こんな拙いブログですが、読んで下さっている方々、本当にありがとうございます。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
さて、そんな嬉しい週ながらとんだハプニングもあってかなりトホホだった一週間、映画はコレで締めくくりました。
シネリーブル梅田での『ルドandクルシ』(カルロス・キュアロン監督)です。
ラテン系のハイテンションな運びの物語りながら、最後には甘酸っぱい情感が溢れて・・・。
story
アルフォンソ・キュアロン、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ギレルモ・デル・トロが手がけた映画会社「チャ・チャ・チャ・プロジェクト」の記念すべき第一弾作品。
メキシコの片田舎のバナナ園で働くベト(ディエゴ・ルナ)とタト(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、草サッカーに明け暮れていた。そんなある日、スカウトのバトゥータ(ギレルモ・フランチェラ)が彼らにPK対決をさせ、勝ったタトをメキシコシティに連れていくが…。 (※story、写真とも映画情報サイトより転載させて頂きました。)

お酒に関して学習効果のない私が人のことを言えた義理ではありませんが、それにしてもこの兄弟二人、好きなものに対しての学習能力が全くありませんでした。^_^;
サッカーで一躍有名になるも、田舎から出てきてあっと言う間にお金を手にした彼らにはやっぱり魔の手が延びるわけで。
ベトはギャンブルに、タトは色恋に、これまたあっと言う間に心身ともに身ぐるみ剥がされちゃいます。
“栄光→転落”、これが絵に描いたように、というか紙芝居の場面転換の如く目の前でパッと入れ替わっちゃう感じでした。展開が速い!
でもそんな二人はいがみ合いながらも実は似ていて、二人とも「お袋に家を建ててやるのは俺だ!」って思い続けてるところが何とも真っ直ぐで愛おしく、その割りには非建設的で計画性がないところがまた“大らか”なのを通り越して何とも“脳天気”で、「ああやっぱり愛おしいなぁ、この二人」って思ってしまうのです。
そう、母親への愛は並々ではないのです。
母親だけでなく、それは「家族愛」にも通じているのです。
だから、ベトとタトは互いを実は“大切な家族として”深く愛していて・・・最後のPK戦はそれを如実に物語っていて、ちょっとだけスクリーンが(涙で)滲みました。
膨大な貧富の格差や、政治やスポーツの世界にもまかり通る裏金、闇稼業の暗躍など、メキシコのお国事情がさらりと盛り込まれており、ラストで「じゃあ結局は誰が母親の家を建てたのか」を考えるとちょっと複雑な思いに駆られたりもします。(それにしてもドン・カシミロはやっぱりデ・ニーロでもマーロン・ブランドでもなかったなぁ。)

手にした栄光はなくしたけれど、傍に互いの存在があるのは同じのベトとタト。
互いを認め合えた今、海辺に吹く砂っぽい渇いた風は、きっと二人には優しい風だったでしょう。
サッカー選手時代にはそれぞれ、「ルド(タフな乱暴者)and クルシ(自惚れや)」といった渾名で呼ばれた二人でしたが、やっぱりこれは「ベト and タト」の物語なんですよね。
メモし切れませんでしたが、スカウトのバトゥータによって進められるMCが含蓄があってなかなか深い言葉の連続です。
「信者と聖者の違い」なんてさらっと口早に語られたのは勿体無いほどで、もう一回ちゃんと聴いて頭を打たれたい?気がします。
映画の後で久々のT子嬢との再会。
勉強してアロマセラピストの資格を取った彼女、以前にもアロマの贈り物を戴いたのですが今回もとっても素敵な「香のプレゼント」を戴きました。
特殊な繊維で作られた薔薇の花をアロマオイルの瓶に漬けると、花びらの色が段々淡いピンク色に染まってきて、同時に柔らかい花の香りが部屋に満ちてきます。もう一、二日経つと花びらに更にピンクの濃淡が現われるみたいです。


優しい香に癒される午後のひと時です、ありがとう、T嬢。
ワタシも5周年めざしてがんばります。
これからも長くお付き合いを〜^^
5周年、おめでとうございます。
確か貴ブログに初めてお邪魔したのは『もしも昨日が選べたら』鑑賞時だったように記憶してます。
そこからでも、たぶん4〜5年ぐらい経ってるのでしょうかね・・
早いようで・・早いものです。。
おめでとうございます!
タイトルのひとつひとつに5年間のぺろんぱさんの思いが込められているのですね。
どおりで私など駆け出し気分が抜けず、フラフラしているはずです(笑)
これからもぺろんぱさんの記事を楽しみにしています♪
お祝いのお言葉、ありがとうございます。(*^_^*)
私の書き方が曖昧だったのですが、拙ブログは「4周年」です(^^)。それでもって「5年目」に突入いたしました次第です、はい。
しかし私もitukaさんと同様、5周年を目指して頑張ります。
こちらこそどうぞ宜しくお付き合い下さいね〜。
最近は貴ブログを訪問しても(フィリップ以来観ている作品が被らず)すごすごと引き下がっていた私です・・・今度は足跡を残させて頂きます!
お祝いのお言葉、ありがとうございます。(*^_^*)
>5周年
曖昧な書き方ですみませんでした、「4周年」でございます。5年目に突入して4日目を迎えた『シネ乾』です。
>一瞬「シドandナンシ」に
私も観に行く前は「シドandクルシ」とか言いそうになってました〜。(^^)
初めてコメントくださった『もしも昨日が選べたら』は06年10月でした。そこから3年半が経ちました。
はい(*^_^*)、早いようで…めちゃめちゃ早いです。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
お祝いのお言葉、ありがとうございます。(*^_^*)
itukaさん・TiM3さんと同様、訂正させて頂くと拙ブログは「4周年と4日間」です、今のところ(^^)。でも来年「5周年」を迎えられたらいいなぁと思っています。
仰って下さった通り、いろんな思いのこもった小文たちです。
でもfizz♪さんが「かけだし気分でフラフラ」だなんてとんでもない!!
いつもfizz♪さんの記事は心の深い部分に沁みてきます。
私の方こそこれからもfizz♪さんのブログを楽しみにしています。(*^_^*)
おっしゃるように気分転換にはいい映画でしょうね、ラテン系のノリですから。
>“栄光→転落”、これが絵に描いたように、
これが面白そうです、予告編でもこれが気になる点でした。ある意味♪馬鹿げたものかもしれませんが。
やっぱり時間をとって映画を観に行きたいです。上映中にいけるかなぁ?と
PS ぺろんぱさんと同じく4年前に映画のブログをはじめたwest32です。そうです!!5年目に突入ですね。昨年も言ったかもしれませんが、これからも色々情報交換よろしくお願いします。
《継続の力》は凄いです。おめでとうございます。
これからも素敵な感想を愉しみにしています。
最近、映画を観てないので、そろそろ見に行こうかな。
本作、“大きなうねり”的なものはなかったですが、鑑賞後の気分は悪くなかったですよ。(お兄ちゃんがちょっと可哀相だったかな…。)
ナレーションが結構深くて、聞いていて「なるほどなぁ」って思いました。(^^)
もしもお時間が取れればご鑑賞の候補作に加えて下さいね。(でも敢えて強くはお勧めしません、率直に言えば(^_^;))
west32さんも5年目突入ですか!
こちらこそこらからもどうぞ宜しくお願い致しますね!こう書きつつ、また来年もこんなやり取りができていればいいなぁと思います。(*^_^*)
お言葉ありがとうございます。(*^_^*)
ブログを続けているものの、自分自身が精神的にあんまり向上していないような、映画の鑑賞眼にいたっては全くもって進歩していないような、そんな私です。でもこれからも(拙いなりに)自然体でやっていけたらいいなぁと思っています。
見捨てずにどうぞまたお越し下さいね。
>そろそろ見に行こうかな
cochiさんの春の第一作は何でしょうね〜、楽しみです。(^^)
4年も続けられるって,凄いことですね。
ぺろんぱさんとは
映画だけでなく,猫やお酒の話題も盛り上がって楽しい!
これからも「オトナで素敵な」レビュー,楽しみにしています。
で,映画ですが・・・
ディエゴ・ルナ+ガエルですって!
それは観たいなぁ〜〜〜(どっちも好き♪)
お言葉をありがとうございます。(*^_^*)
ちっとも凄くなんてなくて、ななさんはじめ皆さんが温かいコメントをくださるから今まで何とか続いたのだと思います。
これからも拙いブログですが時々はお越し下さいね。猫話、お酒話でも盛り上がりたいです〜(*^_^*)。
>ディエゴ・ルナ+ガエルですって!それは観たい
そうなのですか! どちらもお好きなのですね!!
二人ともどっちかといえばちょっとクール?でナイーブな?(ガエルくんに至っては『モーターサイクル・・・』での真っ直ぐさも!)イメージが先行していただけに、私としては本作での弾け感(特にガエルくんの)が新鮮でもありました。
あ、でも他作品でも結構お茶目に弾けてた役もありましたっけ…(^_^;)。
そして、4周年おめでとうございます!
4年間の映画とお酒の記録ですね!(笑)
映画って本当にいいですよね〜
(って今は亡き某氏のせりふではありますが)
自分が体験できるはずもない人生や、場所や、
時代の一部分を見ることができたり、
タフな自分の現状から少しの間逃避できる
素敵な時間だったりするのですよね。
そんな時間や感想を共有できるこのブログを
これからも楽しみにしています。
ちなみに“ルド&クルシ”は明日見に行こうと思ってまーす。
4周年 おめでとうございます☆。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。
残念、ご近所ならば御祝のお酒を届けたかったです〜
それにしても「香のプレゼント」、凄いステキですね。
香りだけじゃなく視覚的も癒されそう〜 私も欲しいなぁ。。。
最近、映画館での鑑賞は、てんでご無沙汰ですが、
ぺろんぱさんのレビューを参考にさせて頂き、
アレコレおうち鑑賞をしている今日この頃です。
ガエルくんのこの作品も、DVDで是非観たいと思います。
これからも『シネ乾』を楽しみにしていますよ!
今日は、貴ブログにお邪魔しながら「4年前はどんな年だったかな?」
な〜んて、ふと自分の過去を振り返ってしまいましたが、
パッと思い出せないのが悲しい・・・^^;
御無沙汰です、ようこそ〜。
>4周年おめでとう・・・
お言葉、ありがとうございます。
はい(*^_^*)、この4年間の記録です。しかし、「お酒」はこのブログには記し切れていない
ほどの大量飲酒実績が・・・それでもって幾多の失敗があったことか〜。(自爆)
そうなのですね、映画っていいですよね。(*^_^*)
シアター内に座して、予告編も終わって更なる暗転の中、一瞬静まり返る瞬間はちょっとした
“独り・愛の逃避行”気分です。
ルドクルは如何だったでしょうか〜?
ガエルくん、あの歌いっぷりは演技か?はたまたマジで“一直線”なのか??(^_^;)
いえいえ、そんなことより“闘い済んで”の海辺のシーンがなかなか良かったです。
どうぞこれからも拙ブログにお越し下さいませね。宜しくお願い致します!
>4周年 おめでとう・・・
お言葉、ありがとうございます。
>ご近所ならば御祝のお酒を
うわぁ〜、お気持ちとっても嬉しいです!
今から飛行機のチケットを手配して受け取りに行きたい気分ですぅ。北海道には春の気配は見えてきているでしょうか(*^_^*)。
香りのプレゼントは今も花びらをほんのりピンク色に染めて柔らかな香を放ってくれています。
桜じゃないですが、部屋で花見です。(あ、、、花見酒?(^_^;))
>アレコレおうち鑑賞を
私の拙い表現ではちっとも参考にはならないんじゃないかと恐縮ですが、ガエルくんの歌いっぷりがお茶目で時折音程が外れてたのだけは確かです。(^_^;)
>ふと自分の過去を
私も“パッと反応”、鈍ってます。(^_^;)
でも自分の来し方を思いやるのって悪くはない時間ですよね。「たら」「れば」の発想じゃなくて純粋に一つ一つの出来事を思い返すのって、たまにはいいですよね。
これからもこんな拙いブログですが宜しくお付き合いくださいね。