クリスマス寒波到来の連休中、シネリーブル神戸で『永遠の僕たち』(ガス・ヴァン・サント監督)を観ました。
という書き出しで一昨日夜レヴューを書きあげてアップしたつもりが・・・何故か書いた文章が何処へやら飛んでいってしまい、大ショック!気を取り直して再度書きあげて再アップしたものの、またもや書いたものが丸ごと何処かへ消えてしまいました。
操作ミスです、ちゃんとお酒の酔いを醒ましてからPCに向かったのに。いや、きっと醒めきれていなかったのでしょう、打ったものは保存すらしていなかったので。
更には昨日、CPウイルスに感染したメールを受信開封してしまい、関連の皆様に御迷惑をお掛けしてしまいました。申し訳ありませんでした。
関連の皆様にはお詫びと削除依頼のメールをお送りしたものの、引き続きのフォローをお願い致すところでございます。本当に申しわけない事でございます。
さて、では映画のお話をさせて頂きます。
ガス・ヴァン・サント監督・最新作。
振り返ってみれば劇場で同監督作品を観たのは『パラノイドパーク』(08年4月の鑑賞)以来です。
少年たちを描かせたらピカイチと言われているヴァン・サント監督ですが、本作ではアナベルという女の子(演じるはミア・ワシコウスカ)がとても魅力的で輝いていました。
勿論、主演の男の子もイイです。この男の子は昨年亡くなったデニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパーで、メロウな感じの目のあたりがお父さんにそっくりでした。
そうそう、加瀬亮さんがキーとなる役柄で全編通して出演されています。
交通事故によって両親を失い、臨死体験をした少年イーノック(ヘンリー・ホッパー)、彼だけにしか見えない幽霊の青年ヒロシ(加瀬亮)、癌で余命いくばくもない少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)。 三人が織りなす秋から冬、そして春への物語です。

※写真は映画情報サイトよりの転載です。
死にとりつかれた三人(うち一人は既に死の世界を生きて??います)を描きながら、この物語はどこまでも清々しい空気感を漂わせ、ラブリーでキュートで、時にはポップな感じさえしていました。
空気が澄んでいて透明感を感じさせるのはヴァン・サント監督らしさでしょうか。
不安定で時に無軌道な若者を描きながらも決して「説く」「導く」的なある種の傲慢さを微塵も感じさせないのもこの監督のカラーといえるかもしれません。
臨死体験をしたイーノックの言葉を借りれば「死は完全なる無」であるらしい。
死後の世界に甘美な精神世界が展開すると期待するのは生きている人間のご都合主義でしかないとでも言わんばかりで、イーノックは自らの生を享受できないでいます。
方や、抗いようのない死を目前に提示されながらそこに向かっていくしかない(いくしかなかった)ミアとヒロシ。
彼らとの関わりでイーノックは少しずつ変わっていけるのですが、最後にドラマチックな奇跡が起こなかったこと(召される者は召されゆく)は、この作品の良さであると同時にやっぱりちょっと切ない感じがしました。
大切な人を想って生きていたい。
大切な人には想いを伝えてから逝きたい。
ミアとヒロシがそう思わせてくれました。
小品ながら主演のヘンリー・ホッパーとミア・ワシコウスカのラブリーさが際立つ一作でした。
ベリーショートのミア、ホワイト豹柄のショートコートに白のミニスカと真っ赤な手袋、最高にキュートでした。

今年も残り4日。

もう一回、年が代わる前に思いを綴りたいと思っています。
今冬も訪れて楽しみました、酒心館の利き酒セット。来春もまた訪れたいです。
一度入力したモノが消えてしまっていた時のあの脱力感。。。。
わかります。しかも二度も!
そしてCPウイルス!
私は幸いにも未経験なのですが、日ごとに巧妙(悪い方へ)になっていく
ウイルスは、ホント迷惑ですね。お見舞い申し上げます。
この映画ミア・ワシコウスカ、おっしゃる通り本当にキュート♪
最初に登場するシーン、あの微笑からノックアウトされました、私。
そうそう、モーニングにトップハット姿の加瀬亮くんも可愛らしかったです。
ガス・ヴァン・サント監督が創り出す澄んだ空気感も良いんですが、
それ以上に、登場する俳優さん達の存在が大きな魅力になっている
作品やなぁという印象が強かったです。
いよいよ今年も残すところ明日のみですね。
データが飛んじゃったりウイルスメールに翻弄されたりと、いやはや、すんなりと年を越させてもらえませんでした。
しかしウイルス騒動は(私サイドは)終息できたようです。件のメールを削除し、ウイルス検知ソフトでPC内を探知して異物が無いことを確認できました。皆さんには年末の忙しい時にお騒がせをしてしまって本当に申しわけない事でした。
しかし、、、PCウイルスって本当に怖いなぁって体感した次第です。
さてさて、ミア・ワシコウスカは少し前の鑑賞作『キッズ・オールライト』でも観ていたはずなのですが、なんといっても本作の存在感は群を抜いていた感があります。
すごい魅力的でした。(*^_^*)
仰る通り、監督のカラーが前面に出たというよりはメイン3俳優さんの魅力がバーンと前面に出ていた作品だと思います。
ヴァン・サント監督、それも一つの“幸せ〜”だったのでしょうか。
次回作は何なのか、、、やはりこの監督さんの御名は気になるところです。(*^_^*)
記事の再々作成、お疲れ様でした(×_×)
書き直すと、情熱・意欲みたいなモノが明らかに
低下するので、困りますよねぇ。
本作は全く知らなかったですが、キャスティングも面白そうですね。
加瀬氏は英語を話していたんでしょうか?
『エレファント』とか『ジェリー』とか、ガスヴァン監督の旧作が色々と観たくなって来てます(=^_^=)
『サイコ』はどうでもいい(=^_^=)
>書き直すと、情熱・意欲みたいなモノが明らかに低下
そうなのですよ!
TiM3さん、ご経験者でいらっしゃる?
今回は書き直すたびに文章量も減って“やっつけ仕事”的にさえなってしまいました。トホホ。
加瀬さん、英語でしたよ。
存在感もありました。
『エレファント』、衝撃でしたね。
私は『ラストデイズ』も好きです。
デヴュー作?の『マラノーチェ』を観てみたい今です。
この作品は、去年の最終鑑賞作品でした。
いちおう、計画的にラストにと思っていたんですよ。この手の何というか《曖昧さ》にてかつ《意識的》なものが好物でして。
若い3人(加瀬くんも若い?)の描き方に好感が持てます。こういう作品は、できれば、主人公たちと同じ年頃に観たかったですね。受け止め方がずいぶんと違ったでしょうね。
惜しい!
いや、いま見ても良かったですよ。
私も本作が昨年の最終鑑賞作品でした。私は計画的ではなかったですが、たまたま。^^;
>《曖昧さ》にて
そうですね。ヴァン・サント監督は明快なメッセージというよりは、ただただ視線を近付けたと言いますか、監督自身の答を前面に打ち出さないところはありますよね。
>受け止め方がずいぶんと違った
そうかもしれませんね。
でも“のりしろ”??みたいなものが出来た分、今だからこその観方が出来たのかもしれません。(*^_^*)
実はこの作品にコメントさせて頂こうと伺ったのは11月2日だったのですが、その時はまだ前回のコメントにレス頂いていなかったので、たぶんお忙しいのだろうと思い、その後何度伺っても、そして8日も同じ状態でしたので、もしやお風邪でも?と…
それが、な、なんと! きっとかなりおかしくなってしまった私のPCのせいでしょう(ToT)
自分の所だけでなく、余所様のブログに伺った時も“更新”ボタンを押さないといけなくなってしまった様なのです(ToT)
たった今初めて、新記事も更新されていて、しかも私へのレスも早々に頂いてる事を発見できました(^^ゞ
でやっと本題で、長々と申し訳ありませんm(_ _)m
この作品、本当に可愛らしいストーリーで、大好きになりました。
切なくて爽やかで過去の同監督の作品の中でもまたひと味違っていると思われました。
また、加瀬さんが誇らしく思えました。
ミアのヘアスタイルもファッションも可愛らしかったので、作品自体の印象もずいぶん良くなった気がします。
ところで、この作品の記事やその頃のぺろんぱさんの記述を拝読して、偶然とは言え今の私のPC事情とリンクしているかの様な状況が何とも不思議ですね(^^ゞ
あぶくさん、こんばんは。
PCはとてつもなく便利で賢い利器ですが、とてつもなく未知で手に負えないモノでもありますよね。
しかも突然に「レレレ??」状態に陥ってしまいますしね。
その後PC事情は如何ですか。少しは快方に向かっているといいですね・・・。
私の場合、どうやらこのレヴューアップの頃はウイルスにも感染してしまっていたようですね。思い出しました…あの時はもう本当にパニックになりました。(>_<)
本作、キュートでポップな感じで。(*^_^*)
本作は同監督作品の中にあっても「女の子」が魅力的に描かれていた作品のように感じられました。
細部を忘れてしまっているので、もう一回見返してみたくなりましたよ。加瀬さんの存在に再度注目もして。(*^_^*)