梅田TOHOシネマズで『50/50(フィフティ・フィフティ)』(ジョナサン・レヴィン監督)を観ました。
主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットは昨年公開の『(500)日のサマー』での主演が記憶に新しい男優さんです。今新作も「5」の数字がつくタイトルなのですね。
ある日突然、生存率50%の癌だと告げられた27歳の青年が、友人や家族と接しながら自分を見つめ返してゆく物語です。

※画像は映画情報サイトよりの転載です。
深刻な状況を質のよい笑いで彩った作品でした。
「最悪のコトが起こっても人生は続いてゆく」という意味のことをつい最近何かで読みました。
本作の主人公・アダムの場合も、戸惑いながらも(そして勿論、苦悩しながらも)一日一日、自分自身の精神的均衡を保ちつつ前を向こうとします。
周囲の人間関係も変化してゆきます。
過剰な反応をアダムに疎まれつつもやはり家族の愛は大きく強く揺るぎないことに心打たれ、ここぞとばかりアダムをナンパに駆り出す悪友カイル(セス・ローゲン)が、実はこっそりとアダムを励ます方法を模索していたりするのは、軽妙なトーンの延長にありながらも落涙を禁じえないところでした。
今まで気付かなかった周囲の人々の細やかな感情にアダムが少しずつ気付かされてゆくさまは、「誰かの支え」はやはり必要なのだとじんわりとあたたかい気持ちにさせてくれます。
やがてこの手からすり抜けていくかもしれない、だからこそ慈しみたい存在があるのですね、誰にでも。
ガールフレンドの置き土産となった老犬が実はさりげなくパワーをくれていたりするのがイイ。
希望に溢れたラストの会話もイイ。
アンジェリカ・ヒューストンもブライス・ダラス・ハワードも好きな女優さんです。
ただ、ブライス・ダラス・ハワード演じるGFが残した絵に対するアダムとカイルの仕打ちは後味が悪かったです。違う葬り方があってよかったのじゃないかと。そこがちょっと残念。

季節感のあるテンプレートに変わりましたね♪
「(500)日のサマー」同様、なんだか楽しい作品でした。
ほんと、映画のタイトルに「5」が付いてる。気が付きませんでした。
あの老犬の憐れみを誘うような目!(笑)
フランス映画では猫が効果的に使われてるなぁと思う時が多いんですが、
犬に関しては上手く使ってるアメリカ映画が多いかもしれませんね。
冬のジンですか!暖かい部屋で楽しんでみたい気もします。
私は寒がりなんで、冬のお酒といえばホットワインをたまにいただいたり。
このテンプレートにもある落ち葉、歩いていて路上で見かける日々です。なんかあっという間に秋がどっかに行ってしまいましたねぇ・・・春夏秋冬ってもうちょっとハッキリしてましたのにねぇ・・・。
>犬に関しては上手く使ってるアメリカ映画が多いかもしれませんね
なるほど!
そこが文化の違いなのでしょうか。でもこういうコメントを戴けるのを凄く嬉しく(ワクワクと)感じます。ゆるりさんの感性に私は学ばせて頂く所が多いです、ほんまに!
冬のジンもいいですよ。
でもホットワインもいいですね。私もある人から、「風邪を引きたくないならホットワインを呑むべし」と言われたことがありまして、今も時々ホットワインを呑んでいます。
でもジンも良いです。
是非暖かいお部屋で一度お試し下さいね!(*^_^*)