秋のしっとりとした
>恋を、するものよ」とは、彼女の人生の銘。

恋はいいですね。
秋を舞台とした、モノクロなフランスの恋愛映画とか、夜長に観てみたいものです。

>既に夏を見送り、もう恋の仕方も忘れたかもしれない私は
>やはり、先ずはこっち方面(お酒)でしみじみと
>秋を楽しむことにしましょうか。

あらら・・何と。
恋をしたくなる作品をご覧下さいね。

ワタシは毎日、恋愛レーダーの感度を上げてますよ(=^_^=)
電波がどうやら一方通行なケースが多いようですが(=^_^=)>
Posted by TiM3 at 2009年09月19日 09:22
おはようございます。今日からシルバーウイークです(^-^)お正月休みを3日間しかいただけない私にとっては、この大型連休は非常に貴重です!
さて、秋の夜長に日本酒ですか・・?うらやましいです。私は苦手です。残念で仕方ありません。
お酒飲めないと、人生の食生活の3分の1を損した気分がします。TiM3さん、素晴らしいですね!
私も毎日、嵐の大野君に恋愛レーダーを向けています(^-^)テレビでしか会えませんが、ワクワク・ドキドキ・ヘラヘラします。嬉しくて仕方ないです。ええ!もちろん一方通行ですよ!ヨン様に恋する年配のご婦人の気持ちがよ〜く分かります。
前置きが長くなりましたが、ココ・アヴァン・シャネル観に行ってきます。こちらは、アメリの子ですよね?楽しみです(^-^)
Posted by vivian at 2009年09月19日 10:06
vivianさん、初めましてです。
有難うございます。

>さて、秋の夜長に日本酒ですか・・?うらやましいです。
>私は苦手です。残念で仕方ありません。
>お酒飲めないと、人生の食生活の3分の1を損した気分がします。

この歳になってなお、自分の限界量が分かっておらず、毎度ヘロヘロに酔ってしまいます。情けなや・・

>TiM3さん、素晴らしいですね!
>私も毎日、嵐の大野君に恋愛レーダーを向けています(^-^)>テレビでしか会えませんが、ワクワク・ドキドキ・ヘラヘラします。嬉しくて仕方ないです。

一方通行でも、幻想でも、妄想でも、恋は素晴らしいと思います。
因みにワタシは、(嵐の)ニノ君と生月日が同じです。

年齢と収入は全く違うと思いますが・・(⌒〜⌒ι)

>ココ・アヴァン・シャネル観に行ってきます。
>こちらは、アメリの子ですよね?楽しみです(^-^)

これは観に行って来ました。良かったですよ。
Posted by TiM3 at 2009年09月20日 00:55
ニノクンと生月日が同じのTiM3さん、こんにちは。
連休ですね〜、何だかGWより嬉しいくらいの気持ちです。
雑事もありますが、時間を大切に、でも欲張らないで、のんびりゆっくり楽しみたいと思います。

>恋をしたくなる作品を

夜長に恋の映画、よいですね。
しかし悲恋モノだと余計恋から遠ざかりそう?!
こんな時には(以前にも書かせて頂きましたが)不思議と元気をもらえる映画『恋人たちの予感』でも引っ張り出してきて観返してみましょうか。

そしてTiM3さんもvivianさんも、まことにピュアでナチュラルな生き方をしていらっしゃるのですね(*^_^*)。
電波が一方通行でも、否、一方通行であるからこそ心の中で恋心が美しく光り続けるのかも・・・。私も光続けるものを抱かねばなりませぬなぁ。

TiM3さんとvivianさんとのこんなふうなコメントのキャッチボールも嬉しいです、どんどん会話してくださいね〜。(*^_^*)

お酒の自己限界量はなかなか簡単に掴めるものではございません。また、分かったとしても、それを守ることってなかなか出来ることではないのでござりまする・・・。(-.-)
Posted by ぺろんぱ at 2009年09月20日 11:14
そしてvivianさん、こんにちは。

シルバーウィーク、楽しんでいらっしゃいますか。私もここにきてのこの連休、大変嬉しくありがたく、大切に使いたいと思っております。あ、既に一日は終わっちゃった!

秋の夜の日本酒はまことに佳きものですが、でもそれが駄目でも「恋愛レーダー」でvivianさんは人生を3倍楽しんでおられることと拝察します!
嵐の大野君、いいじゃないですか(*^_^*)。
「ワクワク・ドキドキ・ヘラヘラ」という感情も何だかとてもいいです!頑張って下さい!(*^_^*)

>ココ・アヴァン・シャネル

観にいかれるのですね。
TiM3さんも御推奨のようですね。
是非ご覧になって感想をお聞かせ下さい。
それから、、、お二人の出会いを祝して??、(勝手に私から御紹介していいのかどうか、でもいいのだと勝手に判断して)vivianさんにTiM3さんのブログを御紹介致しますね。

拙ブログ左下の<お気に入りリンク>の中の「河北妄想特区!」をクリックして下さればTiM3さんのブログに飛びます。私もちょくちょくお邪魔させていただいております、楽しいブログですよ。
『ココ・アヴァン・シャネル』のレヴューもアップしておられます。

Posted by ぺろんぱ at 2009年09月20日 11:36
ぺろんぱさん江。

拙ブログをご紹介頂き、有難うございます。

『恋人たちの予感』いいですねー。ピーカンパイ!

NY郊外のシーンで、遠くにツインタワーの眺められてた映像が印象的です(・ω・)
Posted by TiM3 at 2009年09月20日 20:23
TiM3さん、こんにちは。

はい、『恋人たちの予感』は何故かいつ観ても心を上向きにしてくれます。
ピーカンパイでカンパイ!といきたい気分。でも食べてみたい、本場の、そのピーカンパイなるもの。

>遠くにツインタワーの眺められてた

奇しくも、このお休み中に観に行った映画でも幻のツインタワーが存在感を示す作品でした。
後ほどレヴューをアップ予定です。

Posted by ぺろんぱ at 2009年09月22日 14:47
こんばんは vivian です
ココ・アヴァン・シャネル 観てきました
本で読んだストーリーと大筋は同じでしたが、押しかけ愛人みたいな感じが違うと思ったし、幼少の頃のこと・恋人が死んだ後の人生・戦争の時代が全くといっていいくらい触れてなかったです
ただ、ひたすら働きたいと言うのですが、何故働きたいと思うのかを本人は言いません。おそらくは、育った環境がバックグラウンドにあるためでしょうが、天賦の才能のせいだと私は思います
どっちかといえば、仕事より恋愛に重点を置いた映画でした・・ねぇ・・TiM3 さん?
TiM3 さんのブログ楽しく拝見させていただきました (^-^)  ニノと似てるな〜と感じたのは、職人気質っぽい、技あり・・のようなところですね!
それを堅苦しく思わせないところが素晴らしい〜と思いました ありがとうございました (^-^)
ペロンパさん、恋人たちの予感もいいですけど、私は「セレンディピティ」をお薦めします
私はこの映画を観て初めて、えっ!外人も運命の出会いなんてこと考えるんや〜と知ったんです
ポップコーン5★ですよ  エヘヘ
Posted by vivian at 2009年09月27日 19:44
vivianさん、こんばんは。『天地人』の後半を食い入るように見ておりました。^_^;

オドレイのココは如何でしたか。(*^_^*)

>仕事より恋愛に重点を

私が先日観た『ココ・シャネル』も恋愛に重点が置かれていたように思いました。

>天賦の才能のせいだと

そうですね、自分をよく知っていたのでしょうね。才能に早く気付くことも(才能のある人というのが前提ですが)一つの才能なんでしょうか。

TiM3さんのブログ、ニノと重ねて語られる辺り、流石はvivianさんですね〜!私もTiM3さんの職人技ブログには沢山学ばせて頂いております。

>「セレンディピティ」

知りませんでした。さっきネットで調べてみたらジョン・キューザック主演作品なのですね。割りと好きな俳優さんです。是非チェックさせて頂きますね、ありがとうございます。(*^_^*)
Posted by ぺろんぱ at 2009年09月27日 21:21
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