TPP、大阪都構想と、是か非かを迫られている問題は幾つもありますが、今はこの問題が頭から離れません。

著者である小出裕章氏(京都大学原子炉実験所/助教)の名前は、よくお伺いさせて頂いているブロガーさんのブログで初めて知りました。恥ずかしながら、それまでは全く知りませんでした。
(そのブロガーさんは決して一方的賛同ではなく「こういう意見もあるよ」という公平な立場で挙げておられましたので、私が勝手にここでお名前を挙げることは控えさせて頂きます。)
小出氏は、原発に夢を抱き、その平和的利用を目指して原発の研究に入りながら、女川原発に反対する人々との出会いを機に方向転換、以来約40年にわたり一貫して反原発・脱原発を訴え続けておられる学者さんです。
3.11以来、原発の是非を漠然とではありますが私なりに考えてきて、自分なりの答えを出したくて先生のこの著書を手にとりました。
原発問題は、TPPや大阪都構想のようにメリット・デメリットを挙げて双方の歩み寄りを考える問題とは明らかに一線を画するものであると、改めて感じている今です。
経済で成り立ってきた我が国ながら(そして軍事政策上の思惑があることも認識した上で)、原発を巡って「何か」が起こった時の代償となる「人々の犠牲」「動物たちの犠牲」は、あまりにも、あまりにも、あまりにも、大きすぎます。そして「何か」は既に起ってしまいました。
脱原発に向けて一刻も早く始動すべきと今は思います。
余談になりますが、小出氏はお酒が大好きで「命の水」と称しておられるそうです。(いくら私がお酒好きといえど、それと本記事の結論は何ら因果関係はありません。)
どうぞお元気で「命の水」を楽しみ続けて下さい。


仰るとおりですよね。
どうなってしまうんだろう…と心配している段階ではもうないと、私も思います。
原発に関して、日本が自国の考えだけでここまで来た訳ではなく、某国のごり押しもあったという情報も見聞きします。
言いなり? 安全性の検討も疎かになって…情けない状態(>_<)
先日、映画雑誌をめくっていましたら、数人の映画監督たちが反原発の記事を寄せていて、そのお一人岩井俊二監督の記事が印象に残っています。
自分は映画に携わっている人間だからこそ、炭鉱におけるカナリアの役割を果たしたい…みたいな事を仰ってました。
国民ひとりひとりも声を大にして未来を守って行かなければいけない時だと思います。
あぶくさん、こちらにもお越し下さりありがとうございます。
起ってしまったことは元に戻せないので、せめてこれから、これ以上の涙が流れないようにと願います。
>某国のごり押しも
この問題以外でも、また他の某国に対してでも、日本が「NO」を叩きつけられないのは何故なのでしょうね。悲しくもあります。
>岩井俊二監督の記事
そうなのです!私が小出氏の名を知るきっかけになった某ブロガーさんの記事も岩井監督絡みの記事だったのです!あぶくさんもご関心をお持ちだったのですね。
>映画に携わっている人間だからこそ、
小説家でも、村上春樹氏がスピーチで原発問題を語ったり、川上弘美さんが原発問題を背景にした小説を執筆されたりしていますね。
小出氏の本著書でも、最後の方に宮沢賢治の「個性の優れた方面において各々止むなき表現をなせ」という言葉を挙げて、だから研究者である自分はこの問題にとことん関わっていく、という意味のことを記されていました。
読み終えて尚、考えさせられる事がいっぱいです。
小出氏の「原発のウソ」読み終えました。
ブログアップしたところです。
メディアに遮蔽された真実と思惑を、穏やかに強烈に教えてくれた一冊でした。
とにかく、脱原発!と強く強く思いました。
↑の「原発はいらない(幻冬舎ルネッサンス新書)」も、新年明けて早い時期に読みたいと思います。
今年も、お世話になりましたー☆
今年は子供も出来て、なかなかブログアップできなかったです。でも、メルマガを思い切って休止したり、恩師のお見舞いに関東まで出かけたりと例年になく貴重な一年となりました。そして、3.11もあり深くいろいろ感じた年でした。
来年以降、自分なりにどのように生きたいなと少しづつイメージが出来てきているので、マイペースで行こうと思います。
来年も何卒よろしくお願いいします☆
今年もゆこうとしていますね。
この一年、ありがとうございました。
dkさんのブログで小出氏の御名を知り、私にとっては意義深いものとなりました。ありがとうございました。
『原発のうそ』も手に取ってみたいと思います。
今年は新しい御家族が誕生された記念すべき年だったのですね。dkさんと貴ブログの更なる御発展を心から念じています。(*^_^*)
こちらこそ、来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!