確か“一つの事にずっと取り組み続けている人を追う”というようなコーナーで取り上げられていたと思います。
出勤前の身支度で慌しい時間だったのでゆっくりとは見ていなかったのですが、齢90を超えて尚メガフォンを取り続けている市川監督が07年の公開に向けて今、『犬神家の一族』をリメイクしているというのです。
犬神家…は同監督が石坂浩二・金田一探偵で1976年に撮り、大ヒットしたあの映画です。
会社近隣のJ書店に寄って調べてみたら、過去に『ビルマの竪琴』もリメイクされている由。(1985年版のは劇場に観に行った記憶があります)
けれど今回のように主演も同じ(そうなのです、石坂さんが金田一役で。)でストーリーもほぼ同じというのは映画史上でも非常に稀だそうです。
金田一耕助役以外を挙げてみますと・・・
■松子役 高峰三枝子→富士純子
■佐清役 あおい輝彦→尾上菊之助
■珠代役 島田陽子(現・楊子)→松嶋菜々子 等々、です。
富士純子さんと尾上さんは役柄のみならず実生活でも親子ですよね。
NHK番組上で監督は言っておられました。
「映画は光と陰が創り上げる芸術だ」と。
光に強いこだわりを見せる監督ゆえ、納得のいく光(天然光や照明)を創り出せるまで2〜3時間待ちということもあるそうです。
大御所の女優さんにとってはどうなんだろうと思いきや、富士さんは「この監督に撮って貰ってるというだけで光栄」という意味のことを仰っていました。それだけの事を言わせる監督さんってすごいですね。
私は、90歳で今なお映画を撮り続けているということより、一度公開して、しかも話題作となったものをもう一度「今」の視点で撮り直そうとするその気概がすごいなぁと感嘆しました。すごく、エネルギーが要るし大きなプレッシャーがかかると思います。創り直す以上、前作を超えなければいけないのですから。
このての怪奇モノ、実は苦手な方ですが、何だかちょっと公開が楽しみです。
今週末の一本、ずっと『ダヴィンチ・コード』と決めていたのですが、昨今の過剰なまでの宣伝・・・街のいたる所で見かけるポスター、新聞の全段見開き広告、書店に並ぶ「ダヴィンチ・コードの謎を解く!」みたいな本の数々…ちょっと食傷気味です。劇場でも昨年から既に予告篇が流されていましたし…。
それで、週末は別のを観る事にしました。
(前売りが残っていたので買ってきました。)
アフリカを舞台にしたイギリスの映画です。期待。
イギリスと言えば(かなり強引な持って行き方ですけど^^;)英国・キングスバリー社のドライジン「ヴィクトリアン・ヴァット」(47度)をご存知ですか。
これは以前訪ねた刀屋さん(5月5日のブログで紹介)というお店のマスター氏が教えて下さったジンです。(写真は刀屋さんのカウンターで)

ガツンとハードボイルドな味わいのジンです。
洋酒書の説明によれば「ジェニバーを通常の2倍使っていて、シトラスフレーバーが主流の現在のジンに比べ強烈でスパイシーな香りがビター&ドライな個性を際立たせている」そうです。
マスター氏によれば、キンキンに冷やしてストレートでいくかトニックで割ってビターな味わいのジントニックにするかがいいそうです。
ボトルは繊細な感じで綺麗ですが、味わいは骨太ですよ。
お酒にも「あくなき追求」でいきましょう。
私、市川崑監督が大好きです。
『犬神家の一族』面白いリメイクで、めっちゃ見たくなります。
それにしても、ホンマ凄い映画みまくってますねー。尊敬!
最近、私のお酒は、もっぱらグラッパたちをちょっと冷やし気味でガブガブいってます。
美味しいです。
冷凍室で凍らせて、ストレートっていうのはどうでしょう・・・?
私は休み前日の家でしか飲めませんが・・・(^_^;)
是非、休み前日の自宅でグイグイいってください。
やるにしても撮っていない原作を選んでほしかった。
さっき貴ブログにお邪魔したら「金田一」に対する貴の深い考察に驚いてしまいました。
確かに…石坂さんのアップを最近見ていなかっただけに「年齢」のことをすっかり忘れていました。所作も含めてスクリーンではどう復活するのでしょうね。