シネリーブル神戸で『クリスマスのその夜に』(ベント・ハーメル監督)を観ました。
クリスマスの夜にかけがえのない時を過ごそうとする人々を描いた群像劇です。

※写真は映画情報サイトよりの転載です。
タイトルから推測してハートウォーミング路線に徹した映画だと思っていましたが、それは見事に打ち砕かれました。勿論良い意味で。
オープニングのエピソードは衝撃的ですらあります。このエピソードが最後に大きな感慨をもたらしてくれることになるのですが。
クリスマスの夜は誰にでもやって来ます。
幸せなファミリーやカップルのみならず、孤独や失望につつまれ未来への希望を喪失した人、貧困や老い、命の危険と背中合わせにいる人にも、等しく“その夜”はやって来ます。
民族紛争の過酷さ、苦い涙や哀しい述懐、小さな嘘や困惑、死さえも描かれる幾つかのエピソードの中を生きる人たち。それぞれのエピソードの主人公達は、クリスマスのその夜にどんな思いの淵に辿り着けるのでしょう。
ドラマチックな運命の変化や大きな奇跡は起こりません。
でもささやかな繋がりでそれぞれのエピソードが小さく波打ち、それぞれがそれぞれの希望を胸に夜空の下に立つことが出来たクリスマスに、やはり最後はあたたかい思いが心に遺ったのでした。
北欧の、決して華美ではない静謐な輝きを秘めた聖夜の灯たちに温もりを感じます。
あの夜空に舞う「緑」も、聖夜の灯に違いはないのだと思えた素晴らしいラストショットでした。


ジャック・ダニエルをソーダ割りでいただいた後、今度は氷を一個だけ浮かべてもらったストレートショットを。
やっぱり濃いお酒は美味しいです。
そうだ、クリスマスの夜用に手ごろで美味しいブランデーを買うのもいいなぁ。

久しぶりに当たりました(=^_^=)
次の水曜日に観にいく予定にしているので、再訪させてください♪
今日は読むのをガマン我慢。
ゆるりさん、いらっしゃいませ〜。
そうですか、水曜に!
ではまたお越し頂けるのを楽しみに致しております。(*^_^*)
私もゆるりさんの以前のコメントで触発された某作品を入手。近いうちに鑑賞したいと思っています〜。
この冒頭とラストが上手く繋がってて、一本取られた!という感じでした。
前作(ホルテンさん)もそうでしたが、このシンと静まり返った冬景色の映像には
何か特別な空気を感じてしまいます。
ヨルダンが過去の知人と再会した場所(トレーラーが停めてあった)ひとつとっても、
絵本の中の世界みたいで。
ぺろんぱさんが私と同じように感じてはる(おそらく)と思う部分でも、
文章力があるとこんなに豊かな表現になるんやなぁと読んでて楽しくなりました♪
思ってる事を表現するのって難しいですね〜。
ゆるりさん、こんばんは。
そうそう!ホルテンさんの時もしんと冷え切った空気が感じられましたよね。
嘘いつわりのない冬、っていう感じです。
>絵本の中の世界みたいで
なるほど、絵本!
本当にそうでした。
>私と同じように感じてはる(おそらく)と思う部分
エピソードの繋がり自体は小さくてドラマチックなことも起こらない・・・ってことを書いた部分でしょうか??違うかな??
しかし、私は文章力なんて全くありません。無いから説得力も無くて、それできっとごてごてした表現に走っっちゃってるだけだと思います。ホント、表現するのって難しいですね。私はもうちょっと端的にバシッと表したいです。
なぁ〜んかね、観終わった後で初めて??「ああ、観て良かったなぁ〜」って思えた作品でしたよ。(*^_^*)
同じように感じてはるかな?と思った部分ですが
・予想と異なったオープニングの展開
・北欧の素朴なクリスマスの様子の雰囲気
・冷たく澄んだ空気感(の中でよけに温かさが感じられる灯りとか)
・エピソードが何層にも重なっていき厚みをましていく感じ
などなどデス。
あっ、こうやって箇条書きにすると案外書きやすいかも。。。なんて思いました(笑)
>同じように感じてはるかな?と思った部分
なるほど、そういえば確かに、挙げて頂いている点それぞれ、私も感じておりました。
しかし、こうして端的で的確な表現に換言して頂くと改めて「ああ、そうやった」って思えました。ゆるりさん、ありがとうございます!
箇条書き。 そうだ、いいですよね、そういうのも!(*^_^*)