2007年12月29日

AVP2 エイリアンズVS.プレデター

 
 28日で今年の仕事も終わり、今日29日(土)は先ず映画へ。
年末年始の為に、観に行きたい映画の前売りチケットを2作品分(2枚)購入しました。どちらを年末に観に行こうかと迷いましたが、昨夜からヘヴィーな風邪・・・ちょっとくらい咳が出ても大丈夫かな?(大音響なので)のこの作品をチョイス。いえ、本当は年末に相応しく華々しい作品を観に行こうとこちらに決めたのでした。
メジャー館上映の作品なので迷わず109HATシネマズ神戸へ。『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』(監督・ストラウス兄弟)です。
               AVP2チケット.jpg チケット

 エイリアンシリーズは一体何処まで行くのでしょう・・・。しかし何処まで行こうとも、初作『エイリアン』からずっと追っかけしていた私としてはこのまま追いかけるしか道はありません。
 
前作『エイリアンVS.プレデター』がB級映画と評されたのに対し今作はA級作品に仲間入りした超迫力の映像、との前評判。
「新種降臨!」との、ある意味“挑む”ようなキャッチコピーと共にその期待度は大きく高まっていたのでありました。・・・あぁ、しかし!

story 
 2004年に公開され大ヒットを記録した『エイリアンVS.プレデター』の続編。前作を大きく上回るスケールで、エイリアンとプレデターの壮絶なバトルが描かれる。
コロラド州のガニソン。人口5000人余りのこの小さな町で、エイリアンとプレデターの本能を合わせ持つプレデリアンと、対する最強のニュー・プレデターが火花を散らす。壮絶な戦いは住民をも巻き込んで、町はあっという間に破壊され尽くしてしまうが……。
(シネマトゥデイより)

                AVP2.jpg

  結果から言いますと、前作がいかにB級と揶揄されても“エイリアンとプレデターの闘い”という想定外のバトルを描いたことで意外性の勝利はあったと思いますが、今作はその設定を踏まえた上で更に何を見せてくれたのかというと・・・残念ながら「恐怖とスリル」、二大クリーチャーによるバトルの壮絶さ、人間界に舞台を置いたことによるドラマ性、・・・どれに於いても呼吸が止まるほどの怖さと魅入られ感は無かったです。
偲びよる怖さが無い・・・と申しますか、あの二大クリーチャーたちがこの地球上にいることの不可思議感が勝ってしまった感じです。

笑い話的に言いますと「結構ややこしい」のですよね、分かりづらいのです^^;。
エイリアンとプレデター、新種として生まれたプレデリアン(前作でプレデターに寄生して誕生した)、そしてニュープレデター・・・。
どれがどう闘ってどれがどう助け合ってるのか・・・(結局は一連の仲間であるエイリアン達(新種も含めて)とプレデターの闘いなのですけれどね)。暗い中でのバトルなので余計分かりづらいです(^_^;)・・・。
折角の新クリーチャー<プレデリアン>の造形的な美・迫力が存分にスクリーンに描かれなかった事は残念です。もっともっとプレデリアンの大アップがスクリーンを飾ってもよかったと思いますね。
プレデターとエイリアンはクリーチャーとしての造形美にその魅力があると言ってもいいのですから。
                プレデリアン.jpg プレデリアン

エイリアンもプレデターも、映画のはじめに蠢いていたのは地下でしたが、その地下を突き破って地上に姿を現した時から世界が変わってグッと迫力が増すかのように感じられたのですがそれも一瞬のことでした・・・地上に出る事で人間の世界と関わりあうことの意味が余り追及されずに終わってしまったようでした。
そういう意味では人間と異星人との乖離を感じましたね、ただバトルの場を人間界に持ってきて並み居る人間達を次々に殺戮していったに過ぎないというような・・・。

エイリアンと新種のプレデリアン、そしてニュープレデター(一体何がニューなの?)、それらがメインなのでしょうけれど、対する「闘う人間達」が余り魅力的でなく精彩を欠いたように感じてしまったことも残念ですね。生き残った人物達もそれなりに力を入れて描かれていたのかもしれませんが何故か強く惹かれるところがないまま終わってしまいました。

第一・・・!人間界を舞台に選んでおきながら、人間が人間を裏切り「核」で決着を付けるようなあんなラストで果たしていいのでしょうか。
ユタニさん、そこんとこどうなんでしょうかね?

※ユタニさんとは、ラストに突如登場した謎の女性です。次なる「AVP3」のキーパーソンとなる女性でしょうか。

                AVP2−3.jpg やっぱり現われたら怖い!

そうは言いましても、こうなったらもう一蓮托生(えっ!? 誰と?エイリアンと?プレデターと??)なので、今後もエイリアンは追っかけをしていく所存です。
しかしあのラストはどうもプレデターに焦点が当てられていたような気がします。
どこかで線を引かないといけないのでしょうか、前作の流れからすれば<エイリアン=悪><プレデター=善>的な図式に持っていかれているところがありませんか。そういう図式は止めて欲しいところですけれど。

どこに行くのでしょう・・・エイリアン。


 あと二日で今年も終わります。
大晦日には時間を作って「今年の劇場鑑賞作のBEST12」を選んでブログにアップしたいと思います。

 
 今日は映画の後、本来なら風邪で真っ直ぐ帰るべきところ?、年末のご挨拶をまだしていなかったお店に伺いまして先ずは泡盛<残波>の水割りから。これは水割りにすると仄かに日本酒の麹香が香ってくる不思議な泡盛で、このお店初めて知ったお酒です。
                ライオン.jpg 

他にお伺いしているどのお店に対しても言いたいことですが、今年一年、美味しいお酒とおつまみと楽しい時間をアリガトウございました。
本日は御影にある<ライオン堂>にて感謝の乾杯。

posted by ぺろんぱ at 21:02| Comment(6) | TrackBack(2) | 日記
この記事へのコメント
このシリーズ(対決モノ)は、全然観てなくて、どっちかと言うと「木曜洋画劇場」での放送を待ってる感じです(=^_^=)

・『エイリアン4』に出て来た“新種”は登場するのか?
・『プレデター』は形勢不利となると、腕に仕込んだ「装置」で道連れを選ぶんだろうか?

とか、(オリジナルシリーズに)基本的な設定の生かされ方のみを気にしているんですけどね〜。
Posted by TiM3 at 2007年12月30日 00:01
「ユタニさん」とは、エイリアンシリーズでエイリアンを軍事利用しようとあの手この手を使って暗躍した超巨大企業「ウェイランド・湯谷」の名前から来ています。前作AVPでは同じように「ウェイランドさん」をランス・ヘンリクセンさんが演じていましたね。そして本作AVP2のラストから想像するに、「ユタニさん」とはもう一人の創業者である「湯谷さん」であるとみて間違いないでしょう。
次回がありそうな終わり方で私は嬉しかったですが(笑)。この映画も私個人としては凄く楽しめました。
Posted by ウルハ at 2007年12月30日 21:57
美味しいお酒とおつまみ同様、
ぺろんぱさんの読み応えのあるブログ、
今年1年楽しみました!
来年もどうぞよろしくお願いします。
Posted by ぢもと at 2007年12月31日 00:08
TiM3さん、ようこそ。
基本的設定は結構生かされていると思います。
木曜洋画劇場に登場したら私もまた観ると思います。TiM3さんのレヴューを楽しみにしつつ・・・(^_^)。
Posted by ぺろんぱ at 2007年12月31日 15:59
ウルハさん、初めまして・・・ですよね?
ようこそいらっしゃって下さいました。

ウェイランド・湯谷・・・そうだったのですね、追っかけしている割りに浅薄な知識で恥ずかしい限りです。ご教授頂きありがとうございます。

確実に次回へ続きますね(^_^)。
次回作の前にまた復習して一気に気持ちを高めねば!

今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
Posted by ぺろんぱ at 2007年12月31日 16:06
ぢもとさん、ようこそ、です。
こちらこそぢもとさんのパワー溢れるブログに力をもらいました、本当にありがとうございました!
来年もどうぞ宜しくお願いいたしますね!
Posted by ぺろんぱ at 2007年12月31日 16:09
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/8914877
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック

AVP2 エイリアンズVS.プレデター
Excerpt: 公開日 2007/12/28監督:コリン・ストラウス/グレッグ・ストラウス出演:スティーヴン・パスカル/レイコ・エイルスワース/ジョン・オーティス 他【あらすじ】南極に存在したピラミッドでの死闘の末、..
Weblog: Good job M
Tracked: 2007-12-30 23:01

「AVP2 エイリアンズ VS. プレデター 」この映画に望むものは何で...
Excerpt: 「AVP2 エイリアンズ VS. プレデター 」★★★ スティーヴン・パスカル、レイコ・エイルスワース、ジョン・オーティス出演 コリン・ストラウス 、グレッグ・ストラウス 監督、2007年、アメリ..
Weblog: soramove
Tracked: 2008-01-06 20:39