本編開始の直前、『THE 4TH KIND』という映画の予告編で流れた実録映像とやらが余りにショッキングで、本編が始まってからも暫くはその映像がフラッシュバックしてきて100%この作品に没頭できないでいました。
予告編のタイミング、考慮して欲しいです。
それにしてもあの映画、いったい何なんでしょう、いまだに怖さが甦ります。
story
空を旅する運命を背負うヘンリー(エリック・バナ)は、どんなときにどの時代のどこへ飛ぶのかは自分で選べない。秘密を抱えた孤独な人生を送る彼は、ある日、旅先の過去で、一人の少女に出会う。やがてヘンリーは、少女から美しい心の女性へと成長したクレア(レイチェル・マクアダムス)といつしか愛し合うようになるが……。(シネマトゥデイより)

ラストの、あの一瞬の時空の重なりのためだけに存在した一作と思える本作。
あの一瞬の“時空”と“肉体”の触れ合いこそこの映画の全て。
それまでややもすれば冷静に淡々と物語の展開を見ていた私だったけれど、あのラストには不覚にも涙してしまった。
「待つ」ということに於いて、未来への希望を胸に秘めて待つことと、喪失の現実と抱き合わせのそれとは全く別物だ。ラストのそれは、「待つこと」が即ち「喪失と向き合うこと」だったのだから。
観る前は原題『THE TIME TRAVELER'S WIFE』を何と味気無いものかと思っていた。でも観終わったあとでは、それこそが物語の世界を端的に表現したものであったのだと納得した。
時空を旅する者と共に人生を生きようと決意した女性の「愛の貫き方」がテーマに描かれていたように感じたから。
ただ、ヒロイン・クレアを演じたレイチェル・マクアダムスが私の感覚では余りにキュートでスウィート過ぎて、ヘンリーとの愛と共存に苦悩する姿に今一つ現実感が伴わず、“綺麗に仕上げられたラブロマンス”という感じにとどまったのがちょっぴり残念だったかなぁと思う。映画を楽しむならそれで十分なのかも知れないけれど。
列車の中での母親との再会シーンは別の意味で美しかった。時空トラベラー・ヘンリー自身の苦悩(彼こそが最も苦しいはず!)が哀しく切なく胸を打った。
物語の中で語られたことによれば、ヘンリーは遺伝子異常による特異体質を持ち、時として“アルコールの摂取”がタイムトラベルを誘発してしまうらしい。
もし私がヘンリーと同体質なら、毎夜タイムトラベルの連続となること必至だよなぁ。

某日、某BARにて、ジャック・ダニエルのオン・ザ・ロック。
このあとすぐに時空旅・・・いえいえ、酔いが回ってふわふわしていただけのことです。
本作、良さそうですね!
高松では「出会いらしい出会い」もないくせに(=^_^=)
恋愛系の作品にばっかし食指が動いてしまいます。。
実は正直に言ってちょっぴり、期待値に届かないところは感じました。でも、画的にも美しい映画でしたよ。
>恋愛系の作品にばっかし食指が
良きことではありませんか!
そのうちどこかで素敵な女性から「あなた・・・TiM3さんね?」って言われるかもしれませんよ〜。・・・って、実はこれ、この映画ネタですぅ。(*^_^*)
え〜!もう予告編が流れているんですね。
ミラ姐さんの『フォース・カインド』は今年を締める作品として期待してるのですが
誰も見たことがない衝撃映像を早く観てみたいです(公式サイトも、まだ未完成)^^
ターミネーターと違って「着てる物をよこせ!」とは言わないところが紳士的でした。
キッピングをマスターさせたのは着衣の確保という重要な教えだったのでしょうね^^
列車内でもっと言いたいことがあるのに、ひと駅で降りてしまったシーンが切なかったな〜。
「夏への扉」それとも以前教えていただいた「リプレイ」なんて部類になるのでしょうか?
ブルク7へはなぜか足が重いwest32ですが、
> ラストの、あの一瞬の時空の重なりのためだけに存在した一作と思える本作。
この言葉に惹かれましたね。
ちょっと一息の余裕が出来たので映画を観たいと思っていました。
ご紹介ありがとうございます。
『フォース…』の予告編、確か3つの実録映像が流れましたが、‘2つめ’で心臓が口から出そうになりました。\(◎o◎)/!
あの予告編だけでもう十分過ぎるくらいショックを受けているので私は絶対観に行けません…itukaさんのレヴューを“怖いもの見たさ”で楽しみにしておきますので宜しくお願いします。(←託させて頂きましたぁ!)
さて本作。
列車のシーン、切なかったですよね。
どこかで突然初めて出会った人が意味深な言葉を口にしても、決して不審者と決めつけて警戒してはいけない“運命的な何か”があるのかもしれないですね・・・と、ロマンティックに想像・・・。
>着衣の確保
突然目の前に全裸の人が現れたら、こっちは警戒どころか怖くて逃げますよね、間違いなく!!
着衣の確保は本当に大変そうでした。
あれで時空浮遊のエネルギ−の大半を消費しちゃいそうです。
夏への扉!
爽やかな読後感を残すSF小説でしたねー。
実は私もこの映画を観る前『リプレイ』を思い出していたのですが、こちらは(原作は分かりませんが)もう少しスウィートな仕上がりになっている気がします。
しかし“知り得た情報”を使って・・・という二作に共通する某シークエンスがあったのは興味深かったです。
誰にも“ちょっと苦手な”劇場ってありますよね。私も梅田にありながら殆ど行っていない劇場があります。
ブルクは新しいので、綺麗なところは悪くないですよ。ロビーの混雑には閉口ですが。
もしもタイミングがあえばどうぞ。(*^_^*)
先日、無事(?)劇場鑑賞を済ませました。
ちと私的には「夫婦」⇒「家族」のドラマに膨らんでしまったのが、好かなかったかなぁ・・(・ω・)
まぁでも、ハーレクインなテイストもあって、楽しめました(=^_^=)
ブルクは最近、どうなんでしょ?
大阪におった頃は、とにかく1階からなかなかエレベータに乗れなくて、イライラしたものでした(=^_^=)
地下から上がって来る時点で満員なんですよね・・
>ハーレクインなテイストもあって
そのへんがちょっとスウィートな感じで、私としてはもう少しビターな感じを味わいたかった、というところです。(^^)
ブルクで映画を観る時は、私はいつも地下からエレベーターに乗るようにしています。
ただ、1Fで沢山乗って来られるので「開」のボタンを押し続け、そのままエレベーターガールになってしまうことが間々ありますが・・・。^_^;
毎晩トリップしてると思う・・・
ヘンリーのような特殊能力を持った家族がいると
ほんとに大変ですよね
それでもそこから逃げないで家族として希望を持って支え続けた物語は
ベンジャミン・バトンとも通じる切なさを感じました。
夫婦の情愛もいいけど,ヘンリーと母親,ヘンリーと娘との
親子の情愛のシーンにうるうる来ましたわ。
ならば、ななさんとはトリップ仲間にもなれるかも知れないのですね〜。(*^_^*)
ベンジャミン・バトンは本で読んだだけで映画は未見なのですが、いつか映像で観てみたいと思っています。数奇な運命を宿命として受け止め、共に生きようとする決意、それだけで凄いことなんですね。
>ヘンリーと母親,ヘンリーと娘との親子の情愛
そうですね、どちらかが既に逝った人であるからこそ、さらに求める確かな繋がりは深く濃くなるのでしょうね。
ななさん、私は今宵赤ワインでそろそろタイムトリップが近いような・・・。