前回のページで書かせて頂いた『ふがいない僕は空を見た』(窪美澄著 新潮文庫)ですが、一度読了した後、勢い付いて第4編と第5編をもう一回読み返しました。 手元に於いて、また幾月か経ったら読み返したいと思います。
私としては初めて読んだ同作家の第二作目『晴天の迷いクジラ』もよかったのですが、本作はなお一層心に沁み込むものがあったと言えます。
いっとき、過激な性描写が続いて電車内で読むのが憚られる思いもしたし、青少年が抱える「ひどくやっかいなもの」を、元・青少年である私が真正面に向きあうのがちょっとしんどかったりもしたけれど、それでも、後半からは一気に読み上げ、そのまま書棚にしまってしまうのを惜しむかのように更に戻って頁を繰ることになりました。
重苦しい現実に満ちていました。それは青少年だけでなく、年を経た男女の世界にも。
現実を現実として決して抽象的で曖昧な表現で“逃げる”ことなく描き、安易な解決や安寧への道筋などは殆ど示されないながら、そこには微かに寄り添うような温かみが感じられました。
某登場人物が語った「悪い出来事も手放せないのならずっと抱えていればいいんですそうすれば、、、オセロの駒がひっくり返るように反転する時がきますよ」という言葉。
物語の中では「反転する時」は誰の身の上にも訪れるに至ってはいません。しかし、その時の到来を信じる信じないは別として、彼らが「その時」に向かって明日という一日を歩いていくのだろうなと、悲劇のままで終わるのではないのだと、まだこれから先に彼らの人生は続くのだと、そう思わせてくれます。
そしてこの言葉は、私たちにも「明日」を感じさせてくれる言葉であることには違いありません。
窪さんの次なる小説

さて、少し前に、時々お伺いさせて頂いているブロガーさん(uechicchiさん)の記事で気にとまったフジパンの<ちくわパン>。
食べたくて食べたくて気になって気になって。会社や自宅の近隣のコンビニやスーパーなどを探したけれど見つからず、友人のAさんBさんCさんに「見つけたら教えて」って言っていました。
なんとその後友人Cさんが「ゲットした!」と。私の分も買ってきてくれて手渡してくれました、ありがとう!!

チェダーチーズ入りクリームチーズが詰まったちくわが丸ごと一本ロールパンに入っていて、表面にマヨネーズが程よくかかって焼かれています。
このクリームチーズが結構濃厚ですが、ちくわの薄い塩味の和テイストと中々にマッチしています。
結構ボリューミーで食べ応えがありますが、一個190Calというのは他の調理パンや菓子パンに比べて比較的ローカロリーと言えるのではないでしょうか。
他に“わさび味”のクリームチーズの入ったバージョンもあるらしいのですが、そっちは見当たらなかったとか。わさび味のも是非食してみたいのですが、そっちはもう製造されていないのかしらん??? とにかく、ちくわパン、ファンになりました、暫くハマりそうです。

そろそろ、熱燗の恋し〜〜〜い季節になって来ましたね。
わさび味も今度探してみます(笑
幻の?ちくわパンに出会えて良かったです。その瞬間は涙モノでした。
なんだか最近はネット上で密かなブームみたいですよ・・。
わさび味、探してみてください、私も飽くなき挑戦を続けます!(^_^)
実は良く覗く小さなスーパーに先日あったんですよ〜。
「なにコレ??パンにちくわなんてあわないだろー」と
スルーしたんですよ〜。勿体無かったですね(^^ゞ
今度みかけたら、即ゲットします♪
「ふがいない・・・」も、残業続きで観れそうにないです(涙)
中旬以降、やっている所があれば観れるんですが、ちょっと絶望的かな〜。残念です。
Kiraさん、こんばんは。
ちくわパン、なんていうかね〜、初めて食べるのになんか懐かしいような・・・この“いかにも”な即物的な??パッケージのデザインもB級、C級グルメチックで楽しいのですよ。
今度是非一度食してみて下さい。私の周辺のお店には置いていないんですよね。(T_T)
『ふがいない・・・』は私も小説だけで映画は多分行けないままだと思います。窪田正孝クンをスクリーンで観たかった気もしますが。
残業続きとか・・・大変ですね。しかしこのご時世、忙しいのは良きこととも?思えます。
いやしかし、やっぱり早く帰れたほうがいいですよね!身体に気を付けてお仕事乗りきって下さいね。(*^_^*)