2010年10月13日

真夜中の動物園(中島みゆき新譜)

 
 今日のお昼休憩時間は会社のテレビにくぎ付けでした。
チリの鉱山落盤事故で地下に閉じ込められた人たちの救出。一人目の男性が無事地上に救い上げられた瞬間、感動の涙でした。それから二人目、三人目と続き・・・。
どうか最後の一人まで、全員が無事に救出されますように。ぴかぴか(新しい)


  今日は中島みゆきのオリジナル・ニュー・アルバム『真夜中の動物園』の発売日でした。会社近くの新星堂で購入。

CD帯のキャッチコピーを見て「そうか、みゆきの曲は今やソフトロックと呼ぶのか・・・。」と、初めてみゆきの曲に触れた遠い昔を思い出して妙にしんみりしたりしてね。

                 miyuki新譜.jpg


2曲目の表題曲にいきなりノックアウト。
  
   柵も壁も 闇と同じものになった真夜中
   今ではもう無い草原の  はるか彼方から
   滅びた群れが 連なってやって来る
   誰だい  ヒトなんか呼んだのは
   流氷に座ってる 
   あれはシロクマの親代りだったヒトさ
   DaDa……
   逢えない相手が逢いに来る
   逢えない相手が逢いに来る


7分余の曲に聴き入る。
静かだけど大きくて深い、底の無い、無限大の、幻想の物語に包まれる感じだった。

昔々に“ぞっこん”の聴き方をしていたのを懐かしく思い出し、独りで照れ笑いしながらも、久々にその頃の感覚が甦るのを感じたのだった。

ボーナストラック曲も含めて全12曲。
軽快な曲調の中にどすんと来る歌詞とか、不意を衝かれて胸が熱くなる歌詞とか、または、繊細で柔らかな曲調と迫り来るものに囚われる力強い曲調とか、私なりにみゆきワールドを楽しんだ今夜。

やっぱりいいね、みゆき。ぴかぴか(新しい)
 
                  ウチのみワイン.jpg




posted by ぺろんぱ at 21:08| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
はじめまして。blueroseと申します。
少し前から毎週楽しく拝見しております。

ぺろんぱさんのレビューを読んで、早く聴きたくなりました。
わたしもみゆきさんの大ファンです。初めて購入したアルバムは"Love or nothing"。当時は歌の世界を理解できるほどの経験がなかったにもかかわらず、何度も繰り返し聞きました。ラジオの「お時間拝借」の頃が懐かしいです。日本語をとても大切にされるシンガーのひとりだと思います♪
Posted by bluerose at 2010年10月15日 21:08
blueroseさん、はじめまして。
ようこそです。
こんな拙いブログを読んで下さっていることに感謝です、ありがとうございます。

『Love or nothing』、「ひまわり“SUNWARD”」が印象深いです。
ラジオの「お時間拝借」は未聴でした。どんな世界だったのでしょう。(^^)
仰る通り、日本語を大切に歌の中につむぎ、曲を離れたところでも言葉が生き生きとする歌ばかりですよね。
とはいっても、私は“ぞっこん”に聴き込んでいた時期とアルバム購入を再開した時期の間にブランクもあり、知らない曲もあります。(ファン失格!?) なので、きっとblueroseさんの方がみゆきのたくさんの“表情”をより多く御存知だと思います。これからもいろいろと教えて下さいね。

『真夜中の・・・』はもうお耳に?されたでしょうか。
みゆきへの想い、そして映画のページ共々、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
またどうぞ起こし下さいね。(*^_^*)
Posted by ぺろんぱ at 2010年10月17日 07:03
タイトル曲が良いと、
そのアルバムを贔屓にしたくなりますよね。

SF作品(特に崩壊した近未来モノ)では、
荒廃した世界観の映像の中を、動物園から「解放」された
動物たちが徘徊したりする演出がありますよね。

ふと、そんなイメージが浮かびました(・ω・)
Posted by TiM3 at 2010年10月19日 20:57
TiM3さん、こんばんは。

やっぱりアルバムの中のタイトル曲って気になりますよね。
短編小説集でも同じことが言えますね。(^^)

そのSF作品は『12モンキーズ』!ですね!?
好きな作品の一つです。
ギリアム監督〜!!! (*^_^*)

みゆきのこの曲は非常ににサイレントな世界を感じるものでした、はい。
いつか機会がございましたら聴いてみてくださいね(*^_^*)
Posted by ぺろんぱ at 2010年10月21日 19:00
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