先日、兵庫県立美術館に『カミーユ・ピサロと印象派』展に行ってきました。
友人4人が集っての拙宅ワイン宴で、Nちゃんから戴いたチケットです。久々の県美です、ありがとう、Nちゃん。

自然風景の温もり、朗らかな生活の営み、そこで暮らす人々の穏やかな笑みが伝わってくるような、そんな作品が多かったです。
何より、絵筆を握っているピサロ自身の、前方に広がる風景を見つめている幸福感が漂っている感じがしました。それは何年もの時を経て、彼の作品を観ている今の私をも幸福感で満たしてくれました。
「エヌリー街道の眺め」
「ポントワーズのレザールの丘」
「エラニーの農園」
「林檎の木」
「昼寝、エラニー」
「朝、春、陽光、エラニー」
「チュイルリー後援の午後、太陽」 etc.・・・
いずれも、私自身が穏やかな想いで満たされた作品でした。
そうそう、大好きなコローの作品も一作品展示されていて嬉しかったです。
私、映画もそうですが美術展も独りで行くことが殆どで今回もそうでした。
自分のペースで自由に観て回れて、展示場を出る前にもう一度気に入った作品を観に戻ったりもできます。
しかし誰かと一緒に観て回ることも違う意味で深みのある時間というか、唯一無二の想い出をもたらせてくれるものだと思います。年を重ねるとそういう時間も大切だとしみじみ感じます。「時間」というのは、ただの物理的経過ではないのだと感じるようになりました。
ここ県美は、良い気候の時は美術展を観終わった後で前庭に出て海面を眺め、風を受けるのも楽しみに一つです。そこにビールかシャンパンがあれば最高なのですが、たいていは叶いません。

さてさて、先日のワイン宴。恒例の“皆で持寄り”の酒宴です。
ビールのあと、先ずはロゼのスパークリングで乾杯。発泡も優しく、ボトルラベルのエンゼルが微笑んでいるような、キュートでスウィートな味わいでした。
怒涛の数時間。ワイン6本と、(ワイン宴なのに何故か)芋焼酎ボトル1本が空きました。とても楽しかったです、ありがとう。

ピサロってどんな絵やったっけ? と思い、ネットで調べてみました。(ピサロとデスピサロの区別すらついてなかった ←つけろよ!)
一時期、点描にも取り組んではったんですね。
コロー、ミレー、マネ、モネの区別がつかないと、美術史を語る資格はありませんなぁ ←語るんかい!
お返しが遅くなって本当にスミマセン!!
デスピサロ、戴いたコメで初めて知りました(ネットで調べて)。いやぁ〜、人生勉強ですね。デスピサロ、インプットいたしました!
>区別がつかないと、美術史を語る資格はありませんなぁ
そんなことないです!どんどん語って下さい!
私も、コローは好きですがあとは熟知などしていません。「美術史」なんて「?」です。
是非TiM3さん節で“観たまま”“思ったまま”を語ってくださいませ。
いやぁ〜、デスピサロ、知らなんだぁ〜。(^^)