4月に入ってこの何日かは花冷え。
それでも自宅近隣の桜の木には幾つかの開花が見られました。
薄曇りの冷たい風に小さく揺れる桜花、可憐さを感じました。
もう一枚は何処かのお宅の庭先で咲いていた花です。黄色は大好きな色の一つなので思わず写真に撮ってしまいました。


先の週末もいろいろあって劇場に行けず、以前に録画撮りしたままになっていた映画『パリ、ジュテーム』を鑑賞しました。
パリを舞台に、そして「愛」をテーマに、名だたる監督たちがそれぞれに綴った5分間の物語18編のオムニバス映画です。

5分。
潔過ぎるくらいに潔い短さです。
それだけに、監督の想いが凝縮された印象深いものもあれば、残念ながら(私の拙い鑑賞眼では)想いを受け取りきれないままで終わってしまったものもありました。
感覚的に好きな作品は、『お祭り広場(オリヴァー・シュミッツ監督)』『フォブール・サン・ドニ(トム・ティクヴァ監督)』、そして最終話『14区(アレクサンダー・ペイン監督)』といったところでしょうか。
『14区』は、映像というよりも「言葉」で(例えば小説として)もう一度味わってみたい一作でした。
パリを旅する中年女性のように、「歓びと悲しみを同時に感じる瞬間」は全ての人たちがいつか時を経てきっと出会うはず。「その時」が唐突でありながらも自分の人生に訪れる時、幾たびもの人生の節目は全てが不要のものではないのだとと思えた作品でした。
それぞれが(消化しきれなかった作品でさえも)独自な味わいに満ちた作品。
第4話『チュイルリー(コーエン兄弟監督)』に主演のスティーブ・ブーシェミの顔面アップは相変わらずのインパクト大でした。好きな俳優さんなのですけれどね。
パリは22年前に一度訪れたっきり。
この次に行けたとしたら私にもそれなりの5分間の物語は訪れてくれるのかなぁ。
・・・異国の地を旅するんやからそれだけで全部がもう既に物語なんやろね、きっと。 でもそれはいつのことやら。

ブシェーミ(≒ブシェミ)主演のエピソード、ボンヤリと覚えてます。
地下鉄のホームで、トラブル(?)に巻き込まれるハナシだったような・・
また、観直したい1作ですね(・ω・)
今となっては、あれ観てたときは、まだ今よりましやったんかなぁと思う自分が哀しい。(今の状況プラス個人的な状況含めて)
前向きに、と思いつつ、めちゃ後ろ向きな自分が情けないっ!(かんにん)
そうです、第4話は地下鉄のホームでカップルの痴話喧嘩的トラブルに巻き込まれるお話です。
TiM3さんは「ブシェーミ」派?なのですね。
私は一番最初に彼の名をインプットした時の表記が「ブーシェミ」だったので、以来、つい「ブーシェミ」と言ってしまいます。一般的には「ブシェミ」なんでしょうか??
しかし呼び方は変われどあのインパクト大のお顔は変わらず、ですね。(^^)
(「最終話」について)ビイルネンさんと同じ感覚であったことをとても嬉しく思います。
良い状況も良くない状況も含め「無常」なのだ、という意味のことを、先日瀬戸内寂聴さんが言ってらしたのをTVで耳にしました。
だから今の状況も「常ならず」で、このままじゃなくて“前を向いて”行く方向へ変わる時がきっと来る、と。
思いますに、、、「同じ状況」でもそれを受け止める側の心の状態で物事のステージはうんと変わるものなのですね。
(ともあれ、今を前向きに捉えるなら・・・)
(ウゥッ)や(かんにん)など、ビイルネンさん語が久々に拝見できたことを(私は)今とても嬉しく思っています!