2010年07月08日

サマーウォーズ(DVD鑑賞)

 
 七夕は夕方に雨は上がったものの、天の川の水かさはどうだったのでしょう。織姫は天の川を渡ることができたのでしょうか。

夏、ですね。
先日友人Mriちゃんが貸してくれたDVDからもう一作、昨夏公開のアニメーション映画>『サマーウォーズ』(細田守監督)を昨夜に鑑賞しました。

実は公開時に一度劇場へ足を運んだのですが、私の少し前で完売状態になってしまったのでした。
恐るべし、日本のアニメワールド。

でも小惑星探査機<はやぶさ>をモデルにしたと思しき<あらわし>っていうのが本作に登場しますし、はやぶさが奇跡の地球帰還を果たした今、タイムリーな鑑賞ともいえるのかも知れませんね。(単なる、小さな自己満足)


story
  小磯健二は少し内気で人付き合いが苦手な17歳。数学オリンピック日本代表の座をあと一歩で逃したことをいつまでも悔やんでいる理系オタクだ。健二はある日、憧れの夏希先輩からバイトを持ちかけられ、一緒に彼女の故郷まで旅行することになる。バイト内容は、「ご親戚」の前で彼女のフィアンセのフリをすること。しかし、仮想空間“OZ”のパスワードを解いてしまったことから、世界を揺るがすトラブルに巻き込まれてしまい…。 (※story、写真とも映画情報サイトより転載させて頂きました。)

                  サマー1.jpg

  今さらですが、この映画、劇場で観たかったですねぇ。

仮想空間OZのカラフルな近未来的映像や、巨大化したハッキングAI・ラブマシーンが現れるおぞましいシーンとか、そのラブマシーンと夏季の華麗なる?花札対決とか、スクリーンで観たら興奮度は更に高まっていたと思います。

現実世界での「大家族」の個々の個性や其々の繋がりや絆なんかは、大家族過ぎて2時間弱では描ききれないものもあったかもしれないですね。
私としては、大おばあちゃんと養子・侘助さんとの感情の軌跡みたいなものにもうちょっと深く迫って欲しかった気がしました。
それがこの物語のもう一つのキーだったように思えましたので。

もう一つのキーは勿論「健二の成長」っていうことになると思うのですが、それが彼の自助努力だけでなく、彼を迎え入れた夏季の大おばあちゃんや親族たちとの関わりがもたらした力だったということが、最後に不覚にも涙腺が緩むことになった所以でした。


サマー.jpg


ネットの仮想世界に生きるのもそれはそれで一つの楽しみとしても、人と人とが声を掛け合ってコミュニケーションをとること(大おばあちゃんの言葉)は決して忘れちゃいけないことなのでしょうね。キーボードやタッチボードを介さない繋がりっていうのも大切。

しかし、「機械に知識欲を与え且つそれが悪用されること」って、本当に怖いことなのですね。
まだまだそういうネット世界には疎いと思う私にとっては、あの「OZ」は驚異の世界ですらありました。(大きな自己嫌悪)

 さてさて、某人物の劇中の台詞、「(日本はろくでもないところだけど)ビールだけは美味えや」。

最近「ビールで酔うのも悪くないかも」と思えてきた私。某人物の言うように国産ビールも確かに美味しいのですが、今日は先日飲んだベルギービールのお話。

                  セゾン・レガル.jpg

多分これってベルギービールとしては結構スタンダードなものなのでしょうね。軍鶏マークの施された「セゾン・レガル(Saison Regal)」です。スパイシーな感じもしましたが、やっぱり喉を越したくらいにベルギービール独特の苦甘みを感じてなかなか美味しかったです。

最後に、「人を守ってこそ己を守れる」って『七人の侍』の中の台詞だったのですね。本作の中で使われていました。
逆もまた真なりとも思いますが、こっちの言葉は深奥ですね。




posted by ぺろんぱ at 22:05| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
ペロンパさん こんにちは (^-^)
暑中お見舞い申し上げます
お元気ですか? バテてないですか?

サマーウォーズは、本で読みました。アニメは、コナンくん しか観ないんです (笑)
でも、TUTAYA で、レンタルして観たんです。確かに、劇場で観た方が良かった、と思いました。カラフルでポップな感じに好感が持てました。驚いたのは、あの数式に答えがあったことでした。天才やね!彼は!以前、テレビで、世界の偉人ーという番組で、数学の天才!という人を見ましたが、その人もすごかったですけど、彼もすごいよね (^-^)  私なんか、高校時代、数Vが
まったくダメで、こんな問題が解けたからといって、一体何になるんだ!・・と逆ギレしてたものです。漢文は、得意でしたが、これも何の役にもたっていません (泣)あの時代にしか出来なかった勉強かなぁ〜と、今は思います。

では、ペロンパさん 暑い夏、頑張って乗り切って下さいね! 私は、先日、聖子ちゃんのコンサートに行き、いっぱいパワーをもらってきました
 (^-^)  vivian
Posted by vivian at 2010年07月10日 13:54
この作品は、劇場公開当時、観よう観ようと思いつつ
観逃した1本でした。

衛星降臨を待とうっと(=^_^=)

>最後に、「人を守ってこそ己を守れる」って
>『七人の侍』の中の台詞だったのですね。本作の中で使われていました。

そんな引用があったんですね〜

ワタシの覚えてるのは、

「また負け戦だったな」
「勝ったのはわしらではない」
「このめし、おろそかには喰わん」
の3ツでしたね。

総て、同じ人物が言ってたのですが・・
Posted by TiM3 at 2010年07月10日 21:37
暑中お見舞い申し上げます。
まったくグッドタイミングで、ボクもDVDで楽しみました。
劇場で見るのと、我が家のベットで寝転びながら見るのとでは大違いですね。もちろんですが。(笑います)

こういう世界は大好きで、たまたま「はやぶさ」くんのことも思い出し、劇場では気づかなかった世界にしっとりしました。

ひとりぼっちにするな、みんなで食事

がいいです。ちょっと前の日本では、家族みんなで食事をしていたんですよね。懐かしい風景でした。

Posted by cochi at 2010年07月10日 23:03
vivianさん、こんにちは。
蒸し暑いですね、なんとか元気に?しております。バテそうになったら“命の水(別名アルコール)”でエネルギーを補強しています。^_^;

コナンファンのvivianさんも本作をご覧になられたのですね。
そうですねー、確かに健二クンは数学の天才でしたね! 普段そうでもない人がココゾ!という時に非凡な才を発揮したりすると感動ものですよね。
数Vかぁ・・・思い起こせば私は(気付かないうちにある日突然)授業に付いていけなくなってました。でもきっとあの数Vの世界は無意味ではなかったのでしょう。(漢文もきっと見えないところで役に立っていると思いますが。)
大学受験とは全く関係ないところで、今はあの頃の勉強をもう一回やってみたいっていう気が時に起こります。

さてさて、聖子ちゃんのコンサートですか!
いいですね〜!よくチケット取れましたね、凄い!
聖子ちゃんのコンサートでよりパワフルになったvivianさん、私にもパワーを送って下さ〜い。(*^_^*)
Posted by ぺろんぱ at 2010年07月11日 15:57
TiM3さん、こんにちは。

はい、いつかBS2で是非ご覧になってくださいね。(*^_^*)

>「また負け戦だったな」
>「勝ったのはわしらではない」
>「このめし、おろそかには喰わん」

同じ人の台詞ですか。じゃあ本作に引用の台詞もその同じ人から語られたものかもしれませんね。
『七人の侍』はDVD録画しているので、いつか“ちゃんと”観ようと思いつつ、未だ完遂しておりません。
まことにいけませんね。

本作は「戦」の描写も語りでなされていますので、その辺のところ、TiM3さんの精査?検証?が入りそうですね〜。それも楽しみです。






Posted by ぺろんぱ at 2010年07月11日 16:03
cochiさん、暑中お見舞い申し上げます。
蒸し暑い日々ですね。

cochiさんは劇場鑑賞もされた上で、再度のDVD御鑑賞だったのですね。
くつろいだ姿勢でご覧になるのと同時に、「二度目」ということできっと違う良さもあったことと存じます。(^^)

>ひとりぼっちにするな、みんなで食事

私もね、この台詞に思わず自己の生活を反芻してしまいました。
友人・知人との食事を別にすれば、普段は一人で食事しお酒を飲んでいる自分ですから。
仰る通り「家族みんなで食事」は昔は当たり前のような風景だったのですよね。
今は週末もしくは隔週の週末には帰郷しているので、両親と共にする食事をその都度「一期一会」くらいに大切にしたいものだと改めて感じた次第です。

Posted by ぺろんぱ at 2010年07月11日 16:09
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