そろそろ入梅でしょうか。
今週末に観に行く映画はもう決めていますが、その後も観たいものは目白押しです。
邦画四本、洋画二本、・・・・・ここ2,3年は邦画の存在感が私の中でどんどん増していっています。
昔々の中学生の頃なんて、映画雑誌の『スクリーン』や『ロードショー』などを見て外国の映画や俳優さん達に胸をときめかせていましたが・・・・。因みに私が初めて買った俳優さんの写真集はジェ−ムズ・ディーン写真集でした。雑誌『スクリーン』で初めて見て、
一目で恋に落ちた?ものの、直後に既に故人である事を知り、非常にショックを受けたものでした。
初めて観た映画と言えば、それはもう、やはり母に連れられて観に行った東映の漫画もの(妖怪ものだったかも・・・)だったでしょうか。
それ以後幾つかの映画も観ましたが、初めて「あぁ、映画っていいものなんだなぁ・・・」と思えるキッカケとなった記念すべき作品は、大学生の時に学祭で上映していた『天国から来たチャンピオン』(ウォーレン・ビーティ監督、主演)
あのハートウォーミングなストーリー・・・以来、もう何度この作品を観たことでしょう。
学際で観てファンになり、ビデオソフトを購入し、ビデオテープは磨耗するためダビングもして繰り返し観ました。

アメフトのメインイヴェントである“スーパー・ボウル”の出場に夢をかける未だ無名のクオーターバック・ジョー・ペンドルトンが、天国の案内人のミスで実はまだ50年も寿命が有るというのに間違って天に召されてしまった。
彼は地上に戻ってスーパーボウルに出場すべく、妻とその愛人によって殺害された大富豪の身体を借りるのですが・・・・・。
この映画の最大の魅力は何といってもあのラストシーンでしょう。
ジョー(ウォーレン・ビーティー)の目をじっと見つめながらベティー・ローガン(ジュリー・クリスティー)が言う「コーヒー、いただくわ。」の台詞。
あの台詞を聞きたいが為に、私は冒頭の“レバーシェイク”のシーンから見ているようなものです。
(レバーシェイク!ですよっ!!・・・レバーはシェイクにしたらあかんでしょ・・・。^_^;)
「出逢う人全てを信じ、与う限りの誠意を尽くす(映画コピーより)」・・・・・・そう、ジョーは目の前にある物事に対して、どこまでも真摯で真っ直ぐで、そして一生懸命なのです。そのジョーの温かさと優しさは、「もしかしたら、人生は思わぬ奇跡が待ってくれているのかも知れない」「もしかしたら・・・」という、慎ましやかな希望と、その希望を持つためのほんの少しの勇気を観る者に与えてくれます。
ジュリー・クリスティーが、ストイックな環境保護運動に生きてきて、やがて真実の愛に心を解きほぐしていく女性・ベティーをとても素敵に演じています。(『ドクトル・ジバゴ』
実生活でプレイボーイとして名高かったウォーレン・ビーティーと恋人関係にあった彼女ですが、それはやがて破局を迎えるのですね。映画では夢のような世界を描いてくれていても、実生活ではそうもいかないのが哀しい現実ですね。
斯くつれづれ思う週中、海外旅行好きの友人から「ポルトガルに行って来たよ〜」と、ポルトガルの歌謡曲・ファドのCDとポートワインのミニチュアボトルをお土産にもらいました。(*^_^*)
グラハムの「ファインルビー」(19°)と同じくグラハムの「“SIX GRAPES” RESERVE」(20°)です。

調べてみると、ポートワインは発酵の途中でアルコール度数77°のブランデーを加えて発酵を止めるのが特徴で、
これにより独特の甘みとコクが生まれ、ワインの保存性も高まるそうです。だからポートは開栓しても余り劣化しないんですね。
早速に戴いてみましたが、深く濃い色がとても魅惑的で、甘く艶やかな香りが口中に広がりとても美味しいです。
特に「“SIX GRAPES” RESERVE」の方ですが、この“6個の葡萄”というのはオーク樽で長年熟成された最高の品質に付与する商号のようなものらしく、「“官能的な味わい”を体験できる」という宣伝コピーにも大きく頷けました。
二種を飲み比べてみると、“SIX GRAPES” RESERVEの方がブランデーの存在、介在をより強く感じました。
しかしどちらもとても美味しく、ポートワインもいいなぁってつい目尻を下げてしまいます。
友人がもたらしてくれた至福の時に感謝!です。

なんとなつかしい!!!私も大好きですわ!!
この作品自体がリメイクだったので、元々のチャンピオンがボクサーバージョンもみましたが、こっちの方が断然良かった!!!
久しぶりに見たくなったわ♪
天チャンとの出会いについては実はNAMINAMIさんに通じることもありまする。ありがとう。(^.^)