お酒は心の友ですが、その中でも夏場のジンは私にとっての恋人、焼酎の水割りはたまに会って世間話する気心しれた友人ってとこでしょうか。
それがどないしてんな、、、はい、秋になったらまた言うこと変わってそうです、ごめんなさい。
堂島サンボアBARでのジンライムと、三宮の居酒屋さんでの芋焼酎水割り(au 赤ウインナー)の画です。
さて

国美に足を運ぶのはもしかして2年ぶり?くらいでしょうか?
確か<モディリアーニ展>を観に行って、モディリアーニの作品もさることながら併設展の<塩田千春展>に強く惹かれたということを拙ブログでも記していたと思います。(検索したらありました、08年8月15日付、映画『赤い風船/白い馬』について書いた記事でした。)
奇しくも今回もまた併設展の<束芋>なるアートの世界に(こちらは「惹かれる」と言うよりも)何やら「不穏なるものに囚われてしまった」かの感で深く印象付けられてしまったのでありでした。
「1.団地層」
「2.団断」
「3.悪人(新聞小説『悪人』挿絵原画)」
「4.油断髪」
「5.ちぎれちぎれ」
「6.BLOW」
6つのブースで繰り広げられる束芋ワールドは、不気味で毒気を含み、そこはかとなく世紀末的空気が支配する空間でした。
しかし、何故か遠い遠い記憶の断片が発するような奇妙な懐かしさを感じさせ、早くその不穏なブースから出たいと思わせる反面、いつまでもそこに足を留めさせる不思議な魅力もあったのです。
本展は「断面の世代」と題された映像インスタレーション。
6つのブースで一つの世界を作り上げ、不思議な牽引力でもって何処かの遠い世界にいざわれていくようでした。
(そういえばブース3の『悪人』はこの週末に映画化された作品が公開されるのですよね。深津さん、モントリオール世界映画祭の最優秀女優賞受賞、おめでとうございます。)
怖くもあり妖しくもあり、否応なく不安を掻き立てられるようであり、遠い記憶を呼び覚まされるようでもあり、それは不気味でありながら実に深遠なる世界でした。「束芋」なる名前、忘れることはないでしょう。
本展、9月12日で終了してしまいますが、“THE・横尾忠則!”的な“圧倒されるほどパンチの効いた”イマジネーションの「全ポスター展」共々、ご興味のある人は是非足を運んでみてくださいね。
横尾忠則展は、衝撃的ともいえるポスターも数々あれど、各地の「Y字路」を描いた作品はポスター作品とはまたちょっと趣を異にしてて中々に興味深かったですよ。
ウィキで調べたら、束芋さんの名の由来は「田端家の妹」だから
だそうですね。
てっきり「本名:タバタ・イモコ」さんとかと思ってました(・ω・)
横尾忠則氏と言えば、ワタシの好きなブキー・ワンダーランドな
ソウルグループ「アース・ウィンド&ファイア(EW&F)」の
某アルバムのジャケットデザインを手がけたことのあるのが印象的
でした。
http://ec2.images-amazon.com/images/I/51XZTYSHN3L._SL500_AA300_.jpg
ゲージツはやっぱり、良いですね。
ワタシも「瀬戸内国際ゲージツ祭」に行っとかないとなぁ・・
こんなページにもコメントくださって嬉しいです、ありがとうございます。(*^_^*)
>「田端家の妹」
そうなんですよ!
流石はTiM3さん、情報収集の角度が鋭いですね!
私も初めはタバイモって何?どういう意味で命名??って思ってました。
横尾忠則さんのそのポスターも確か展示されてましたよ!
スフィンクス、印象的でした。
「切断された小指に捧げるバラード」なんていう有名な衝撃ポスターもあったりしましたが、私は無難に(友人知人にも送れるように)ビートルズのポスター画のポストカードなんかを購入しましたが、アレ、買っとけばよかったかもと後悔。^_^;
「瀬戸内国際ゲージツ祭」!?
わお、知りませんでした。
さっきネットでちょっと見てきましたが、高松プラス「島!」が会場っていうのがシブいですね。
「いま、瀬戸内が熱いっ!」ってマスコミに言わせて下さい!!
横尾忠則さんのポスターを始めてみた子供の頃衝撃を受け、そのあとインドやヨガに彼が傾倒していると聞いて、ちょっとかじってみたり....印象的な方です。
観れなくて残念。
> 各地の「Y字路」を描いた作品
こんなのも面白いですね。
この展覧会、展示作品の数が半端じゃなかったです。
作品自体のインパクトの大きさも当然ながら、その数で圧倒されもしました。
そして、いろんなことに(いい意味で)貪欲に取り組んだ人でもあったのですね、横尾さん。
作風や目指す世界や描く対象が変化したり、インドやヨガに新境地を見出そうとしたことなども、全て彼の前向きなエネルギーの為せる業なのかなぁと感じましたよ。
またいつか兵庫県内の美術館で開催されるかも。
兵庫県民だし〜。(*^_^*)