15日(土)、109シネマズHAT神戸で『アイ・アム・レジェンド』(フランシス・ローレンス監督)を鑑賞。
メジャー作品の時は先ずこの映画館でかかるかどうかをチェック、上映されることを確認して前売券を買いましたが、こんな怖い映画だと知ってたら買うんじゃなかったのに・・・。
未知の生物が出現するってことくらいは分かってたんですが、それがどんなものなのかは鑑賞の楽しみということもあって全く情報を得ておらず・・・。
いえ、正確に言えば実は鑑賞前日の夕刻、会社で取ってる日経新聞の夕刊の<映画情報>でそれがどんな生物なのかを“図らずも”知ってしまったんですよねぇ・・・。夕刊を手にしたまま「えぇーっ、それって『28日後・・・』と一緒じゃん!」と絶句状態、映画『28日後・・・』(キリアン・マーフィー主演)の衝撃と観た後しばらくの間夜が怖くて寝れなかった事を思い出し、恐々として映画に臨んだのでしたが・・・それでもやっぱり怖さで全身に力が入って椅子の上で固まってしまってました。
私、SFは好きなのですけれど、駄目なんですよねぇ・・・ゾンビ系。

story
人類が絶滅した近未来を舞台に、たった1人生き残った男の奔走を描くSFドラマ。『コンスタンティン』のフランシス・ローレンス監督が、ウィル・スミスを主演に、自分以外の生存者を探す科学者が人類再生の道を模索する姿を描く。
2012年。人類が死滅してしまった地球でたった1人、有能な科学者のロバート・ネビル(ウィル・スミス)だけが生き残る。彼は究極の孤独と闘いながら愛犬サムとともに3年間もの間、ほかの生存者の存在を信じて無線で交信を続け、人類再生の道を探ってきたが、彼に謎の敵が迫っていた。(シネマトゥデイより)
ゾンビ系生物(ゾンビじゃないんですけどね^^;)の<ダーク・シーカーズ>については後述するとして、この映画は「ウィル・スミスの映画」と言えますね。いつもの軽妙さはないシリアスな役柄ながら、全編ウィル・スミスの人間味溢れる魅力が炸裂で、ウィル・スミスファンには堪らないでしょうね。
荒涼とした、人が一人しかいない(元のままの人間ってことですけど)ニューヨークで孤独と恐怖に耐えて唯一の家族・仲間である愛犬サムと生きるロバート。彼が謎の生物に“間近で”遭遇するシーンの恐怖とスリルは、劇中初でありながら恐らくは最高潮に達するものだったと言えるでしょう。そしてその後の愛犬サムとの別れのシーンでは唯一の存在であった“愛するもの”を失う深い悲しみと絶望感に涙を禁じえません。
それだけに、後半から終盤部にいささか畳みかける様な展開を感じたのは残念でした。
タイトルになっている「レジェンド」の意味を説く重要な要素でありながら、そこへ行きつく展開が性急に過ぎる感があって、それまで張り詰めていた気がすっと抜ける感じでした。まぁ、固まってた全身をほぐす意味では筋肉弛緩剤になってよかったのですが・・・。

※ウィルは今作の為に9s減量して肉体改造したそうです。
ダーク・シーカーズについても(その不気味さと怖さは勿論なのですが)CGで動きや表情を作っている(と、思う)せいか、冷静になって思い出してみると『28日後・・・』のそれと比して若干ですが恐怖性に劣るところがあるように思えます(若干、ですよ。やっぱり凄く怖いですよ。)。その点を良いように捉えれば、やはりそれがゾンビではなく新種の生き物なのだと感じさせることに繋がるのでしょうか・・・。
あれだけの凶暴性を持ち、後から後からどんどん出てくるところから想像するに多分かなりの数で生息しているはずの彼ら。
恐らくは何らかの“進化”も見せるはず。実際映画の中では若干の光になら順応できたり、ロバート捕獲の策略とか(マネキン移動とワイヤー吊りは彼らの仕業と私は思うので)、身体的適合力と知恵を身につけてきていたように感じます。その「本当に“未知なる”生命体」を一体どう解決したというのか・・・最後の字幕での語りだけでは全く納得できませんでした。
3度も映画化されてきた小説なので、原作を読んでみたらその辺りの消化不良感は拭えるのかもしれませんね。

私的には今作の山場は愛犬サムとの別れのシーンですね。
たった一つの、家族であり闘う仲間であり、元の状態で生きながらえた生命としての仲間でもあったサム。
「同じ生き物が存在しない」ということの究極の孤独と、「同じ生き物が存在する」ことの究極の喜び・・・本筋と違うところかもしれませんが、人の命や動物の命は本当に大切なものなのだとしみじみ感じましたね。触れ合える存在がる、感情を分かち合える存在があるっていうことは本当に素晴らしいことなのだ、と。
細かいところの疑問は幾つか(幾つも)ありますが、そういう思いを味わえたことで考えればこの映画は○かもしれません。
でもでも最後に今作の広報担当の方々?情報誌編集の方々?? へ一言。
SFやなんてえーかげんなこと言わんとちゃんとホラーや言うというてもらわんと困りますわぁ・・・。
暫くはまた怖くて寝られません。ハードなナイトキャップが必要ですわぁ・・・。

取り敢えず今日はこんなところで。スコッチ(定番でバランタイン/ファイネスト)のオン・ザ・ロック。
先週これを観ようかと思いながら....その日の映画スケジュールで難しかったので、止めました。良かった。
ちなみに原作のマシスンの「地球最後の男」、これは吸血鬼達が大挙して襲ってくるが、なんか吸血鬼が主人公に声をかけていたと思うんですが、人間型でコミュニケーションができたはずです。じゃあ今回の吸血鬼は?
怖そうですね。
詳しくはどんな映画だか忘れましたが、うちの家人がプッシュしてた気がします(^−^)
細かいところで消化不良はあるものの、絶対的恐怖感と愛犬との一連のシーンがずっと尾を引いているので、今後も印象に残る作品になるではあろう映画です。ただし、細かいところへの疑問を払拭し、怖さに耐えることができるならば・・・ですけれどね。(^_^)
原作では“吸血鬼”なのですね。
今作では・・・・・・もし今後ご覧になる時の為に細かい設定はシークレットにしておきますね。
『オメガマン』・・・、そうです。
正確に言えば、マシスンの原作を最初に映画化したのが『地球最後の男』(日本では未公開だったようですが)で、二度目に映画化されたのが『オメガマン』、そして三度目が今作『アイ・アム・レジェンド』です、調べたところによりますと。
プッシュされたというのは“お薦め”ということなのですよね?
もしも怖さに耐えて観る勇気が湧いてきたら
三作を観比べてみるのも面白そうですね。
そうでしたか。なんか、ヘストン卿が、廃墟を歩いてたシーンだけうっすら覚えてます。
今の子供が将来『戦場のピアニスト』を観た事をうっすらと思い出した時・・ような感覚かな?
何ちぅか・・『オメガ』と言う言葉からして、関西人としては「あぶねぇ〜」とか連想しちゃいます(すぐそっち系かい!)
>プッシュされたというのは“お薦め”ということなのですよね?
どうなんでしょうね。少なくともワタシとは少し好みが違う気がしますね。。
>もしも怖さに耐えて観る勇気が湧いてきたら
『遊星からの物体X』を初めて観た時の恐怖&衝撃に比べたら、きっとそこまでは及ばない気がしますぅ(・ω・)
『遊星からの物体X』!!
あれは本当に素晴らしいSF映画ですね。
私はあの作品の恐怖感は何度でも観返したい世界なのです。実際確か3度くらいは観ていると思います。(私の中ではどこにボーーダーラインが引かれているのでしょうね・・・?)
答えが出ないままの緊迫の中でのエンドも、違うステージでの恐怖感がたっぷりでしたね。あぁ、また観たくなって来ましたがこれはソフトで持っていないのです・・・TSU○○に走らないといけません^^;。
『戦場のピアニスト』・・・そうですね、確かシュピルマン(エイドリアン・ブロディ)が廃墟を彷徨ってるシーンがありましたね。
私はあの映画、非情に衝撃を受けました。ユダヤのホロコーストを扱った作品と言って一番に思い描くのはあの作品でしょうか・・・。
今頃ぺろんぱさんは、素敵なバーでほろ酔い気分〜
...なんて勝手に妄想しておりますが、
イヴの夜は如何お過ごしでしょう♪
さてさて、鑑賞後は思い出さずに眠れていますか?
私も一番の山場は、ネビルの腕の中で...のサムのシーンです。
終盤にかけての展開とラストは残念でしたね。
でも、ウィル(と愛犬サム)の演技を堪能出来たし、
廃墟と化したNYはヴィジュアル的に見応えがあり面白かったと思います。
はい、私はイヴの夜、ホテルの最上階のバーで輝く夜景を眺めながら、極上のカクテルを次々にいただいていました・・・というのは妄想で、24日は応援している落語家さんの落語会に行って、帰りにデパ地下でお酒とお惣菜を買って帰り<お一人様落語&お一人様乾杯>のシブ〜いイヴでした。まあ現実はこんなもんです。
さて、AnyさんのイヴDay Timeはこの『アイ・アム・レジェンド』だったのかしらと思いつつ今から貴ブログにお邪魔しに参ります。
犬のサム!
私的には『パイレーツ・・・・』のお猿のジャックに続いて今年度アニマル部門アカデミー賞受賞決定!です。
ウィルとサムに泣いた作品でしたね。
ウィル・スミス好きで見ようと思いましたが
ホラー系は駄目何ですよ。
あぁ、どうしよう?!!?
確かにホラー色は強いですが、ウィル・スミスの魅力満載の映画ですので是非!
SFとホラーの一線って人により其々・・・私も今日SFと言う名の「クリーチャーものバトル」映画を観てまいりました。
この『アイ・アム・・・』は犬のサムとウィルの映画です、、、緩急はあってよかったですから頑張って?下さい(^_^)。
あのワンちゃんが主人公なら、きっと
『アイ・アム・サム』ってタイトルだったんでしょうね(=^_^=)
こちらにもお越し下さりありがとうございます!
おお〜!「アイ・アム・サム」、ショーン・ペンですね〜。
しかししかし、本作のサムを主にこその「一本」、観てみたいような気がします。
だってあのサム、やっぱり何にも替えがたい存在でしたからねぇ・・・。(*^_^*)