「八天改メ 七代目 月亭文都 襲名披露公演」に行って来ました。新神戸オリエンタル劇場です。
七代目月亭文都さんは、襲名前の月亭八天さんの頃から、かれこれ22〜23年ほどになるでしょうか、陰ながら応援させて頂いていた落語家さんです。
今年3月19日のなんばグランド花月での襲名披露公演には諸事情でお伺い叶わず、ずっと気になっていたのですが、やっと今回、神戸での襲名披露公演で直接舞台上の文都さんに「おめでとうございます!」と言わせて頂く事ができました。

この何年かはその諸事情で年に一度の独演会(於:ワッハ上方ホール)に行かせて頂くのみになっていたのですが、思い起こせば22〜23年前に八天さんの落語に出会って以来ずっと、八天さんが開催される二ヶ月に一度の落語会には足を運ばせて頂いていたことが思いだされます。あー懐かしや。
それを機に他の落語家さん方の高座にも時折出向かせて頂き、上方落語の面白さを教えてもらった恩師でもある(八天さん)文都さんです、ありがとうございます。
この日は月亭方正さん、月亭八光さん、桂文珍さんの落語のあとで中入、中入り後は「口上」です。
それぞれに文都さんへの想いが込められた御口上をうかがえて、舞台後方の大幕に染めぬかれた大きな「BUNTO」の文字に感慨もひとしおでした。
私ごときが言うことではないですが文都さんは本当に芸道への精進が並々ではないお方で、天性のセンスもお持ちとは思いますが、まさに“努力の人”という気がします。勿論、常に新しい御自身の姿を開拓しそれをどんどん世に出してゆかれるプロデュース力も。「コツコツ」と「大胆不敵に」の、両方の魅力のある噺家さんだと思っています。
本公演の文都さんの演目は、大ネタ「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」でした。
これは時事ネタ満載の、噺家さんのオリジナリティーが光る大話で、以前にも一度文都さんの(当時は八天さんの)「地獄八景亡者戯」を聴きましたが、今回は今風の、つまりは“平成25年秋ふうの”「地獄八景…」でとても楽しませて頂きました。
最後まで通しで演じれば1時間強?の大ネタ。時間の関係で本公演では途中の段落でのサゲとなりました。あー、もっと聴いていたかったなぁー。
文都さん、これからも益々の御活躍を念じております。
本当に本当に、おめでとうございます。




さてさて、このところ日本酒(地酒)ヴューが続いていますが、本日もこれでもかと地酒ヴューで。
こちらは独りサク呑みシリーズではありません、二人サク呑みでした(Kさん、ありがとうございました)。久々に訪れた地酒・刀屋さんでの乾杯の画です。
この刀屋さんのご店主も、愛する酒道に“コツコツと(しかしひたすら)まっしぐら”の御方です。
