
G.W最後の今日は生憎の雨でした。それもかなり強く降って、出て行くのもためらわれたほどでした。
けれどこの連休中にもう1本観ておきたい映画があり、傘を掴んでシネ・リーヴル神戸へ。ジム・ジャームッシュ監督の『ブロークン・フラワーズ』。
主演のビル・マーレイ、最近は飄々ととぼけたオヤジ風の役が多いですが、結構好きな役者さんです。
まだ独身ながら遊びの限りを尽くした老いたドンファンであるドン・ジョンソン(ビル・マーレイ)のもとに突然舞い込んだ差出人不明のピンク色の手紙。そこには「19歳になる貴方の息子がいます」と記されてた…。彼は「いるかもしれない」息子を「生んでくれたかもしれない」元の恋人たちを順々に尋ねて行く旅に出るのですが・・・。
自分の(謂わば)家族探しの旅が、私には過去に失ってしまった自分探しの旅のように映りました。
そして、探すほどに見つかっていくの“喪失感”のみ。
そんな彼は最後、「自分の息子か?」と思われる青年にこう言います。
過去は終わったこと、
未来はどうにでもなる、
だから大切なのは現在(いま)だ、と。
これはやはり彼自身に、そして若かった彼自身に言っているように聞こえました。大切にしなかった‘ツケ’が今のドンに来ている・・・。
描かれ方が「おかしみ」いっぱいなのですが、でもとても切ない。孤独感がずっしりと残るのです。
そう感じるのは、私自身が十分に「自分の来し方」を振り返る年齢に達したせいだと思います。
そういう意味で、これは「そう若くない人達」が御覧になった方がしみじみと意を感受できそうな気がします。
このジム・ジャームッシュ監督、アキ・カウリスマキとも親交が深く、アキの映画の中にチョイ役として登場していたりします。すごいインパクトのある顔なので、すぐ分かります。

それから元恋人の一人にティルダ・スウィントンが出ています。エキセントリックな女性の役で。長らくお目にかからなかった女優さんなのに、今年に入ってもう二度もスクリーンでお目にかかってしまいました。

ピンクカラーがこの映画のKeyで、食事のシーンにマグナムボトル(1500ml)のロゼワインが出てきます。お水のようにコプコプと喉に流し込まれていくロゼワイン、美味しそうでした。
少し冷やしたピンクルビー色のロゼをグラスに注いで・・・あぁ、飲みたい。
無粋な話ですが、明日年に一度の健康診断を控えた私は飲みたい気持ちをぐっと堪えて(ぐぐっと堪えて)、今夜はキリリと冷えた?ミネラルウォーターで食事をしました。
楽しみは明日以降に取っておくことにします。
わか〜〜〜い頃はロゼがすきだったけど、いつの間にか赤しか飲まなくなってたなあ・・・
なんだか、ロゼが飲みたくなってきた^m^
おいしいロゼ教えて!!
そうそう、たまの休肝日は大切にしなくっちゃね(^_-)-☆
あ〜〜〜、おっさんくさい、私・・・(ーー;)
少し前、阪神の頒布会を兼ねた試飲会に行った時に確か美味しいのを飲みました。資料を置いているはずなので銘柄が分かればご連絡します!